自己紹介

名前:M.Sさん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:予備試験合格

受講されていた講座

予備試験1年合格カリキュラム
司法試験過去問解析講座
労働法3講座パック
判例百選スピード攻略講座

アガルートアカデミーを選んだ理由

アガルートアカデミーを選んだ理由は、以下の2点です。


①テキストの正確性が高いこと
多くの合格者の方が仰っているかと思いますが、アガルートのテキストは、他校と比較して相対的に正確だと思います。論証は最高裁判例やその調査官解説をベースに作成されており、その引用が横に適示されているので、仮にその判例について深く調べたいと思った場合にも調べることができます。学習に際してもまずはアガルートのテキスト(総合講義)に立ち返ることを意識していました。


②講座が簡潔で完成されていること
テキスト・解説講義ともに非常にシンプルで無駄がないと思います。この点が少なくとも自分にはとても合っていました。また、他校だと既存のテキストにマーカーを引く講義があったり、講師が口頭でテキストや解答例を修正したりすると聞きます。

確かにその過程で理解が進むとの意見もあるのかもしれませんが、それが当てはまるのは一部の生徒で、受講生全員にそのスタイルを強制する理由とは言えないと思います。そうしたスタイルは、(言葉が悪いかもしれませんが)不合理の強制・講師側の怠慢以外の何物でもなく、全体最適としては完成された講座を提供すべきです。

その点、アガルートは、重要部分の強調されたフルカラーテキストを事後的修正なく、必要十分な解説と共に提供してくれたので、素晴らしかったとも思います。

合格体験記

私は予備試験に学習期間1年で合格(論文2桁前半順位)し、司法試験も在学中に合格することができました。学習の際に意識していたことは、①自分の頭を使って考えること②試験は試験と割り切ることです。


①:漫然と講義を聞き、テキストや判例を読むのではなく「自分はどこまで分かり、どこから分からないのか」を強く意識して勉強していました。

分からない点は、基本書等を当たったり、大学の教員・アガルートのスタッフ・優秀な友人達へ質問をすることで極力解消しました。疑問点の解消は時間を消費し、知的にも労力を伴うため、コストベネフィットで考えたときに無駄なことの方が多い気もします。しかし、司法試験は単なる法的知識を問うわけではなく、背後にある論理的な思考力を一定問う試験だと思います。

そして、単発の質問単位で割に合わなくても、総体としての積み重ねは自分の法的思考力を(わずかでも)高めてくれたかけがえのないものだったと感じています。また、そうした作業は本来とても楽しいものです。受験だからと自分を追い込みすぎないことも大事だと思います。

②:①と矛盾するようですが、適切な準備をした上で点の取れる書き方をしないと点が入らない試験であることも事実だと思います。これはアガルートの解答例を読んだり、添削を受ける過程で意識して改善しました。


①②に見たように、司法試験では、法学としての知的な側面と試験としてのゲーム的側面のバランスをうまく取ることが肝要だと思います。

労働法3パック


私は予備試験の最終合格から労働法の学修を開始し司法試験に臨んだため、恥ずかしながらアガルートの労働法講座以外で一切労働法の勉強を出来ませんでしたが、結果的に労働法の成績は70点を超え1桁順位で合格することができました。

これはひとえに、本講座の、必要な判例原文を必要十分な量で掲載した総合講義や、条文文言に忠実で問題文の事実を(物理的に)全て使い切るような完成された答案例のおかげだったと思います。なお、渡辺先生の答案例は非常に参考になり、労働法以外の科目の学習にも非常にポジティブな影響を与えて下さったと思います。