「法学部の定期試験って、どうやって勉強すればいいの?」

将来は弁護士になりたいんだけど、早期卒業したほうがいいの?GPAはどれくらい必要?」

法学部に通っている方で、このようにお悩みの方はいませんか?

大学の定期試験・期末テストは高校までの試験とは全く異なるので、どう勉強すればいいのか悩んでしまいますよね。

このコラムでは、定期試験に向けた勉強法や、試験でいい成績をとるメリットについて解説しています。

また、大学の勉強だけで司法試験などの資格試験に合格できるのかについても解説しています。

この記事を読めば、今後どのように勉強していけばいいのかが分かるようになりますよ!

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法学部の定期試験・期末テストでいい成績をとるメリット

一般的に、大学を卒業するためには一定数の単位取得が必要であり、GPAなどの成績は卒業要件としてはあまり重要ではありません。

しかし、法曹コースへの進級や早期卒業を目指す場合には、できる限り定期試験でいい成績をとっておく必要があります。

以下からは、定期試験でいい成績をとるメリットについて解説していきます!

2年、3年次に法曹コースに入りやすくなる

法曹コースへ進級するためには、定期試験でいい成績をとっておく必要があります。

法曹コースとは、司法制度改革の一環として2019年以降に始まったプログラムで、学部を3年間で早期卒業して法科大学院に進学することを前提としたカリキュラムです。

進級要件は各大学によって異なりますが、多くの場合、学部1年次終了時点のGPAや法曹コース選抜試験への合格によって決まります。

例えば中央大学の場合、法曹コースに進級するためには以下の条件を満たさなければなりません。

GPA2.8といえば、ほとんど全ての単位をA以上の評価で修得しなければならず、筆記試験のため高評価をとりにくい法律科目はもちろんのこと、一般教養科目や語学科目にも気を抜けません。

2年次進級時までに早期卒業の希望を申し出た場合1年次までの修得単位数が36単位以上であること(ただし、教職等資格科目や随意科目を除く)
3年次進級時までに早期卒業の希望を申し出た場合2年次までの修得単位数およびGPAについては以下のすべての要件を満たしていること。
1.2年次までの修得単位数が76単位以上であること
2.GPAが2.80以上であること3.選抜試験に合格していること4.卒業見込みであること

法曹コースに進級すれば、司法試験受験を目指している人に向けた高い水準の教育を受けられるほか、司法試験受験資格取得までの時間的金銭的コストを抑えることができます。

そのため法曹コースへの進級を目指している人は、定期試験で少しでもいい成績を残せるようにしておきましょう。

法曹コースの概要や、開講している大学などについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

関連コラム:法曹コースとは?設置大学一覧とメリットデメリット

法曹コースの早期卒業案件に必要

法曹コースは早期卒業を前提としたカリキュラムであり、早期卒業のためには3年終了時までに卒業要件と成績要件を満たしておかなければなりません。

再び中央大学を例に挙げると、早期卒業をするためには以下の条件を満たす必要があります。

<!– wp:paragraph –>
<p>Aは、友人から近いうちに甲土地の地価が大幅に上がるとの情報を聞いたため、そのことを甲土地の所有者Bにも伝えた上で、時価より相当高額を支払って甲土地をBから購入し、登記も自己に移転した。しかし、後にこの情報は虚偽であったことが判明した。</p>
<!– /wp:paragraph –>

<!– wp:paragraph –>
<p>当該情報が虚偽であることは甲土地の付近ではある程度知られており、Bもそれを知っていた場合、AはBに対して代金の返還を請求することができるか。</p>
<!– /wp:paragraph –>

3年次修了時までに、GPA2.8以上で法律科目のほか卒業認定単位のすべてを修得しなければならず、法科大学院入試と修了認定試験の両方にパスしなければなりません。

本来は4年間かけて取得すべき単位を3年間で取得しなければならず、しかも好成績をおさめなければならないため、定期試験をいかに効率的に攻略するかがカギとなります。

具体的な定期試験対策については、のちほど詳しく紹介します!

