ベリーベスト法律事務所 横浜オフィスで働かれている笠木弁護士に、弁護士の就職活動についてインタビューしました!

「いつから就職活動すればいいの?」「就活で意識すべきポイントは?」など、弁護士業界のリアルな就活事情についてお教えいただいています。ぜひ参考にしてください。

目次

自己紹介・横浜オフィスについて

Q:自己紹介をお願いします。

笠木 拓海です。私は中央大学法科大学院を卒業後、横浜修習を経て、現在ベリーベスト法律事務所の横浜オフィスで勤務しています。今は、弁護士になって2年目になります。

Q:横浜オフィスには弁護士が何人くらい所属していますか?

最近は人数が増えており、10人以上はおります。

Q:先生の専門分野はありますか?

多いのは交通事故や労働問題、刑事事件、その他一般家事事件全般です。
いわゆる民事一般ということになります。刑事についても担当していました。

就職活動について

Q:先生はいつから、どのように就職活動をしましたか?

就活については、ロースクールの3年生頃から意識をしていましたが、実際に動き出したのは司法試験が終わった直後です。
私の時は5月だったので、5月終盤から6月にかけてになります。

Q:インターンやエクスターンはロースクール時代に行かれましたか?

私は行かなかったです。
行った方がいいのかなとは思っていましたが、元々ベリーベスト法律事務所が第一志望で、当時ベリーベストがサマークラークなどを行っていなかったので、参加していませんでした。

Q:今、ベリーベスト法律事務所でサマークラークなどはされていますか?

今はやっています。この間もやっていましたし、横浜オフィスでもやっていました。

Q:就職活動は、ベリーベスト法律事務所以外にあまりされなかったのでしょうか?

何社かさせていただきました。
司法試験が終わった直後くらいに、いわゆるサマークラークに何社か応募をして、並行してエントリーシートを出して面接を受けていました。

Q:第一志望をベリーベスト法律事務所にしていた理由を教えてください。

当時の私は、お客様目線になった時、実際に弁護士に相談するということになったら、どうやって弁護士を選ぶかなと考えました。

やはりシンプルにネットなどで検索するかなと思いました。
そこで、実際にネットで検索したところ、本当に価格帯も含めて相談しやすそうだな、信用できそうだなという事務所を何社かピックアップした中で、私の中ではベリーベストが特に相談しやすそうだなと感じました。

お客様の立場に立った時に、そうやって見えるということは、ある程度の実績もあるのかなというところから興味を持ち、エントリーシートを出すことにしました。

Q:情報収集についてはインターネット以外にどのようにされていましたか?

インターネットの他だと、先輩や同期の紹介を受けていました。

「一緒に受けようぜ」という感じで、同期も一緒に受けて、何人か入所しています。

Q:ベリーベスト法律事務所の募集人員は多いですか?

そうだと思いますが、中で見ていると結構絞ってきているという印象もあります。

Q:弁護士を目指す方が、就活で意識すべきことについて教えてください。

事務所によっては司法試験の前のタイミングで採用活動が始まっているところだとか、逆に司法試験の合格発表後に始まるところもありますので、タイミングの問題もあるとは思います。
ですが、共通して言えるのは、人事の方、面接を担当される方、裏にいる代表の方、現場の所員に、「一緒に働きたい」と思ってもらえるような受け答えができるかどうか、が一番大事なのかなと思います。
そのための準備はある程度していたと思います。

Q:志望する事務所に入るために大事なことは何でしょうか?

一般的な表現ですが、いわゆる事務所の強みを自分でちゃんと調べて、代表や所員が事務所について、どこを褒められたら嬉しいのかというところは、絶対に考えておいた方がいいと思います。

Q:ベリーベスト法律事務所の面接は何回くらいあったのでしょうか?

私は2回でした。
他の事務所もだいたいそのくらいだったと思います。

Q:大手企業法務や専門型などの事務所は検討されましたか?

私自身は一般民事というところで、いわゆる「弁護士らしさ」みたいところを追求したかったので、企業法務などは考えていなかったですね。

Q:ベリーベスト法律事務所に入ってみていかがですか?忙しさについても教えてください。

すごくやりがいを感じて働いています。
業務の忙しさは、人によりますが、私は今、楽しく仕事をさせていただいていますので、自分自身はかなり忙しい方なんだろうなとは思いますね。

もちろん強制ではないですが、私は土日も働いている時は働いています。

Q:もしベリーベスト法律事務所がなかったら、どんなふうに就活を進めていたと思いますか?

結局第一志望、第二志望、第三志望というものを決めることにはなると思いますが、やはりお客様目線に立って考えるというところは変わらないのかなと思います。

Q:司法試験合格後、どこにも就職できないという人はいるのでしょうか?

修習中に最後まで決まらないと悩んでいらっしゃる方はいらっしゃいました。
ですが、今はおそらく友達の紹介で街弁として働いていらっしゃると思います。
いわゆる即独という形で自分で事務所を構えるというような方もいらっしゃいました。

Q:受験生時代、就活に対する不安はありましたか?

その当時は、私も不安はありました。
でも、実際に内定をいただいてみて、後から考えると、本当に今は売り手市場なのかなと思いますね。

Q:裁判官や検察官になることは考えましたか?

具体的には考えていなかったのですが、面白そうだなとは思っていました。

検察官は一度声をかけていただき、ちょっと揺らいだところはあったのですが、例えばベリーベストで言えば、ある程度年収も公開されていますので、そういうところと比較した時に報酬の面でも法律事務所の方がいいのかなと私は考えています。

Q:修習前に弁護士・裁判官・検察官といった進路を決めておく必要はありますか?

心の中で、もちろん決めておいた方がいいと思いますね。

任官自体が、修習中の成績と積極性で判断されますので、心には決めていった方が良いと思います。

研修所に入った後は最初に起案があり、そういったものも重視されます。

Q:勉強中の方に対してのアドバイスをお願いします。

任官・任検をするかどうかにかかわらず、法律事務所の就活自体は進めた方がいいと思います。

任官・任検が決まるのは修習の最後ですので、それまでにある程度内定をいただいておいた方が精神衛生上、良いと思います。

Q:最後に就職前の受験生に一言お願いします。

今後、先行きが見えないとは思うんですけれども、しっかり頑張れば未来は明るいですので、頑張っていただきたいなと思っています。

この記事の著者 笠木 拓海 弁護士

笠木 拓海 弁護士

中央大学法科大学院 修了
司法試験 合格
最高裁判所司法研修所(横浜地方裁判所配属) 修了
ベリーベスト法律事務所 入所

私が弁護士を志したきっかけの一つに、父が長年勤めた会社を不当解雇されたことがあります。その際に、当時弁護士に頼んでいれば、会社に多額の請求ないし復職ができた可能性が高かったことをあとで知りました。
法的トラブルを解決するためには、様々な手段・制度が用意されています。その中でも、私が、「お客様お一人お一人に合うベストな手段・制度をオーダーメイド」に模索します。一緒に乗り越えましょう。

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