このコラムでは、法律事務所の就活の開始時期や基本の流れについて書いていきたいと思います。

法律事務所への入所は例年であれば司法試験受験の1年半以上先です。

通常は司法試験に合格して、司法研修所での司法修習を1年間経た後に初めて勤務弁護士として働き始めます。

そのため、まだ司法試験の受験を終えていない方にとっては当分先のことだと思うかもしれません。

しかし、企業法務の大手事務所(いわゆる『5大事務所』と呼ばれるような事務所)を中心に、予備試験合格者は予備試験最終合格発表後すぐのウインタークラーク(例年であれば11月中旬)、法科大学院生であればいわゆるサマークラークなどのインターンを通じて実質的な採用活動が始まっています。

そのため、上記のような大手企業法務の法律事務所の採用活動を中心に、その開始時期及び全体としての流れを書いていきます。

なお、法律事務所の就活フローは事務所により多様であり、また、個人差も大きなところがあるのであくまで一例であるということを念頭において頂ければと思います。

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就活はいつから開始したほうがいい?

大きく分けて、法律事務所の就職活動は、

①司法修習開始前(司法試験受験前後)
②司法修習開始後

にはじまるものが多くあります。

ここでは就職活動において早めに動くことを推奨することを記事の目的としていることもあるので、①の司法修習開始前に就職活動が始まる事務所を念頭に書いて行こうと思います。

まず、司法修習開始前の就職活動のフローには大きく分けて2つあります。

一つは予備試験合格者、二つ目は法科大学院最終学年者です。

まず、前者については、予備試験最終合格の発表があった時期に、インターンが開始されます。

このインターンは多くの事務所は各回2日間程度のものでありますが、このインターンで実質的に選考をしているという印象です。

そして、後者の法科大学院最終学年の人は、法科大学院の最終学年の夏ごろからインターンに行きはじめます(もちろん学部生や法科大学院1,2年目の方も参加できるプログラムも多くあります。)。

このように、司法試験の受験をする半年以上前から多くの受験生は就活生としての活動をしていることは頭に入れておいてもいいかもしれません。

特に大手の企業法務の事務所を考えている人は、司法試験の受験後から考えるというのでは遅すぎる可能性があるので注意しましょう。

結論として、就活の開始時期は、予備試験合格者は予備試験の合格発表前後、法科大学院生は最終学年の夏ごろを目安に考えると良いかもしれません。

具体的な就活スケジュール

上記のように、就活は司法試験の受験後から始まるわけではないということをご理解いただけたうえで、具体的なスケジュールの一例を提示してみようと思います。 

予備試験合格者を例にして

1月

予備試験口述式試験の受験

2月

予備試験最終合格(法律事務所の一部はこの日と同時にインターンの募集要項が公開されることが多い。)

この時期にインターンのES(エントリーシート)を各事務所に送る。

※注意点 できるだけ早くESを送る

これは募集定員に達し次第締め切られることがあるため。
このESの内容に準じて(志望の法分野や弁護士としてやりたいことなど)面接が進むこともあるので、付加情報として何が話せるか、自分の何をアピールできるかということも念頭に置きつつESを書き進めると良いでしょう。

3月~5月ごろ

インターンや説明会への参加。

この時期に(司法試験すら受験していないのに)内定を出すところもあるので、自分の志望の事務所がこの時期に内定を出すのかなどを調べておきましょう。

7月~8月

司法試験受験。

この受験が終わり次第、個別訪問のESの提出が始まる。

いわゆる4大事務所といった大手の事務所はこの時期にESを提出となる。


以上、ざっくりではありますが、就活スケジュールの流れを挙げてみました。

全体的な注意点としては、情報収集が命であるということ、また、一度ES等の提出が遅れてしまうと、選考で大きく不利になるということです。

そして、予備試験合格者については、司法試験の数か月前の11月から2月ごろにインターンに参加して忙しい日々を過ごしていくことになるので、司法試験の勉強と両立する計画をあらかじめ立てておくようにしましょう。

※関連コラム:法律事務所インターン用のエントリーシートの作り方と注意点

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