自己紹介

名前:新見 隆介さん
年代:20代
属性:大学生4年

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

アガルートアカデミーを選んだ理由

アガルートアカデミーの「司法試験/重要問題習得講座/全7科目」と「司法試験/論証集の「使い方」/全7科目/論証集あり」を購入し、これを使用しました。
アガルートアカデミーを選んだ理由は、個人のペースに合わせることができることと、費用が安価であることによります。
私は、学部及びロースクールに通いながら司法試験予備試験の対策を行っていたので、特定の講座を決められた時間視聴することが不可能でした。また、個人的なポリシーとして、学部やロースクールの講義と予習を疎かにすることは絶対に行いたくなく、平日は予習と復習、講義をしっかりと行いました。
アガルートアカデミーの上記の講座は、アガルートアカデミーの総合講義等の講座とは独立しており、問題演習を行いたい人や試験直前に簡単に論証を確認したい人向けに作成・提供されていると思います。
また、重要問題習得講座の動画も、工藤先生の端的かつ平易な解説が付属しており、自分の不安な部分や確認したい部分を短時間で視聴することができます。
以上のように、個人の様々な需要にフィットする講座であると思い、アガルートアカデミーを選びました。

合格体験記

私は学部2年生の後半から法曹を目指すようになり、本格的に法律を学習するようになりました。それまで私は基本書や体系書、判例集を読む学習しかしてこなかったため、答案の書き方や論証の暗記といった作業を行う必要性が十分にありました。知識を習得していても、日本語に表現することなくして実務家登用試験の採点はなされないからです。  
予備試験や司法試験の過去問を解く前に、アガルートアカデミーの重要問題習得講座の問題を解き、答案例を読むことを行いました。
講座を複数回行うことは時間的にも集中力的にも行えませんでしたが、7科目の一定程度の答案の型のようなものを身につけることができたと思います。
また、この答案の型は、特定の科目ごとに異なるものではなく、すべての法律科目に共通するものであると気づかせてくれました。
これによって、判例の文言や理論構成を再現することは重要ですが、それ以外に、答案の書き方はどのようにすることでもよろしく、①特定の事実が特定の法規範に該当するのかを検討する際に、(a)そのまま該当する場合、(b)法解釈によって事実を該当させる場合を分けて検討し、②法規範に該当する効果を適示するというものは、すべての法律に共通します。  

判例集(判例百選)をどのように学習上位置付けるかは様々な意見があるかと思いますが、私個人の意見としては、素晴らしい教材であって必ず使用するべきであると思います。
もちろん法律によって重要度に大小があることはその通りであります。
重要問題習得講座に収録されている過去問やオリジナル問題のうち、学習上重要な論点は百選収録の判例でもあります。「判例の射程を意識せよ」等の指摘を度々されるかと思いますが、そもそもその判例を内在的に理解することができていない場合が多くあります。
私も、特に民法判例百選は何度も参照していますが、完全に理解し使いこなせる自信は全くありません。
したがって、問題演習をした後は、アナムネーシスできる判例を必ず毎回参照するというのは重要であると思います。

アガルートアカデミーの講座について

上記の事項と重なる部分もありますが、重要問題習得講座と論証集は非常に便利であったように思います。
重要問題習得講座はロースクール入試の過去問や司法試験等の過去問の抜粋から出題されており、また、体系的に問題が配置されているので、自分が復習・演習したい問題を解くことができます。答案例が非常に役立ちました。
また、工藤先生の解説も、書誌には言及されていない解説事項について述べられる場合があり、面白かったです。論証集については、日常的には使用せず、主に試験前に使用していました。
ロースクール入試、予備試験の論文試験前です。どうしても譲ることのできない学説は、自分の好きな見解に書き直したり、日本語を洗練させることが好きなので、これを行ったりしました。このように使用することで、用意されている論証を懐疑的・批判的に検討することができるので、より理解に資するように思います。  
どの講座も十分に学習することができる内容になっており、安心して頼ることができます。