「刑事訴訟法はイメージがつきにくくて難しい」「下4法の基本書は上3法と比べて選ぶのに困ってしまう」こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか??

安心してください、そんな悩みを持っているのは皆さんだけではありません。

基本書選びは難しく、やっと選んだ基本書も内容が堅苦しくて通読をあきらめてしまうなんてことにもなりかねません。

同じような悩みを持っている方には、もしかしたらリーガルクエスト刑事訴訟法が最適な基本書かも知れません

このコラムが皆さんの受験勉強の助けになれれば幸いです。

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リーガルクエスト刑事訴訟法の内容と特徴

※引用:amazon

リーガルクエスト訴訟法の特徴は大きく分けて3つあります。

司法試験対策を意識した簡潔な記載

リーガルクエストシリーズ全般に言えることですが、本書の特徴は司法試験対策を意識した簡潔な記載がなされています。

各章では、司法試験頻出論点についてしっかりと学説の議論状況も踏まえて詳しく、かつ平易な文章で記述がなされています。

シリーズで使うことで他の科目の勉強をスムーズに開始できる

リーガルクエストシリーズが他の科目でも出版されていることは司法試験勉強において大きなメリットになります。

基本書には堅い文章で読みづらいものも多いので、リーガルクエストの平易で簡素な記載が気に入るようでしたら他の科目もスムーズに勉強を始めることができます。

飽きずに通読できる

リーガルクエスト刑事訴訟法には多数のコラムが掲載されているため飽きずに通読することができます。

それぞれのコラムでは、堅苦しい内容に限らず、受験生の知的好奇心をくすぐるような記述がされており、勉強に疲れた頭をリフレッシュさせてくれます。

基本書というものは、勉強の初期段階でできるだけ早く一周通読して科目の概要を掴むことを目的としている側面もあります。

多くの基本書はとても難しい文章で書かれており、初学者が一気に通読することがしんどく感じる方もいるでしょう。

本書のコラムが掲載されている「受験生フレンドリー」な部分は大きな特徴といえるでしょう。

司法試験の勉強での使い方

以下では、本書を使った具体的な勉強方法について、3ステップに分けて紹介していきたいと思います。

ステップ1 通読段階

これは、刑事訴訟法に限った話では無いですが、学習の超初期段階においては基本書の通読をしていくという勉強方法がおすすめです。

通読は科目の概要を掴んで、その後の論点ごとの学習を効率化していく上でも必要な過程です。

この通読をしていく、という段階では以下の2点を特に気をつけて取り組んでいって欲しいと思っています。

スピード感をもって1周する

通読の際にはスピード感を持って1周するということです。

特に法律科目をやり始めた時には丁寧に丁寧に一つずつ理解していきたくなりますよね。

しかし、1周目で全てを理解するということは難しいです。

それよりもまずは、20%程度の理解でいいので科目の概要を掴むことに集中して通読をしましょう。

1周は通読する

通読の際には途中で投げ出さず、一周読みきることが重要です。

大学受験の歴史科目などでも、最初のマンモスの分野にはやたら詳しいけれども近代史になると途端に知識が怪しくなる人がいたのではないでしょうか?

法律科目は全てが繋がっているので、流れで習得していく必要があります。

そういう意味では、完璧を目指さず、まずは一周を完結させるという姿勢の方が好ましいでしょう。

ステップ2 辞書的に使う段階

基本書を通読し終わったら、不完全ながらも問題演習に移っていきましょう。

この中で、「この分野の話は、問題集の解説を見てもわからないな」となる場面が必ずやってきます。

こういう場面で本書に戻ってきて、その分野の復習をするようにしてみてください。

きっと1周目よりも理解が深まっていると実感するはずです。

次の段階に入るための準備として、大事だと思う理由付け、フレーズにはマーカーをするなど工夫をしてもいいでしょう。

ステップ3 暗記段階

法律科目は暗記科目では無いと聞いたことがある方も多いでしょう。

たしかに、暗記だけで合格できるような甘い試験では司法試験はありません。

ですが、暗記ができなければ知識を答案に落とし込むことができないのも事実です。

最後の総仕上げとして、本書のよく使う知識、フレーズを暗記していきましょう。

復習で辞書的に使う際に付箋やマーカーをしておいて、覚えていない所があれば暗記をしましょう。

リーガルクエスト刑訴の評価

本書は、特に二つの特徴に当てはまる人におすすめです。

1つ目は、「リーガルクエストシリーズを愛用しているので、他の科目もこれで統一したい!」と言う人です。

シリーズで使うことで形式面での違和感がなく勉強できるという意味で、本書は大きなアドバンテージになります。

2つ目は、「今までの基本書は、難しい言葉困った経験がある」人です。

もちろん、本書も内容的には難しいことも記載されています。しかし、コラムなど、受験生を飽きさせない工夫もたくさん施されています。

既存の基本書でくじけてしまった人には、本書が助けになるかも知れません。

以上を総合して、本書はおすすめできる基本書だと思いますので、基本書選びに悩んで居る方は、是非選択肢に入れてみてください。

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