法科大学院入試で有利になる

学部でいい成績をとっておけば、法科大学院の入試を受ける際にも有利になります。

法科大学院入試では、学部時代の学業成績を添付資料として送付しなければなりません。

入学者選抜時に学部成績の比率が大きい法科大学院の場合、最低でもGPA2.8以上、できれば3.5以上の成績はとっておきたいところです。

したがって、学部の定期試験も法科大学院入試の一環としてとらえ、できるだけ好成績をとるようにしましょう。

法科大学院入試における各大学院のGPAの取扱いや、GPAに自信がない場合の対処法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています!

関連コラム:法科大学院入試のGPAとは?入試に関係ない?GPAの取扱い傾向を解説

就職活動で有利になる

学部時代にいい成績をとっておくと、就職活動でも有利にはたらきます。

法律事務所への就職の場合、どちらかと言えば司法試験の成績のほうが重視される傾向にはありますが、現在は弁護士も就職市場の競争が激しくなっているため、少しでも武器となる材料をもっておく必要があります。

また、民間企業への就職をする際にも、学部時代の好成績は大きな武器になりえます。

法学部の定期試験の特徴

法学部の定期試験の特徴は問題の形式にあります。
高校までとは大きく異なり、主に①選択式②論述式③事例問題と、3つの問題形式からなり立っています。

問題形式

法学部で出題される問題形式は担当教員によって様々ですが、主に①選択式、②論述式、③事例問題の三種類があります。

  1. 選択式
  2. 論述式
  3. 事例問題

法学部の定期試験では、これらの問題が複合的に出題されることも珍しくなく、いずれの問題形式にも対応できるようにしっかりと準備が必要です。

なお、複合形式で出題される場合、論述式または事例問題の配点が高いケースが多いため、高得点を狙うためには特に重点的に勉強するようにしましょう。

各出題形式の特徴や解答方法については、以下の通りです。

①選択式

複数の選択肢のなかから、正解と思われる肢を選ぶ方式です。

出題方式は様々ですが、条文や登場人物の会話中の穴埋めをするものや、判例・学説について述べた複数の短文のうち正しいものを選ぶ問題などがあります。

大学入試などでもおなじみの「誤っている選択肢を選びなさい」といった引っ掛け問題が出題されることもあるので、しっかりと問題文を読んで解答しましょう。

選択式問題の例
憲法14条に関する判例の立場として正しいものを選択しなさい。
  1. 嫡出子か被嫡出子でないかは、憲法14条にいう「社会的身分」にあたらない
  2. 被害者が尊属であることを類型化し刑の加重要件とすることは憲法14条に反する
  3. 企業が、特定の思想を有する者をそのゆえをもって雇い入れることを拒んでも憲法14条に違反しない
  4. 男性の定年年齢を60歳、女性の定年年齢を55歳と定める就業規則は、憲法14条に違反しない

