自己紹介

名前:S.Iさん
順位:民事系57位
受験資格:法科大学院卒業

受講されていた講座

アガルートアカデミーを選んだ理由

第一に、周りの学生でもアガルートアガデミーを利用している人が多く、評判がよかったためです。多くの学生が利用していることへの信頼性は高いです。重要問題習得講座などでは論点が網羅的に扱われており、これをマスターすれば大丈夫だという安心感がありました。

また、逆にこれらに乗っていない論点などが本番の司法試験で出された場合には、多くの学生が現場で考えることになるので、マイナス方向での差が付かないと考えられたことも安心感に繋がりました。法律は勉強しようと思えばいくらでも深く細かいところまで突き進むことができてしまいます。そこは法学の楽しさにもつながる点ではありますが、残念ながら司法試験受験生の時間は有限であり、深入りすることは得策ではありません。その点、アガルートアカデミーの教材はあくまでも司法試験合格のために必要十分なレベルで作られており、素晴らしい教材だと思いました。

第二に、他の予備校の講座と比べると価格が安かったためです。講座ごとに販売されており、自分で必要な分だけを選んで購入できることも助かりました。

合格体験記

私は法科大学院の在学中受験で司法試験に合格することができました。基本的には法科大学院の授業の予習・復習を行うことによって法的知識や物の考え方を習得しました。そのうえで、アガルートアカデミーの論証集などをベースに一元化教材の作成をし、「重要問題習得講座」や司法試験の過去問を読むことによって問題に対する当てはめ方などを学びました。

法科大学院の定期試験でも司法試験でも、論証集のA、Bランクの論証を暗記していることはかなり大きかったと感じています。これらの論証は受験生の多くがマスターしているので、この点が書けないことは大きなマイナスとなってしまいます。論点主義の答案が批判されることもありますが、結局のところ、問題の各論点を落とすことなく満遍なく答案に示すことが安定して良い成績を取ることの秘訣だと思います。

私は時間的な余裕がなかったので、法科大学院での試験以外、片手に収まる程度しかフルベースでの起案をしませんでした。しかし、「重要問題習得講座」や司法試験の過去問は、「問題を読む→頭の中で答案構成をする→解説や採点実感などを読む」ことだけでも十分に効果があったと個人的には感じていますし、結果的に司法試験でもそれなりの成績をとることができました。重要なのは、方法に関わらず「しっかりと理解すること」だと思うので、起案をする時間がないために焦ってしまう方もいらっしゃるでしょうが、あまり深刻に考えないでいただきたいです。