司法試験をやめたい、辛いと思ったら
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司法試験にチャレンジすると意気込んでも、やはりその道のりは辛く険しい場合がほとんどです。
挫折しそうになったり、もうやめようかなと思うこともあるかもしれません。
そんな時、どんな決断をすればよいのでしょうか。
どんなふうに乗り越えていけば良いのでしょうか。
本コラムでは、司法試験をやめたい、辛いと思っている方に向けて言葉を綴りたいと思います。
ある司法試験合格者からのメッセージです。
少しでも皆様の気持ちが軽くなれば幸いです。
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司法試験をやめたいと思ったら
司法試験の勉強は長丁場です。
学部4年ではまだ足りずさらに2年法科大学院で学び(未修者であれば3年学び)、それでも必ず合格するとは限りません。
よく文系の最難関が弁護士、理系の最難関が医師と言われたりしますが、司法試験は医師国家試験と違って落ちる人の方が多い試験です。
また、どんなにがんばっても司法試験不合格者は不合格者としてしか評価されず、就職することも厳しい世の中です。
まさに、勝てば官軍負ければ賊軍のような扱いです。
そのため、司法試験にチャレンジすること自体が勇気のいることですし、司法試験を志すということはとても素晴らしいことです。
ぶつかる壁はひとそれぞれ
勉強していると先が見えず嫌気がさしたり、分からなくて立ち止まってしまったり、覚えられない、書けない、そういった壁に誰しもぶつかります。
ぶつかる壁はひとそれぞれです。
たとえば、モチベーションが維持できない、勉強するのが億劫になってしまって予備校の講義は溜まっていく一方、もう投げ出したい。
たしかに真面目にコツコツやっていける人もいますが、大抵の人は途中で失速します。
そんな時は自分を責めすぎず、あくまで自分のペースでやることが重要です。
どんなに問題が山積みに見えても、ゆっくりでも、勉強し続ける限りあなたは前進しています。
学習の初期段階で悩んでいる
特に、法律の勉強は1周目が途方もなく長く感じます。
しかし、一通り目を通してしまえば問題が解けるようになります。
問題を解けるようになれば、楽しくなってきます。
なので、もしあなたが学習の初期段階でつまづいているのであれば、初心に返り、ゆっくりでいいのでもう少し辛抱してがんばってみてください。
※関連コラム:司法試験予備試験に1年で合格する勉強法
学習を進めて行き詰まっている
また、学習はある程度進んでいるものの、短答が苦手、論文が書けない、などと行き詰ってしまっている方もいらっしゃるかと思います。
努力しているのに成果が見えない期間は本当に辛いですよね。
そういう場合は、可能であれば仲間を作って一緒に勉強することが効果的です。
仲間を作ることで自分はひとりじゃないという実感が沸きますし、仲間の良い点をまねることもできます。
また、先述の通り司法試験の勉強は長丁場です。
努力の成果が目に見える形に現れるのには個人差があります。
そのことを念頭に置いて、焦らず気長に勉強する気持ちを持つことも重要です。
同級生が就活・内定…社会に出る準備をしている
また、もしあなたが大学生であれば、特に不安を感じるのは一般企業の就活のタイミングかと思います。
周りの同級生たちが次々と内定を獲得していく中で、自分は本当にこれでいいのだろうか、このまま芽が出なかったら行く当てはあるのか、どうしよう、と悩み苦しむこともあるかと思います。
周りが社会人として社会に貢献しようというのに、自分は何の役にも立っていない、法科大学院や予備校は多額の費用がかかるのにそれに見合うリターンを自分は得られるのか、いっそのこともう辞めてしまって就活しようかな、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
仕事があるからこそ諦めようかと思ってしまう
また、もしあなたが社会人であれば、学生に比べて勉強時間が少ないですし、諦めてしまっても今の会社にとどまればよいので、やめたいと思う機会も多いかもしれません。
やめていい、けどその前に司法試験を目指したキッカケを思い出してみるのもいい
やめること自体は決して悪いことではありません。
勉強してみて無理そうだと思う方もいらっしゃるでしょうし、経済的な事情から断念せざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、司法試験の勉強を始めたのはやはり何らかの志があったからだと思います。
人を助けたいから、ドラマを見て憧れたから、昔助けてもらったことがあるから、家族が法曹関係者だから、お金を稼ぎたいから、人によって志は様々あると思います。
もしやめたいと思ったら、一度その志を思い出してください。
繰り返しますが、勉強し続ける限り確実にあなたは前進しています。
努力が実を結ぶ日を信じて、もう少し続けてみてもよいのではないでしょうか。
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