自己紹介

名前:M.Aさん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:法科大学院卒業(東京大学法科大学院)

受講されていた講座

司法試験論文過去問解析講座
総合講義100
論証集の使い方

アガルートアカデミーを選んだ理由

ロースクールの授業は、判例の検討や最先端の学説を検討するものが多く、授業の内容を司法試験の勉強にどう落とし込むかということは悩みどころの一つでした。特に公法系科目については内容の専門性が高く、理解が追いつかない部分も多々あり、司法試験で何を書けば合格できるのかがさっぱりわかりませんでした。

そこで、司法試験予備校の検討を始めました。法科大学院に既修者として入学した私にとって、今更予備校の入門講座を受講することは、時間的にも、費用的にも、内容的にも無駄が多いと感じました。

この点、アガルートアカデミーでは学習の進んだ人向きの「インプット」講座が安価で用意されており、しかも100時間前後で講義が聞き終えることができる、メリットの多い講座(総合講義100)が用意されており、アガルートアカデミーの受講を決定しました。

また、受講を決定するに際して、上位合格者も利用していたことが決め手となりました。工藤先生はじめアガルート講師陣の実績は間違いないものなので、躊躇わずに受講を決めました。

合格体験記

私が司法試験合格に必要だと感じることは、①基礎的な法理論を正しく理解すること、②事案に即した検討をできるようにすること、③意味のつながる日本語を書くこと、④勉強のオンとオフの切り替えです。

①に関しては、ロースクールの授業に加え、総合講義100や基本書・予備校本にあたり、法の考え方を繰り返し学びました。

②に関しては、過去問や問題集を解く中で、どのような事実関係のもと、何が問題になっているのかを抽出するような訓練をしました。時間が足りなくなると事実の評価、あてはめがぼろぼろになりがちだったので、試験を受ける心構えとしては、3~4割法律論、6~7割あてはめにあてる意識をもって答案作成に臨みました。

③に関しては、とにかく答案を書き、書いた答案を自分で添削することを繰り返しました。司法試験3ヶ月前に司法試験用の答案用紙500枚を購入し、ひたすら問題集・過去問を起案しました。おそらく直前期にここまで書いた受験生はいないと自負しております。

時間の限られた司法試験において意味のつながる日本語を書くためには、ある程度書くスピードを上げておく必要があると思います。この点、答案を多く書けば書くほど、答案を書くスピードは向上します。

加えて、本番の残り5分は可能な限り答案の見直しに費やしました。夢中になって答案を書くと、「接続詞が同じものを重複して用いている」「1文中に主語述語が複数存在する」「助詞がおかしい」「何を言いたいのか一読してわからない」など複数の形式的な日本語の問題に直面します。内容の正確さはもちろんのこと、形式的な読みやすさに配慮できるような答案を心掛けました。

また、一部の科目を除き答案用紙8枚も書ききれないので、1行22~25文字程度の大きな字を書くように意識しました。

④に関しては、メリハリをつけることが大切だと思います。試験勉強は、予備試験ルートにせよ1年半以上続く長期戦です。やる気は有限ですので、適宜休憩しながらモチベーションを維持することが大切だと思います。

司法試験論文過去問解析講座


司法試験を受験するにあたり、なによりも大切なことは過去問の検討であると思いますが、私の場合、過去問を解き、その出来不出来に執着し、出題趣旨・採点雑感の深い検討を横着する危険性がありました。

そこで、司法試験論文過去問解析講座を受講し、どういう点に着目して答案を書けば良いか、現場でどういうことを書ければ合格できるのかなど、工藤先生の鋭い分析を参考に、学習を進めることができました。

総合講義100


司法試験直前期に基礎知識を徹底するために受講を決め、ロースクール卒業が決まった2月から4月上旬にかけて一気に受講しました。

各科目5〜10コマを受講→後直ちに復習→自習室帰りの電車で復習→翌日の朝に復習を繰り返していました。また、一度でわからない箇所は複数回聞いて、理解することを徹底しました。

論証集の使い方


音声をダウンロードして、勉強に飽きたときに大学を散歩しながら聞いていました。講義内では講師の先生が論証を単に音読をするようなものではなく、関連する判例やこの点に注意してほしいといった内容も含まれたものなので、自分で論証集を音読するよりも実践的な内容であったと思います。