令和4年 司法試験 合格者の声|習熟度が高まる毎に基礎を塗り直すことで論文力の拡充を実現 T.Fさん
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自己紹介
名前:T.Fさん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:法科大学院卒業・予備試験合格双方(一橋大学法科大学院 未修)
受講されていた講座
・判例百選スピード攻略講座
・法律実務基礎科目対策講座
・短答知識完成講座Ⅰ
アガルートアカデミーを選んだ理由
アガルートを選択したのは、価格の安さと自分に必要な講座が充実していたためです。
私は、ロースクールに在学していましたが、自主ゼミやロースクールでのソクラテス授業を経るうちに、他のクラスメイトと比較して、判例(とりわけ判例百選)に対する知識が不足していると感じていました。
また、ロースクール2年次に予備試験短答式試験を受験しましたが、結果はさんざんなもので、短答知識の不十分さを実感していました。そのため、百選判例の理解や短答知識の充実に対する対策が必要と感じていました。
アガルートでは、それらに対する専門の講座を開講しており、しかも廉価な価格で受講することができると知りました。そして、アガルートのHPに掲載されていたサンプルを見ると、内容も大変充実していると感じました。
また、ロースクールの知り合いも、アガルートを受講していた人がおり、その人の話では、自分のペースで講座を受講することができ、ロースクールの授業とも両立できるとのことでした。以上のような経緯から、私はアガルートを受講することを決めました。
合格体験記
私が、司法試験を受験するにあたって大切にしていたことは、「できるだけバッターボックスに立つ」ということと、「基礎を自分の思うラインよりも充実させる」ということです。これらは、高校時代の部活動経験からの反省から、司法試験を受けるにあたって大切にしようと思ったことです。
前者については、ゼミやロースクールにおける期末試験等、模試・予備試験など実践の場を大切にすることを意識しました。
私は高校時代、フェンシング部に所属していましたが、練習は試合形式で試合を先生・先輩に見てもらいアドバイスをもらうという形でした。私はその1回1回を大切にできず漫然と練習していたため、課題を見つけることができず、本番でもよい成績を残せませんでした。
司法試験では、本番1発勝負であることや、単なる〇×問題ではないという点からスポーツと似ていると感じていました。そのため、部活動の反省を活かし、1回1回の他人に自分の論文を見てもらう機会を大切にしようと考えました。自主ゼミのメンバーにも恵まれ、説得的な内容の論文を書けているかという観点から自分の論文を分析でき、課題を見つけ、改善していくことができました。
1回1回の書く機会を大切にしたことで、自分の間違えやすいポイントを踏まえ、その対策を意識せずとも対応できるようにしたことで、本番では問題文に対してのみ集中して取り組むことができました。
後者については、ある程度、全法律科目に対する習熟が進んだ後でも、基本書を見返す癖をつけるということを意識しました。高校の部活では、年次が進むにつれ試合に勝ちたいという思いが先行するあまり、簡単に点を取れるような奇策に走るようになりました。しかし、奇策により数点は取れても、基礎をしっかりと積み上げてきたプレーには押され、負けてしまいました。
基本書に書かれているような基礎的な内容でも、時間と共に忘れていきます。また、司法試験は、予備試験と異なり、論点を多少外しても、法的思考が現れていれば点を大幅には落とさないと聞きます。
法的思考とは、事実認定の巧妙を除けば、問題点を見つけ、条文を見つけ出し、妥当な解釈を導くことにあると思います。このような一般論レベルでの法的思考は、基本書にこそ現れるものだと考えます。基本書を習熟が進む都度に読み直すことで、基礎の塗りなおしができ、法学者の法的思考に触れなおすことで、論文の基礎を拡充していくことができました。
判例百選スピード攻略講座
試験でも問われやすい重要な判例について、論文ででたらどう書くかという形式であったことから大変質の良い講座だったように思えます。予備試験論文前の時間のない時期でも、判例の抑えなおしをするのに、当講座を利用しました。
短答知識完成講座Ⅰ
短答で問われやすい内容について簡潔にまとめており、大変有意義な講座でした。私はとりわけ憲法の短答が苦手でしたが、当講座を利用することで、短答で問われている意味も理解でき短答知識の整理をするのに大変役立ちました。
法律実務基礎科目対策講座
予備試験口述試験前に利用しました。量が膨大なこともあり、あまり活用することはできませんでした。伊藤塾の出している定石や民事裁判実務の基礎のようにコンパクトにまとめていただけたらよかったようにも思います。