自己紹介

名前:Y.Hさん
受験資格:法科大学院卒業

受講されていた講座

アガルートアカデミーを選んだ理由

私は、法科大学院に未修者コースとして入学したため、1年次の間に、2年次のタイミングで入学してくる既修者と同程度の学力を身につける必要がありました。もっとも、所属する法科大学院では、前期で上3法のみを履修し、後期になってから加えて下4法も履修するというかなり無理のあるカリキュラムであったため、1年次の段階で基本7科目の基礎を固めなければ、司法試験合格はおろか2年次の既修者に追いつくことさえできないと思い、予備校の利用を決めました。

アガルートアカデミーを選んだ理由は、他の予備校と比較して受講料が安価であったこと及びオンラインで完結するカリキュラムを提供しているという点です。

特に未修者の場合、法科大学院のカリキュラム如何にかかわらず、なるべく早期に基本7科目を一通り学習するのが効果的だと考えたため、学習したい箇所をピンポイントかつ任意のタイミングで受講できるというメリットが大きく、完全にオンラインで完結するカリキュラムを提供している予備校として、アガルートアカデミーを選びました。

合格体験記

私は、法科大学院を修了後、4回目の受験で司法試験に合格しました。一般論として、未修者、かつ、複数回受験者の合格率は、極めて低いものと言わざるを得ません。その中で、私が今年の合格を勝ち取ることができたのは、アガルートの教材に立ち返り、基礎を徹底したことに尽きると思います。

法科大学院在学中は、アガルートのテキストを中心に学習をしていましたが、1回目の司法試験の不合格後は、演習量の少なさを痛感し、市販の問題集や過去問集を中心として学習していました。今にして思えば、友人との情報交換の機会が減少し、自分の立ち位置の確認ができていないまま、手を広げた勉強に陥ってしまっていたことが複数回受験に至った要因だと思われます。

ターニングポイントとなったのは、3回目の受験にもかかわらず、総合順位1900位程度と1・2回目受験時よりも順位が悪かったことでした。それまでは、牛歩の歩みながらも合格に近づいている実感がありましたが、数字として合格から離れてしまったことで、根本的に勉強方法を見直すきっかけとなりました。

具体的には、演習の中で自分が書けていると思い込んでいた論証を見直し、必要であれば適宜、総合講義等のテキストに立ち返って理解を確認する作業を繰り返しました。この作業を通じて、自分の理解がおぼつかないまま手なりで論証を書いていたことを再確認でき、論証一つ一つの理解度ないし解像度が格段に上がり、応用の利く基礎力の定着に繋がったと思います。

確かに、アガルートのテキストは、重要なことがさらっと書かれていたりするため、あやふやな理解のまま先に進んでしまいがちですが、1回で終わらずに何回も繰り返して復習することで、その都度新しい発見があり、確かな基礎力の定着に繋がると思います。

テキストには、司法試験の合格に必要十分な要素が含まれおり、自学自習においても耐えられる分かりやすさも兼ね備えています。どの学習段階にいるかにかかわらず、勉強方法に迷っているならば、まずは、総合講義等のテキストの内容を本当に理解できているかをチェックすべきだといえます。

少なくとも、私にとって、司法試験の勉強は、アガルートで完結できたことになります。