司法試験は予備試験に合格するか、法科大学院(ロースクール)に入学し受験資格を得ると受験することができます

しかしどの法科大学院に進学すればいいのか悩みを持っている多いと思います。

そこで今回は旧帝大の一つであり、近年司法試験合格者数を伸ばしてきている大阪大学法科大学院(以下、阪大ロー)の特徴や入試倍率などを見ていきたいと思います。

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大阪大学法科大学院(ロースクール)の基本情報・特徴

1 基本情報

(1)所在地

大阪府豊中市待兼山町にキャンパスを構えています。

アクセスは阪急電鉄宝塚線「石橋阪大前駅」から徒歩約20分、大阪モノレール「柴原阪大前駅」から徒歩約10分になっています。

(2)司法試験合格者

【令和5年度司法試験】
・受験者数:182名
・合格者:78名
・合格率:42.9%
※参考:司法試験の結果について

令和5年度の大阪大学法科大学院の司法試験結果は、受験者数182名に対し合格者数は78名でした。

合格者数を受験者数で割った合格率は42.9%。
法科大学院の中では高水準といえます。

また、平成27年以降着実に合格率を伸ばしてきている状況にあります。

2 特色

(1)双方向・対話的な少人数教育の徹底

大学学部の授業では100人規模の大教室で教授の講義を一方的に聞くという授業が多く、何となく話を聞いていたら授業が終わっていたということがあったのではないでしょうか。

しかし、大阪大学法科大学院では1クラス40人程度の少人数教育が徹底されており、双方向・対話的な授業が展開されているため授業への積極的な参加が可能となっています。

したがって柔軟な思考力が鍛錬され、近年の現場思考型の司法試験の問題に対応する能力が養われると考えられます。

(2)徹底した基礎教育

法科大学院では司法試験のレベルを超える専門的な授業が展開されているため、司法試験合格との関係ではかえって遠回りになってしまうのではないかという不安を抱えている人もいると思います。

しかし大阪大学法科大学院では基礎科目が多く開講されており、徹底した基礎教育が展開されています。

そのため、法学未修者でも司法試験に対応する十分な能力を身に着けることができ、応用力を学ぶ法的素養を養うことができます。

司法試験の採点実感でも基礎・基本の骨太な理解が繰り返し述べられている現状では、このような教育方針は司法試験合格への近道であると考えられます。

(3)24時間利用可能な自習室

朝早くから勉強したい人、夜遅くまで勉強したい人、勉強のスタイルは人それぞれだと思います。

大阪大学法科大学院ではそのさまざまな要望に応えるため24時間開室している自習室を設置しています。

したがって自分の学習スタイルに合わせた長時間かつ効率的な学習をすることができます。

3 入学料・授業料、および奨学金制度

入学料282,000円 ※予定
授業料年間:804,000円(半期:402,000円) ※予定

2018年度より、経済的理由により修学が困難な学生を支援するため給付型の奨学金制度が新設されました。

この奨学金制度では年額30万円の奨学金が給付されます。

他にも貸与型の奨学金制度として日本学生支援機構の適用があります。

※参考:学費・奨学金

大阪大学法科大学院の入試情報

出願・入試の日程

願書受付一次選抜
(書類審査)
二次選抜
未修者一般2023年9月7日(木)~
2023年9月15日(金)
2023年10月17日(火)2023年10月29日(日)
既修者一般2023年9月7日(木)~
2023年9月15日(金)
2023年10月17日(火)2023年10月28日(土)
特別選抜
(社会人等)
(グローバル法曹)
2023年8月7日(月)~
2023年8月18日(金)
2023年8月31日(木)2023年9月9日(土)
特別選抜
(法曹コース5年一貫型)
2023年8月7日(月)~
2023年8月18日(金)
2023年8月31日(木)2023年9月12日(火)
特別選抜
(法曹コース開放型)
2023年9月7日(木)~
2023年9月15日(金)
2023年10月17日(火)2023年10月28日(土)

大阪大学法科大学院の募集人員

募集人員
未修者一般13名程度
既修者一般35名程度
特別選抜
(社会人等)
7名程度
特別選抜
(グローバル法曹)
5名程度
特別選抜
(法曹コース5年一貫型)
12名程度
特別選抜
(法曹コース開放型)
8名程度
※参考:募集要項

大阪大学法科大学院の募集人員・倍率・難易度

大阪大学法科大学院の2022年度入試は全体で受験者数443人、合格者数が192人となっており、実質倍率は2.31でした。

大阪大学法科大学院の倍率で見た難易度は、全35法科大学院中18番目となっています。

大阪大学法科大学院の倍率から見た入試難易度は中程度ですが、司法試験の合格率が高いことからも受験生のレベルが高く、入試難易度は高いと考えられます。

関連コラム:法科大学院(ロースクール)入試の難易度を倍率と合格率から分析!

区分募集人数受験者数合格者数倍率
2022既修353391292.62倍
2022未修10127363.53倍
2021既修452561152.23倍
2021未修1099293.41倍
過去の入試結果

選抜方法

出願者数が募集人員の4~5倍をこえる場合には学業成績に基づき、第一段階選抜が実施されます。

その後、第一次選抜合格者を対象に論述式試験による二段階選抜が行われます。

試験内容・配点

(1)学業成績による第一段階選抜

願書の記載や提出書類の学業成績表を参考に書類審査が行われます。

(2)法学未修者の二段階選抜

選抜試験と提出書類を総合考慮する形で選抜されます、選抜試験の科目は①出願書類、②小論文になります。

配点は以下の通りです。

出願書類30点
小論文70点
合計100点

(3)法学既修者の二段階選抜

法学既修者コースの入学者選抜にあたっては、書類審査、法律科目試験の成績により総合的に合否を判定されますが、法律科目試験の一部の試験科目の成績が著しく劣っている場合には、総合得点にかかわらず、不合格とされることがあります。

配点は以下の通りです。

出願書類 20点
法律科目試験 公法 憲法 50点
行政法 50点
民事法① 民法 100点
民事法② 商法 50点
民事訴訟法 50点
刑事法 刑法 50点
刑事訴訟法 50点
合計 420点

※関連コラム:大阪大学法科大学院(ロースクール)入試過去問の出題傾向と対策

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