令和4年 予備試験合格者の声|10回目の挑戦で合格!全年度分の過去問演習が合格に繋がった 水野 直さん
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自己紹介
名前:水野 直
年代:30代
属性:社会人
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
アガルートアカデミーを選んだ理由
1回目と2回目の司法試験の論文式試験に不合格となり、これまでの勉強を続けたのでは合格は難しいと考えた私は、予備校を利用しようと思いました。
そこで、某最大手の予備校の講座内容を見たところ、学説の色合い(特に刑事系科目)が強く、やや旧司法試験対策から抜け出せずにいるように思われたことや、講義時間が長く、怠けがちでサボりがちな私に消化しきれるか不安だったこと、値段が高額だったことから、利用するかどうか足踏みしていました。
その頃、LECの専任講師だった工藤先生の講義と答練を受けて司法試験に合格した友人から、3倍速を紹介してもらいました。
試しに、その講義レジュメを見せてもらったところ、法律学習経験者を対象として、重要項目は厚く、それ以外はあっさりと解説されていて、メリハリがあるとの印象を受けました。
また、3倍速のリメイクである総合講義100 は、司法試験・予備試験過去問を踏まえ、3倍速をさらに充実させたものとなっており、学習の効率化に役立つと考えました。
そこで、高額で分量が多い某大手予備校の講義ではなく、アガルートの総合講義100を受講することにしました。 以上が、アガルートアカデミーを選んだ理由です。
合格体験記
私は、ロースクールを卒業した2013年に受けた第一回の司法試験から数えて10回目の受験で司法試験予備試験に最終合格することができました。
1回目と2回目の受験では、起案がそもそも論文の体をなしておらず、4000番台で不合格となりました。その後、勉強法を改善したところ、3回目の受験では2400番台まで順位が上がりました。もっとも、その後、モチベーションが低下してしまい、勉強に身が入らず、4回目と5回目は、3回目よりも順位を下げて不合格となりました。 失権後、しばらくショックから立ち直れず、撤退も真剣に検討しましたが、不完全燃焼のまま撤退することに気持ち悪さを覚え、やり切ったと自分で思えるまでは試験を受けることにしました。
予備試験では、1回目から4回目まで、700番台から900番台で論文の成績が高止まりしていました。それまでは実家で勉強していましたが、日常生活の些細な揉め事を引きずり、勉強が中断しがちでした。
このことが、勉強時間を確保する上で支障となっていると判断し、私は、より勉強に集中できる環境を求め、実家を離れて都内で一人暮らしをすることにしました。
また、答案を書くことから逃げがちだったため、大学の法曹会が主催している在学生向けの答練にお邪魔させていただきました。その際、一度でも起案や講義をサボったら試験から撤退することに決め、結局、最後までやり抜きました。 人間関係のトラブルをきっかけに、短答後に受診した心療内科でADHDとの診断を受け、薬を処方していただきました。その薬を服用したところ、あらゆる物事の切り替えがスムーズになり、早起きや勉強への取り組みを負担なくできるようになりました。
この機会を逃したらもう後はない、合否にかかわらず、今回の受験を最後にしようと決断した私は、令和3年から平成29年までの司法試験及び予備試験の全過去問を、1問につき30分で答案構成し、残り30分を見直しに充てるという方法で解き、特に選択科目(倒産法)は、勉強が手薄だったことから、平成18年から令和3年までの全過去問を同様の方法で解き切りました。
その結果、令和4年度の予備試験では、論文で110番代を取りました。 これは比較的良い順位と思われますが、全ての科目でつつがなく論述できたわけではありません。商法では、登場人物の地位を読み違えたまま論述を進めてしまい、大問を1つ丸ごと落としてしまいました。
もっとも、本番での危機回避として、2科目まではボツにすることを許容していたため、気持ちを切り替え、残りの民事訴訟法と民法の答案を仕上げることに集中しました。
その結果、民法と民事訴訟法でA評価を頂いた一方で、最低評価を覚悟していた商法は以外にもD評価にとどまっていました。受験後に調べたところ、今年の商法は難問だったようです。また、比較的手応えのあった倒産法も、E評価でした。
結局、試験の出来不出来は試験委員が判断することであって、こちらの主観は全く当てにならないということです。 口述試験は大変緊張しましたが、主査の方が想像以上に丁寧に誘導してくださったおかげで、落ち着いて答えることができ、最終合格しました。
論文合格に必要なのは、平均的な受験生が押さえておくべき重要な論点を穴なく押さえ、それをわかりやすい表現で答案に書く練習を十分に積んでおくこと(特に、添削コメントを次の起案に生かすよう意識すること)、本番での危機回避の方法をいくつか用意しておくこと、最後まであきらめずにやり抜くことだと確信しています。
アガルートアカデミーの講座について
工藤先生がLECの専任講師だった頃、先生の講義と答練を受けて司法試験に合格した友人から、3倍速を紹介してもらいました。
受験生として押さえておくべき基本的かつ重要な論点が網羅されており、論点をおさらいするのに役立ちました。受験生の立場としては、出題趣旨や採点実感の記載を全て正しいと思い込み、ついついオーバースペックな勉強に走りがちです。
この点、司法試験/予備試験過去問解析講座では、工藤先生が、その豊富な受験指導や受験生の相場観に照らし、合格するために必要な情報に絞り込んでわかりやすく解説してくださっており、過去問を検討する上で役に立ちました。