このコラムでは、民事訴訟法の演習書である『ロジカル演習民事訴訟法』の内容と特徴、どのような人に向いているかを解説します。

民事訴訟法は、理解の難しい論点や概念が多く、一通り学習してみてもどのように論文の答案を書けば良いかわからないという人も少なくないと思います。

論証は覚えていて書けるけど、当てはめで書くことがわからないという現象も、その論点に対する理解が足りていないことが原因であるのがほとんどです。

そこで今回は、民事訴訟法の演習書である『ロジカル演習民事訴訟法』をどのように使うことで上記の問題を解決できるのかについて書いていきます。

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ロジカル演習民事訴訟法の内容と特徴

※引用:amazon

『ロジカル演習民事訴訟法』は、比較的短文の事例問題とそれに対する解説・参考答案によって構成されています。

本書に掲載された事例問題は全部で30個あり、判例百選に掲載された裁判例などを題材として高い網羅性があります。

そして、本書で取り上げられている論点は典型的なものが多く、どれもが試験において出題可能性が高いものです。

本書は248頁からなり、解説も当該論点に関する学説をつらつらと並べるのではなく、事例から離れることなく解答に必要な範囲でコンパクトにまとめられています。

そのため、解答に必要な知識や考え方がスッと頭の中に入ってくるでしょう。

著者の越山和広先生は、元司法試験考査委員(民事訴訟法)の経験を持っている方です。そのため、司法試験で問われる民事訴訟法理論に対する考え方や感覚が解説にあらわれており、司法試験の学習には非常に有用であると思います。

また、民事訴訟法の演習書では珍しく越山先生が作成した解答例が掲載されており、実際の答案作成の指標としても本書はおすすめです。

本書は上述の通り、事例問題の解答に必要十分な解説がなされていることから、逆に言えば、基本的な事項や重要度の低い事項については触れられていないこともあります。

そのため、民事訴訟法を一通り学習し、基本的事項をおさえた上で本書を使用することで効果的な学習になるのではないかと思います。

司法試験の勉強での使い方

この章では『ロジカル演習民事訴訟法』を司法試験の勉強でどう活用すれば良いのかについて、解説していきます。

最初の演習書として

本書は比較的短文の事例問題を掲載しており、民事訴訟法を一通り学習した後に使用するのがおすすめです。

解答例も載っていることから、自主ゼミでの使用だけでなく自主学習としても使用することができます。

また、問題数は30問と厳選されており網羅性も高いことから、論文式試験の学習に向けた最初の一冊としてとても有用です。

司法試験における民事訴訟法

近年の司法試験の民事訴訟法では、裁判官と司法修習生や教授と学生の会話形式の設問で司法修習生や学生の立場から解答を作成する形式が採用されており、元考査委員の論点に対する視点を知ることはとても重要です。

そして司法試験では、弁論主義や処分権主義など典型的で重要度の高い論点が何度も繰り返し出題されています。

これは典型的論点に対する理解ができていない受験生が多く存在することを意味していると言えます。

実際に採点実感でも以下のように述べられています。

「検討すべき事項の理解を誤り、関係や必要がない論述を展開する答案や、検討すべき事項自体には気が付いているものの、問題文で示されている事案への当てはめによる検討が不十分であって、抽象論に終始する答案も散見された。また、基礎的な部分の理解不足をうかがわせる答案も少なくなかった。」(令和4年司法試験採点実感)

そこで、本書を用いて演習を行った後には、解答例を読むだけでなく参照されている基本書の該当箇所や参考判例を読むなどして当該論点に対する理解を深めるという使い方が重要です。

ロジカル演習民事訴訟法の評価

上述のように本書の特徴は重要度の高い論点に厳選されたそのコンパクトさと充実した解説にあります。

そして、元考査委員の視点からの非常にレベルの高い解説や、解答例つきで一人でもこなせる演習書として有用です。

そこで、

  • 学習を一通り終えて答案演習に進みたい
  • 答案演習をしてもいつも当てはめが少なくなってしまう
  • とりあえず何か一冊民事訴訟法の演習書を解きたい

という人に本書はおすすめと言えます。

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