『憲法学読本』の司法試験へ向けた勉強での使い方と特徴
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憲法の基本書を探しているけれども、どの基本書を選んだらよいのかわからない、数多く憲法に関する基本書は出版されているけれども、結局違いがよくわからない・・・
などといった悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、司法試験対策という観点からおすすめすることができる、憲法の基本書の1つである「憲法学読本」について内容をご紹介いたします。
このコラムを読めば、「憲法学読本」の特徴がわかりますので、ぜひご一読ください。
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まず、本書の内容と特徴についてご紹介します。
内容
本書は、宍戸先生、巻美先生、安西先生という憲法学の最前線を走られている学者の先生方が共同して執筆した本です。
構成として、全体で3部構成(第1部憲法総論、第2部基本的人権、第3部統治機構)となっており、特に第2部と第3部が厚く記載され、本書1冊に憲法総論と基本的人権、統治機構の内容が凝縮されています。
第1部憲法総論では、憲法史や天皇制、平和主義に関するいわゆる総論部分について、記載され、第2部基本的人権では、人権総論、包括的基本権、法の下の平等、思想・良心の自由および信教の自由、表現の自由・集会結社の自由・学問の自由、経済的自由、刑事手続上の権利参政権・国務請求権、社会権について、記載されています。
第3部統治機構では、統治の基本原理、国会、内閣、裁判所、憲法訴訟、財政・地方自治・国法の諸形式について、記載されています。
特徴
本書の特徴は、2つあります。
(1)細分化された項目立て
まず、1つ目は、項目立てがしっかりしており、読者が迷子にならない工夫がなされていることです。
項目立てがしっかりしていると、これから何を論じようとしているのかが一見して明確であり、文章も冗長的なものにならず、端的に何を述べているのかがわかります。
例えば、本書の学問の自由に関する記載では、「1 学問の自由の意義」、「2 学問の自由の保護範囲と制限」、「3 大学の自治」といったような大きな項目が立てられ、さらに細分化した項目が列挙されています。
(2)論理明確な記述
2つ目は、「問題の所在がどこにあるのか」「当該権利はいかなる権利であるのか」「学説と判例の対立はなぜあるのか」といった議論の前提となる土台が明確に記載されていることです。
読者に行間を読ませることをせず、議論の前提とされていることについても、きちんと明確に記載されているということが本書の大きな特徴といえます。
司法試験の勉強での使い方
では、次に、司法試験の勉強をする上での本書の活用法をご紹介します。
まずは通読しましょう。
憲法の全体像を掴むために、まずは本書を通読することをおすすめします。
その際は、第1部から読み始めるのではなく、第2部、第3部、第1部といった順で読み進めましょう。
第1部は憲法総論となっており、司法試験との関係では論文で出題される可能性はかなり低く、どちらかというと短答式試験に出題される論点です。
ですが、第2部の基本的人権、第3部の統治機構と比較すると、第1部の憲法総論の優先度合いは一定程度低いといえます。
また、憲法の歴史的背景など、やや学術的な記載もありますので、第1部から読み始めてしまうと、はじめから飽きてしまう恐れもあります。
そこで、まずは通読するとしても、重要度が最も高い第2部の基本的人権、第3部の統治機構を読み進め、その後に第1部の憲法総論を読み込む方が司法試験対策としては、効率的な読み方となります。
短答と論文の知識を意識して読み込みましょう。
一度、読み終えた後は、また再び第2部から第3部、第1部の順で読み進めていきましょう。
その際は、短答の知識として必要なところと、論文の知識として必要なところを意識して読み進めることが大切です。
本書は、論文で問われる有名な論点に関する知識だけでなく、短答で問われる細部の知識についても記載されており、本書1冊で憲法の短答・論文の対策をすることができます。
そこで、2回目以降に本書を通読する際には、短答と論文の知識の違いを意識して読み進めると良いでしょう。
というのも、短答の知識部分は正誤が判断できる程度の理解度で足り、論文の知識部分は自ら論理を展開できるまでの深い理解が必要ですので、短答の知識部分よりもしっかり読み込むことが望ましいためです。
このように、両者の知識を区別して本書を利用することで、効率の良い憲法の学習をすることができます。
憲法学読本の評価
本書は、基本的人権についてだけでなく、統治機構に関する記載も丁寧になされ、短答・論文、両方の対策用としても非常に優れた基本書となっています。
統治部分の勉強にあまり時間を割きたくない方や、短答と論文の情報を1冊の基本書で勉強したいと考えている方には、とても役立つ基本書です。
憲法の基本書で悩まれている方は、ぜひ本書を手に取り、勉強を進めて頂くことをおすすめします。
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