令和4年 司法試験 合格者の声|これまでの知識を深めつつ、新しい科目を習得し合格 稲城 孝洋さん
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自己紹介
名前:稲城 孝洋さん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:法科大学院卒業(東京大学法科大学院・既習)
受講されていた講座
アガルートアカデミーを選んだ理由
私は大学学部時代に民事訴訟法を専攻するゼミに所属しており、その関係で自然と倒産法に関心が湧いていたので、司法試験の選択科目も倒産法を選択しようと決めておりました。
そして、司法試験に確実に合格するためには、基礎事項を一通り叩き込んだら、問題演習をこなして論証を叩き込んで条文を引いて基礎的な事項を素早く吐き出せる訓練を何度も積むことが大切であると考えておりました。
もっとも、倒産法という科目それ自体、基本書を用いて学習をしようにも、極めて分厚い本を読まざるをえないようになっていたり、民法や商法民事訴訟法、民事執行法等の民事系科目との相互連関も問われる科目であるという性質上、効率よく試験に必要な事項を自分だけでピックアップすることは決して簡単なことではないからこそ予備校の講座に頼りたいというのに、選択科目であるが故に、基本7科目と較べても過去問を分析して書くべき事項について解説を行い、模範答案を載せたテキストをもってして講義を行っている予備校がなかなか見つかりませんでした。
法科大学院に進学して本格的に選択科目の対策をするにあたって、そうした選択科目対策が当時一番充実していたのがアガルートでした。そういうわけで、谷山先生の講座を取って倒産法を基本7科目と同じように戦えるレベルまで鍛えようと思いました。
合格体験記
大学学部時代にやっていた司法試験予備試験に向けての学習で、民法・商法・手形小切手法・民事訴訟法についての基本的理解と、民事実務基礎科目で必然的に触れることになる民事執行法についても基礎的な触りの部分についてはある程度頭に入れた状態で谷山先生の講座を受講しました。
倒産法の問題の特徴は、普段あまり民事系の論文式試験で書かないような分野、具体的には民法の先取特権の部分や、商行為法の商事留置権や問屋の部分の知識が前提となる部分もあり、民法の問題と同じように権利関係を図示して分析をしなければならない部分が多々あり、そこで躓いてしまうとそもそも倒産法の論点に進むことができないところが厄介な点でもあります。
もっとも、谷山先生の講座では、倒産法はこれまでの民事系科目の理解を徹底している人にとっては実質0.5科目なのだとして、そうした民事系科目と倒産法との理解を、時々民事執行法の理解を必要に応じて足しながら統合的な理解を構築できるような講義の配慮がありました。
そのおかげで、過去問について起案して先生の解説を聞きながらこれまでの民法・商法・民事訴訟法と倒産法の理解を有機的に関連付けることができ、倒産法個別の論点や基本的な条文知識を答案という形で落とし込むことのみならず、民事系科目への理解を同時に深めることができ、試験本番でも民事系科目と倒産法で良い成績を収めることができました。
おかげで司法試験の総合成績でも大きな得点源として貢献したことは言うまでもありません。
司法試験 倒産法 過去問解析講座
倒産法という科目は、労働法のような王道感があるわけでもなく、知財法や経済法と比べてみた時に、一見すると基本書が分厚かったりする等の理由でとっつきづらさを感じやすい科目でもありました。
もっとも、谷山先生の講座では、これまでの民事系科目の理解を前提に、実質倒産法は0.5科目である・民事上の権利分析をしっかり行えば倒産法の問題は決して難しくないということがとても良くわかりました。
おかげで民事系科目と倒産法との有機的かつ統合的な理解を作るのに役立ったし、先生が講義内でおっしゃっていたように、試験で必要な知識と条文を検索して正確に引用すること、基本的な判例の理解があれば十分に合格に到達できるのだということが本当だったと感じました。