なお、こうした選択式の問題は司法試験(短答試験)や行政書士試験などでも出題されるため、定期試験の段階から慣れておくようにしましょう。

②論述式

論述式問題は学説や判例についての解説を求められる筆記問題で、特に問題文が短いものは「一行問題」などと呼ばれることもあります。

論述式問題の例

時効制度の意義と存在理由について述べよ。

論述式問題の場合、特に決まった解答方法があるわけではありませんが、解答する時間と紙面が無限にあるわけではないため、過不足なく必要な情報を書き出す必要があります。

基本的には、講義で受けた内容や教科書の内容をまとめたレポートを書くようなイメージで解答します。

③事例問題

法学部の定期試験で避けて通れないのが、事例問題です。

事例問題では、過去に裁判で争われた事案などをベースにした法的問題について、法令を解釈して合理的な結論を導く必要があります。

例えば、以下のような事例問題が出題されたとします。

事例問題の例

甲がVを殴打し障害を負わせたため、Vは救急車で病院へと搬送されたが、その道中で当該救急車が交通事故に遭い、Vは死亡した。甲の罪責を述べよ。

ここで、単に「甲には殺人罪(刑法199条)が成立する」とか、「甲には傷害罪(刑法204条)が成立する」と結論を述べるだけでは得点はつきません。

事例問題では、結論の是非よりもむしろ、その結論に至った推論過程こそが重視されます。

本問の場合では、「Vの死亡結果を甲に帰責することが妥当か?甲の殴打行為とVの死亡結果との間に因果関係があるといえるか?」を深く掘り下げて検討する必要があります。

事例問題の解き方については。法学部の授業で教えてくれることはほとんどないため、先輩から教えてもらったり、予備校を受講するなどして対策が必要です。

成績の付き方

法学部で開講される授業のうち法律科目については、授業の出欠を確認されることはほどんどなく、基本的には定期試験の成績のみをもって成績評価を行います。

なかには出席点があったり適宜レポートが課される場合もありますが、これらはあくまで加点事情にすぎず、ほとんど全ての成績は定期試験の成績によって決まるといっていいでしょう。

したがって法学部でいい成績を残すためには、定期試験でいかに得点を重ねられるかが重要となってきます。

具体的な成績評価の方法については、各大学のシラバスや講義案内を参照しましょう。

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高校と大学法学部の定期試験の違い

高校までの定期試験と、大学法学部で行われる定期試験とでは、出題範囲の広さに大きな違いがあります。

試験科目ひとつだけでも試験範囲が数百ページに及ぶことはザラで、複数の法律科目を履修している場合には学部一年次だけでも小さな本棚が埋まってしまうほどです。

また法学部の定期試験では、先ほど紹介したように、記述式試験の比率が高く、成績評価の比率も高いことが特徴です。

定期試験でいい成績を取るには?

定期試験でいい成績をとるためには、効率的な試験対策を継続的に行う必要があります。

毎回講義に出席するのはもちろんですが、定期的に自分のノートを見直して内容をまとめておくようにしましょう。

また、授業の学習効率を高めるために必ず予習をし、授業を復習の場として活用するようなイメージで受講するのがおすすめです。

情報収集

大学法学部の定期試験も「試験」であることに変わりはないため、対策と傾向を練っておく必要があります。

そのため、先輩や友人を通じて、担当教員の出題傾向や過去問を調べておくようにしましょう。

成績向上の観点からいえば、履修登録の段階で、好成績を狙いやすい授業に絞って履修登録をするのもおすすめです。

定期試験何か月前から勉強をはじめたらいいの?

法学部の定期試験では、遅くとも試験2か月前から試験を見据えた勉強を始めるようにしましょう。

先ほども紹介したように、大学法学部の定期試験の出題範囲は膨大なため、試験直前に勉強を始めても間に合いません。

そのため、日ごろの講義すべてが試験対策のつもりで出席し、試験1か月前には自力でインプットを済ませておくようにしましょう。

試験1か月ほど前になったら、演習書や過去問を用いてアウトプットの練習を行います。

そうすると自分の苦手な分野や問題が分かるようになってくるため、試験直前はその点を重点的に見直すようにしましょう。

暗記をすればいい成績を取れる?

法学部の定期試験では、暗記をするだけではいい成績を取ることはできません。

そもそも定期試験の出題範囲は膨大なため、すべてを暗記することは現実的ではありません。

また定期試験では、教科書に掲載された事例や判例の事例をアレンジした問題が出題されるため、ただ暗記をしただけでは目の前の問題を解くことはできません。

したがって、教科書や判例の論理を理解し、それを答案の上で再現できるかどうかが重要となります。

なお記述試験問題などでは六法の持ち込みが可能、または問題文に掲載されているため、基本的に六法の内容を暗記する必要はまったくありません。

法学部の定期試験(期末試験)の勉強法

法学部での学習では、出題範囲の教科書(数十~数百ページ)だけではなく、授業で配布されたプリントや判例集、解説本などの読み込みが必要です。

また、単にインプットをしているだけでは事例問題などを解くことができないため、過去問や演習用テキストでのアウトプット練習も必要です。

こうした勉強をすべての法律科目で行い、教養科目や語学についても平行して勉強しなければならないため、他の文系学部よりも定期試験の負担が重いといわれています。

勉強スケジュール

法学部の定期試験対策では、日頃の予習復習のほか、長期休みも活用した学習スケジュールを立てておくことが重要です。

以下に勉強スケジュールの一覧を示しておきますので、ぜひ活用してみてください!

