自己紹介

名前:M.Sさん
年代:20代
受験資格:法科大学院卒業(東北大学法科大学院 既修)

受講されていた講座

重要問題習得講座
論証集の「使い方」

アガルートアカデミーを選んだ理由

法科大学院を修了して、最初の司法試験受験で不合格となり、勉強方法を模索していたところ、基礎的知識の定着が甘かった自分にとってアガルートの重要問題集が最適だと思ったから受講を決めました。

法科大学院の友人が一足先に合格してしまい、周りに受験生がいなかったため、一人で勉強することになった自分にとって、信頼できる講座を受講することが精神的にも拠り所となりました。重問は、網羅性が高い上に解答がすぐに使えるものになっており、知識がゼロではないがうまく使いこなせず基礎も危ういという複数回受験の人にとっては最適な問題集だと思いました。

答案の型や流れを学び、複数回こなすことによって知識の重要度が自然とわかるようになっていくのが素晴らしいと感じました。また、法科大学院在学時から工藤先生の論証集を使用しており、自力で再現可能な語彙によるわかりやすい表現と簡潔な論理の流れが使いやすいと感じていたため、アガルートを選びました。

合格体験記

法科大学院に在学中の頃、大学院の授業について行くのが精一杯で定期試験に向けて知識を詰め込んでは終わるとすぐに忘れてしまうという状況だったので、なんとなく聞かれていることはわかっても基礎的な知識が定着していないために答案に言語化できないということと、他の多くの受験生にとって常識である問題にあたったことがなく何を書けばいいかわからない、ということが課題だと感じていました。

一度目の受験は法科大学院修了直後で、試験に向けた勉強がほとんどできていないままだったため不合格となってしまいました。そこで、二回目の受験で合格するために、今の自分に何が足りないかを考えたところ、基礎的な知識があいまいな状態では答案を書くにもどこからどのような順番でどのように書けばいいのかわからなかったため、司法試験に頻出の問題がしっかり網羅されており、答案にそのまま使えるような書き方の解答がついている問題集を何度もこなしながら知識を定着させることが自分にとって最適の方法だと考えました。

アガルートの重要問題集は、網羅性が高い一方で、出題される頻度や可能性が高いものが重点的にまとまっているため、この問題集を自分のものにできれば、他の受験生に書き負けるということはないという内容になっていると感じたため、重問を受験勉強の軸にすることを決めました。


演習としては、重問と過去問を毎日2〜3科目数問ずつ、この時期までに何周するために何問やればいいのかを計算し1日のノルマを割り出してこなしていました。最初の方は問題を見て答案構成をし、解答をみて書き方を覚え、知識の使い方を論証集に書き込んで、とにかく何度も問題にあたることを心がけていました。だんだん書くべきことやポイントがわかるようになってきたら、何も見ずに答案を書いてみるということをやっていました。

私は答案を書くということに苦手意識が強かったため、最初は何をどう書けばいいかわからないから答案構成だけやろうとしてしまいがちだったのですが、分かる部分だけでもいいのでとにかく何も見ず書いてみるということが大事だったと思います。書いてみることで、自分はどこがわからないのか、どこが曖昧な部分なのかが分かるため、次はそこを書けるようにしようと思うことができます。

また、特に論証は単純な丸暗記では意味がなく、事例により組み合わせたり長さを変えたりすることが必要になるため、実際に答案に使うかたちで書いてみることにより思考しながら記憶することができました。


また、私のように「なんとなくは分かるが細かく言語化できない」という知識が整理されていない、精度が低い、という受験生にとっては、答案でそのまま使える材料を頭にストックし、すぐに引き出せるようにすることが大事なので、重問をやりながら論証集を常に見返し、知識を一元化するという方法が最適だと思いました。

日頃演習をやりながら論証集にまとめた知識を、隙間時間に何度も読んで知識の層を厚くしていくイメージで暗記をしていました。論証集の「使い方」は、工藤先生が論証集の要点をわかりやすく解説してくれるため、音声データをスマホに入れて散歩中や移動中に聞いていました。これも、読むだけでなくいろんな方法で論証を通過することで長期的な記憶として定着させることを目的としていましたが、効果的だったと思います。
論証集の暗記は、全てを一言一句暗記することは困難ですが、論証の流れや必ず書くべきキ

ーワードを意識して覚えることを心がけていました。アガルートの論証集は、重要度がランク分けされているため、AやBのものは何も見ず再現できるようにすることを目標にし、それ以外は覚えられなくても、知っている、読んだことがあるという状態にすることが大事だと考えて読むようにしていました。


私は、法科大学院在学中に友人と過去問のゼミをしていて答案を見せあうことはしていましたが、他の先輩や先生などに添削してもらった経験は全くなく、友人たちは自分より先に合格していまい、一人で勉強していたため、自分が書いている答案がこれでいいのか、この勉強方法であっているのかわからないということが一番不安でした。

しかし、合格できた今、重問と過去問を信じて続ければ大丈夫だと受験勉強中の自分に声をかけたいです。

重要問題習得講座

私の合格にとって必須の講座だったと思います。重問は、司法試験頻出の問題が網羅されていることに加え、まだ出題されていないが出題可能性がある問題まで収録されている点が素晴らしいと思います。

また、問題数が多すぎると回すのが大変ですが、ボリュームはありつつも無駄がない内容でバランスがとてもよかったです。解答も、受験生がそのまま試験答案で使える内容になっており、信頼できました。

論証集の「使い方」

論証の内容を頭に定着させるためにとても効果的でした。読むだけではあまり覚えられないものも、工藤先生の解説をききながら、他の知識と結びつけたり、使い方のポイントを学ぶことで記憶として頭に残るようになりました。音声データをダウンロードして普段勉強していない時間に聞けるのもよかったです。