慶應義塾大学法科大学院の特徴・入試情報
本ページにはプロモーションが
含まれていることがあります
「法律家を目指そう!」と決意したら、司法試験という難関試験を突破しなければなりません。
司法試験は予備試験に合格するか法科大学院(ロースクール)に入学し受験資格を得ることによって受験することができます。
司法試験に早く・確実に合格するには、いわゆる上位ロースクールに入学することが重要です。
そこで、今回は私立上位ロースクールのひとつに数えられる慶應義塾大学法科大学院(以下、慶應ロー)をご紹介したいと思います。
目次
慶應義塾大学法科大学院の攻略法を徹底解説!
慶應義塾大学法科大学院(ロースクール)の基本情報・特徴
所在地
慶應ローは赤レンガの東門で有名な慶應義塾大学三田キャンパスの南館に位置しています。
南館は地上11階、地下5階建で中が吹き抜けになっているスタイリッシュなデザインの建物です。
「三田キャンパスで学問してみたい!」という憧れを持っている方にとっては絶好の学習環境といえるでしょう。
施設・設備
慶應ロー校舎内には教室はもちろん、模擬法廷、自習室も揃っており、図書館も併設されています。
自習室には個人用ロッカーも設置されているので、毎日重たい六法や書籍を持ち運ぶ必要もありません。
また、慶應ロー校舎内の図書館には法律分野の書籍・雑誌が多く配架されています。
その他、三田キャンパスにはさらに新旧2つの図書館が設置されています。
他キャンパスを含めた全ての蔵書数を合わせると、全体で500万冊にものぼり、国内有数の学術情報を収集しています。
もちろん慶應の学生であればすべての図書館の蔵書を利用することができます。
学費(4月入学の場合)
学費は以下の通りです。
・入学金 100,000円
・授業料 1,120,000円
・在籍料 300,000円
・施設設備費 190,000円
・その他の費用 12,240円
・初年度納付合計 1,722,240円
※参考:2022年度 専門職大学院法務研究科 (2019年度以降入学者)
司法試験合格実績
【令和6年度司法試験】
・受験者数:246名
・合格者:146名
・合格率:59.35%
※参考:司法試験の結果について
慶應義塾大学法科大学院の令和6年度司法試験は、受験者数246名、合格者146名、合格率59.35%という結果でした。
慶應義塾大学法科大学院の入試情報
出願・入試時期
出願時期 | 試験日 | |
既修 一般選抜 | ・出願資格審査(該当者のみ) 2024年6月10日(月)~6月14日(金)(締切日消印有効) ・出願登録(インターネット) 2024年7月1日(月)~7月9日(火) 入学検定料支払 ・2024年7月1日(月)~7月9日(火) ・出願書類の郵送 2024年7月1日(月)~7月9日(火)(締切日消印有効) | 2024年8月31日(土) |
未修コース | 同上 | 2024年9月1日(日) |
特別選抜(開放型) | 同上 | 2024年8月31日(土) |
特別選抜(5年一貫型) | ・出願登録(インターネット) 2024年6月10日(月)10:00~6月17日(月)23:59 ・入学検定料支払 2024年6月10日(月)10:00~6月17日(月)23:59 ・出願書類の郵送 2024年6月10日(月)~6月17日(月)(締切日消印有効) | 審査:6月中旬~下旬 |
※参考:入学者選考:一般選抜、特別選抜(開放型)および未修者コース
※参考:特別選抜(5年一貫型)(地方枠含む)
募集人数
既修 一般選抜 | 80名 |
特別選抜(5年一貫型) | 45名 |
特別選抜(開放型) | 45名 |
未修コース | 50名 |
※参考:慶應義塾大学大学院 法務研究科
慶應義塾大学の入試倍率と難易度
慶應義塾大学の2024年度入試は全体で、受験者数1026人、合格者数348名となっており、実質倍率は2.95倍でした。
2023年度の法科大学院別の入試倍率ランキングによれば、倍率で見た難易度は、全34法科大学院中12番目となっています。
慶應義塾大学法科大学院の入試難易度は高いと言えるでしょう。
関連コラム:法科大学院(ロースクール)入試の難易度を倍率と合格率から分析!
入試年度 | 募集人数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
2024既修 | 80 | 720 | 222 | 3.24倍 |
2024未修 | 50 | 213 | 59 | 3.61倍 |
2023既修 | 80 | 804 | 243 | 3.31倍 |
2023未修 | 50 | 222 | 65 | 3.42倍 |
2022既修 | 80 | 813 | 241 | 3.37倍 |
2022未修 | 50 | 215 | 80 | 2.68倍 |
2021既修 | 170 | 644 | 320 | 2.01倍 |
2021未修 | 50 | 161 | 79 | 2.04倍 |
2020既修 | 170 | 665 | 331 | 2.01倍 |
2020未修 | 50 | 169 | 84 | 2.01倍 |
※参考:法務研究科入学試験結果について
未修コース
未修コースの試験は小論文です。
問題文を読んで論述する一般的な小論文の問題が毎年出題されています。
設問は2つに分かれていて、設問1が800字程度の要約問題、設問2が1500字程度の論述問題となっていますが、字数指定は年によって前後します。
既修コース
一般的な既修コースは憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目入試です。
(学部3年生は訴訟法以外の4科目入試)
試験時間は以下の通りです。
➀憲法・民法・刑法 10:00 ~ 12:30(150 分)
➁商法・民事訴訟法・刑事訴訟法 14:10 ~ 16:10(120 分)
3科目同時に試験を実施するため、時間配分が重要になります。
また、比較的高難度の問題を短時間で解くことが求められます。
用意される法文は、ポケット六法などの使い慣れたものではなく、司法試験用法文を模したような見慣れないものなので注意が必要です。
事前に購入するか先輩に譲ってもらうかして過去問を解くことをオススメします。
※関連コラム:慶應義塾大学法科大学院(ロースクール)入試過去問の出題傾向と対策
アガルートの【慶応義塾大学法科大学院】過去問解説講座
慶応義塾大学法科大学院の過去問に特化した、解説講座です。
この講座では、アガルートアカデミー講師が講師作成の答案例を用いながら解説していきます。
慶応義塾大学法科大学院の傾向を徹底的に分析し、合格のための解答を提示しますので、効率よく過去問対策をしたい方におすすめです。
アガルートの【慶應義塾大学法科大学院】入試対策講座
短時間で志望校にマッチした解答を導けるように!
対策しにくい法科大学院入試をサポート!
まずは自分で過去問を解き、その後に最適な答案例を用いて解説をおこないます。
法科大学院入試を検討されている皆様のおすすめの講座です。