司法試験を受験するためには予備試験に合格するか法科大学院(ロースクール)に入学し受験資格を得ることが条件となりますが、どの法科大学院(ロースクール)を選択するべきか悩んでいる方も多いと思います。

そこでここでは、法科大学院選びのヒントとして神戸大学法科大学院(以下、神大ロー)の特徴や、入試の内容、倍率などを見ていきたいと思います。

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神戸大学法科大学院(ロースクール)の基本情報・特徴

1 基本情報

(1)所在地

兵庫県神戸市灘区六甲台町にキャンパスを構えています。

アクセスは阪急「六甲駅」から徒歩で約15~20分になっています。

(2)司法試験合格者

【令和5年度司法試験】
・受験者数:146名
・合格者:71名
・合格率:48.6%
※参考:司法試験の結果について

令和5年度の神戸大学法科大学院の司法試験の結果は、受験者数146名に対し、合格者数は71名、合格率は48.6%でした。

また、平成17~30年度の累計合格率に関しては71.2%で、法科大学院の中では5位と高水準です。

2 特色

(1)グローバルビジネスロー教育

近年の国際化に伴い、弁護士の抱える案件もクロスボーダー化してきています。

そのような情勢に対応するため、神戸大学法科大学院ではアジアの法律事務所でのインターンシップへの長期派遣、英語による国際調停ワークショップへの短期派遣などが行われており、需要の急増する国際的なのビジネス法務に対応できる付加価値の高い法曹養成の実現を可能としています。

(2)充実したOB・OGのバックアップ

司法試験受験生は「今のままの勉強法で司法試験に合格できるのか」「弁護士過多といわれている昨今で、司法試験に合格としたとしてどのような将来が待ち受けているのか」という不安を抱えている人が多いと思います。

神戸大学法科大学院では、修了生である若手弁護士によるチューター制度 (自主ゼミ支援制度)があり、ゼミに参加する学生はここで気軽に学習方法の相談から将来の進路まで相談することができます。

そのため上記のような不安を払拭しつつ司法試験合格に向けまっすぐに突き進んでいける環境が整っているといえます。

(3)未修者スタートアッププログラム

未修者として入学した学生は法科大学院での法律の勉強方法について特に大きな不安を抱えていると考えられます。

そこで神戸大学法科大学では、4月最初に在学生先輩による「勉強方法情報提供会」を行い、予習・復習への取組み方やまとめノートの作り方などアドバイスがなされます。

次に、授業と並行して、その内容を踏まえつつ、「法解釈基礎」が行われ、解釈・文書作成の実践的なトレーニングが年間を通して行われます。

前期授業終了直後に、修了生による 「法律文書作成会」が行われ、その時点での学生の到達度を測り、課題を明らかにするとともに、研究者教員とは異なった角度からのアドバイスを受けられます。

その上で、夏休み中盤の期末試験までの間に、修了生がサポーターとなり、学生の期末試験にむけた自主ゼミでの学習を支援します。

さらに、年2~3回、「フォローアップ・カウンセリング」として、皆さんの成績状況を見ながら教員複数名による学習アドバイスと相談の機会が設けられます。

このように神戸大学法科大学院では、教員と OB・OGが一体となり、学生の学修の立ち上がりを支える環境が整っているといえ、先述の不安を抱くことなく勉強に励むことができます。

3 入学料・授業料、および奨学金制度

(1)入学料・受験料

入学料282,000円
授業料年間:804,000円半期:402,000円
諸費用学生教育研究災害傷害保険及び法科大学院生教育災害賠償責任保険
未修者:7,520円(3年分)
既修者:5,030円(2年分)

(2)奨学金・授業料免除制度

奨学金制度に関しては日本学生支援機構の適用があり、第一種(無利息)、第二種(有利息)の奨学金が支給される場合があります。

また、経済的理由により入学金・授業料の納付が困難であるものは一定の要件の下で入学料・授業料を免除する制度が設けられています。

神戸大学法科大学院の入試情報

1 基本情報

出願・入試の日程

願書受付試験日
未修一般令和5年10月5日(木)~令和5年10月12日(木)令和5年11月19日(日)
未修特別入試令和5年8月2日(水)~令和5年8月8日(火)令和5年9月3日(日)
既修者一般入試
3年次生特別入試
開放型
令和5年10月5日(木)~令和5年10月12日(木)令和5年11月18日(土)

※最終日17時必着

募集人員

未修者コース20名程度
既修者コース30名程度
法曹コース特別入試30名程度

神戸大学法科大学院の倍率・難易度

神戸大学法科大学院の2022年度入試は全体で受験者数546人、合格者数が170人となっており、実質倍率は3.21倍でした。

2022年度の倍率は2.6倍で、倍率で見た難易度は、全35法科大学院中9番目となっていましたが、2023年はさらに倍率が高くなっています。

神戸大学法科大学院の入試難易度は高いと言えるでしょう。

関連コラム:法科大学院(ロースクール)入試の難易度を倍率と合格率から分析!

志願者数合格者数倍率
2023既修350953.68倍
2023未修126187.0倍
2022既修2911092.67 倍
2022未修70203.5倍
2021既修2751152.39倍
2021未修73243.04倍
2020既修2531271.99倍
2020未修71174.17倍
※参考:入試情報

選抜方法

法学未修者コースでは書類審査・筆記試験・口頭試問の結果を総合較量して入学者の選考が行われます。

なお社会人・他学部特別入試に関しては書類審査と口頭試問の結果を総合較量して選抜が行われます。

法学既修者コースに関しては書類審査と筆記試験の結果を総合考慮して入学者の選抜が行われます。

2 試験内容・配点

(1)書類審査(一次審査)に関して

  1. 大学の成績
  2. 出願者の「法曹としての適性」に関する説明
  3. 外国語の能力
  4. (社会人特別入試に関しては)社会人・他学部卒業生としての経歴の概要を要素として提出書類

をもとに審査が行われるとされています。

(2)法学未修者の二段階選抜(論述試験及び口頭試問)に関して

論述試験については読解力・理解力・分析力・論理的な表現力の有無を審査する小論文の試験が実施されるとされています。

口頭試問については願書と共に提出する「法曹としての適性」に関する簡単な試問がされるとされています。

(3)法学既修者の第二段階選抜(筆記試験)

試験科目は「憲法」「行政法」「民法」「民事訴訟法」「会社法」「刑法」「刑事訴訟法」の7科目です。

「商法」ではなく「会社法」が試験科目として指定されているので、商法総則や手形・小切手法からの出題はないと考えられます。

なお、学部3年次特別入試に関しては「憲法」「民法」「会社法」「刑法」の4科目について同様の試験を行うとされています。

※関連コラム:神戸大学法科大学院(ロースクール)入試過去問の出題傾向と対策

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