4月履修登録。シラバスを確認し、先輩や友人から情報収集を行う。教科書を購入し、ざっと目を通しておく。
5月・6月ゴールデンウィークを利用し、できるだけ先の部分まで予習しておく。6月半ばくらいまでにはインプットを終えておく。
7月過去問や演習書を利用してアウトプットの練習を行う。できれば担当教員や予備校などを利用してフィードバックをもらう。
8月春学期の復習と、秋学期の予習を行う。秋学期で受講する授業の教科書を一周できればなおよい。資格試験の受験を考えている場合には、長期休暇を利用して対策を行う。
9月履修修正。春学期までの成績をみながら、今後の履修計画と学習計画を立てる。
10月シルバーウィークを利用し、できるだけ先の部分まで予習しておく。
11月・12月12月半ばくらいまでにはインプットを終えておく。
1月過去問や演習書を利用してアウトプットの練習を行う。
2月・3月秋学期の復習と、春学期の予習を行う。資格試験などに向けた勉強をする。

勉強スケジュールを立てる際には、自分に合った勉強時間や休憩時間を考慮し、無理のない計画を立てるようにしましょう。

また、適度な運動や休息をとり、サークル活動などで楽しい時間を過ごすことも重要です!

勉強手順

ここまで紹介してきたように、法学部での期末試験対策は長期戦である一方、効率的な学習をしなければなりません。

学習効率を高めるためには、以下のような手順に従い、自分の学習ペースに合った手順を確立するようにしましょう。

  1. シラバスを確認する:試験範囲や評価方法を確認する
  2. 予習をする:授業の前に、該当部分の教科書などを読んでおく
  3. 授業を受ける:適宜メモをとり、予習時点でわからなかったことを授業前後で担当講師に質問する
  4. 復習する:講義資料やノートをもとに、授業のまとめを作成する。余力があれば関連する問題を解く
  5. 関連資料を読む:予備校本や雑誌連載など、教科書以外の教材を活用して理解を深める
  6. アウトプットする:過去問や演習書を用いて実際に問題を解いてみる
  7. グループ学習(自主ゼミなど)をする:持ち回りで授業をしたり、答案の採点をしあったりして、学習に他人の視点を盛り込む
  8. 睡眠や食事に手を抜かない:特に試験前は勉強を詰め込みがち。しっかり体調を整えて、万全の体制で受験する

大学には、司法試験受験を目指す学生のグループやサークルがあることも珍しくありません。

勉強は孤独な戦いと思われがちですが、すべて自力で行おうとすれば大変ですし、息切れしてしまうこともあります。

そのため、積極的に勉強仲間をつくり、モチベーションを高め続けることも重要です。

大学の法学部の勉強だけで資格取得は可能?

ここまでは、大学法学部の定期試験の概要や、具体的な勉強方法について解説しました。

司法試験等の難関資格への挑戦を考えている人にとっては、「大学での勉強だけで合格できるの?」とお悩みの方も多いと思います。

そこで以下からは、法学部での勉強だけで難関資格に合格できるのか、資格ごとに解説していきます。

結論からいうと、法学部での勉強は資格試験のために役には立ちますが、それだけで合格するのはかなり難しいといえます。

弁護士(予備試験)

法学部での勉強だけで司法試験(予備試験)に合格することは、ほとんど不可能です。

というのも、大学で行う勉強と司法試験合格のためにするべき勉強とでは、性格的にかなり異なるためです。

そもそも大学とは研究機関であって、法律事務家の養成の場ではなく、法的素養をもつ人材の育成や研究者の育成に力が入れられています。

例えば憲法を例に挙げると、大学では「なぜ14条が必要なの?どういう経緯で立法されたの?外国ではどうなっている?」という、基礎法学がメインの勉強となります。

一方司法試験では、問題文中の争点について法令を解釈して当てはめ、事例を解決に導く実務的な能力があるかが問われます。

したがって、法学部での勉強は司法試験合格のために前提として必要な事柄を多く含みますが、それだけで司法試験に合格することは極めて困難といえるでしょう。

行政書士

行政書士試験に合格するためには、法学部での勉強に加え、試験に特化した対応が必要です。

行政書士試験では、主に行政法と民法について択一式・記述式の両方が出題されます。

このうち、民法については基本的な問題しか出題されないため、法学部での勉強でも十分に対応可能です。

一方行政法については、かなり細かい部分や大学の講義ではあまり取り上げられない部分についても出題されるため、受験用のテキストや予備校を活用して知識を埋める必要があります。

また、配点が高く合格を大きく左右する記述式問題については、端的に事例に即した答案を書くことが求められるため、通信講座の採点などを利用しながらブラッシュアップしなければなりません。

行政書士試験の概要や難易度、具体的な勉強方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています!

※参照:行政書士の難易度とは?合格率・他資格比較・偏差値で例えるとわかる行政書士試験の難しさ

宅建士

宅建士(宅地建物取引士)試験に合格するためには、法学部での勉強だけでは不十分です。

宅建士試験は、法学部で学べる民法のほか、宅建業法や不動産登記法などの専門法令が出題されます。

試験では民法の占める割合が多く、すべてマークシート方式で解答するため、大学で民法をしっかりと学んでいればかなりのアドバンテージを取れます。

もっとも、一般的に宅建業法などの授業は大学では開講されていないため、宅建士合格のためには受験用テキスト等を用いた勉強も必要となります。

比較的、法学部の学生が在学中に取得しやすい資格といえるでしょう。

社会保険労務士

法学部での勉強だけで、社会保険労務士試験に合格するのは困難です。

社会保険労務士試験では、法律の知識だけではなく、社会保障や労働に関する制度、実務に関する知識や技能も必要となるためです。

とはいえ、法学部で学ぶ法律の基礎的な知識は、社会保険労務士試験に必要な知識のベースとなるため、他の学部の学生と比べると取り組みやすい試験といえます。

社会保険労務士試験の合格を目指す方は、予備校などで試験に特化した学習を積むことをおすすめします。

司法書士

司法書士試験では、法学部ではあまり学べない不動産登記法や商業登記法が出題されるため、法学部での勉強だけで合格するのは極めて困難です。

司法書士試験は特に実務家登用試験としての側面が強く、登記申請書を実際に書かせる問題も出題されます。

そのため、司法書士試験に合格するためには、法学部で基礎法学をしっかりと学んだうえで、予備校などでステップアップした学習が必要です。

司法書士試験の概要や難易度、合格するために必要なことについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

関連コラム:司法書士の難易度とは?合格率・偏差値・試験内容を他資格と比べてわかる司法書士試験の難しさ

弁理士

法学部の勉強だけで弁理士試験に合格することは困難ですが、法学部での学習は大いに役に立ちます。

ただし弁理士試験の中心となる知的財産法は、多くの法学部では3年次以降に開講されているため、試験対策のスタートが遅くなってしまうというデメリットがあります。

一般的には理系有利な資格と思われがちですが、選択科目として民法を選択することもできるため、法学部生が特に不利になることはありません。

弁理士試験では口述試験もあるため、こちらの対策も必要です。

まとめ

今回は、法学部で行われる定期試験の概要や、いい成績をとるメリット、具体的な勉強方法などを紹介しました。

法学部での定期試験は、高校までの試験とは異なり、試験範囲は膨大で成績評価への影響も絶大です。

確かに卒業を目指すだけであれば、それほど成績にこだわる必要はありませんが、司法試験などの難関資格への合格を目指す方にとっては、毎回の定期試験も全力で取り組む必要があります。

法律の勉強は、ひとりで取り組むと何から手を付けていいのかわからず、迷子になってしまいがちです。

そこで勉強仲間をつくったり、予備校を活用したりして、効率的な学習を続けられるようにしましょう。

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