ベリーベスト法律事務所 東京オフィスで働かれている石毛弁護士に、弁護士の年収についてインタビューしました!

「弁護士って稼げるの?」「高年収を目指すにはどんな法律事務所を選べばいいの?」など、これから弁護士を目指す方にとって有益な情報盛りだくさんです。ぜひご覧ください!

目次

ご経歴や役職について

Q:自己紹介をお願いします。

石毛孝一です。私は71期で、6年目の弁護士です。
ベリーベスト法律事務所の中では、パートナー弁護士と言って、役職としては国内企業法務の分野のマネージャーをしております。
また、エリアマネージャーとして支店の統括をしており、東京の西部と神奈川を除く関東全域と甲信地方の支店の統括を担当しています。

Q:6年目でパートナー弁護士とのことですが、パートナー弁護士は多くいらっしゃいますか?

私が3年目にパートナーにしていただいたのですが、年齢によっても異なると思います。
大体10年経たないぐらいからパートナーになっていく方が多いです。

Q:先生は前職の経験があって、転職されたのですか?

弁護士になって6年目なんですけれども、その前は色々会社経営をしたり、経営コンサルタントをしたりしていました。

ベリーベスト法律事務所について

Q:ベリーベスト法律事務所について、教えてください。

ベリーベスト法律事務所は、おそらく規模として1番大きな街弁という表現がしっくりくると思うのですが、弁護士数では国内第6位、個人の方を相手にしている法律事務所としては、一番弁護士数が多い事務所になっています。

その中でも総合法律事務所を目指しているところなので、私自身も企業法務のマネージャーもやっているのですが、さらに一般民事だけではなくて、企業法務にも力を入れている事務所です。

Q:企業法務やそれ以外の業務について、幅広く展開されている形ですか?

いろんな専門チームがあり、かなりマニアックで特殊なものから一般的なものまで何でもやるというのが基本コンセプトだと思います。

Q:先生は企業法務を担当されているとのことですが、1~2年目は一般民事や刑事など全般的に担当されていたのですか?

1年目から企業法務はやるようにと言われていたのですが、とはいえ一般的な離婚・労働だったり、刑事事件だったり、そう言う街弁業務を楽しくやらせていただきました。

Q:企業法務について、ベリーベスト法律事務所ではどのくらいの割合、人数の方が担当されているのでしょうか?

実は、ベリーベスト法律事務所は内部が自由で、組織もかなり緩やかですから、色んなところをつまみ食いしたり、何でもやることができます。

なので、企業法務の人間という人は意外と少なくて、企業法務しかやらない弁護士は20人くらいですが、100人以上の弁護士が他の事件もやりながら、企業法務もやっているという状態です。

所内でも「こういう分野について興味ある人」とメールを送ると手を挙げる人たちが出てきて、そこで急遽チームを作るなど、かなり柔軟な形になっています。

Q:多くの支店があると思いますが、支店の中や支店を超えた連携もあるのでしょうか?

支店の弁護士でも、いろんな分野を手を挙げてやっていきますし、私もエリアマネージャーとして支店を回りながら「企業法務やらないか」とか「企業法務で広告法務に力を入れるからやらないか」というようなことを声をかけて回ったりもしているくらいですので、そういうことはよくあります。

弁護士の年収について

Q:ベリーベスト法律事務所の弁護士の年収について教えてください。

ベリーベスト法律事務所の年収はホームページ上で毎年最新の内容が公開されていますので、それを見ていただければわかると思います。

そこに、中央値・平均値というものが記載されていますが、中央値・平均値は、普通に働いていれば稼げるのが我々の実感です。

普通に稼ぎつつ、どんどん仕事をして事務所から報酬をもらいたいとう弁護士もいますし、個人事件をいっぱいやっている先生もいます。
もしくは、弁護士会の委員会活動などに力を入れたり、普通にやってそれなりの報酬をもらいつつ、それぞれが、いろんなことをやっているというイメージですかね。

Q:頑張れば頑張るほど、年収は上がっていくのでしょうか?

そうですね。
たくさん事件を担当したりですとか、売上が上がるとその分年収に跳ね返るという報酬体系の仕組みですので、やればやるほど、年収が上がるようになっています。

Q:1~3年目ぐらいでも、年収1,000万円は十分超えることができる形ですか?

ベリーベスト法律事務所の弁護士で年収1,000万の人というのは、時短で働いていたりとか事務所の仕事は最低限で他の仕事をしている方となります。

支店の場所によっては、新卒でも最低保証で1,000万円だったりするので、1,000万円は簡単に超えていて、2,000万円を超えてくると忙しいなというようなイメージになると思います。

Q:事務所以外の仕事もできる時間はあるということでしょうか?

1,000万円ぐらいの年収規模で事務所の仕事をやっている先生であれば、ワークライフバランス重視もできますし他で色々やっている先生もたくさんいらっしゃいます。

Q:稼げる弁護士・稼げない弁護士のタイプはありますか?

いくつかあると思いますが、意欲的な方は稼げるのは間違いないと思います。

司法試験の時は合格を目指して頑張ると思いますが、実務に出ると司法試験のテンションで働き続けられる人ばかりではないので、子どもができたり色んなフィールドで、仕事はそこそこという人も増えてくるとは思うんですよね。

その中でも時間の長い・短いは人によるのですが、熱意と密度を持って一生懸命仕事をしている人は稼げるのだろうと思っています。

Q:営業力は弁護士にとって必要でしょうか?

ベリーベスト法律事務所自体が「弁護士業もサービス業」と常に言っていますので、人当たりの良さやマナーという部分は必要だと思います。

ただ、営業力というと無理やり何か変なものを買わせたり、口先で騙したりというイメージもありますが、そういったものは全くいらないですね。

普通に熱意を持って「私があなたを助けます」というスタンスでやるというような、そういった営業力があれば十分だと思います。

Q:高い年収を目指すなら、どんな法律事務所を選べばいいですか?

事務所を選ぶ時に、代表の考え方やカラーは重要かと思っています。

「弁護士は修行だから、いる間の給料は我慢しなさい」という考え方を持っている代表の方もいらっしゃって、「3年ぐらい経って力がついたら、独立しなさい」というような事務所もあります。

そのような事務所の場合、そんなに年収は期待できないと思うんですよね。

逆にベリーベスト法律事務所は組織として維持しなくてはならないということもあるのですが、弁護士が人手不足の業界なので、給料が悪ければ他に行ったり、独立してしまったりもするので、その分なるべく還元しようという考え方でやっています。
ですので、所属弁護士にしっかり報酬を還元している事務所かどうかという視点で選べば、稼げるのではないかと思います。

就職活動について

Q:弁護士は今、本当に人手不足なのでしょうか?

はい。私は10万人になっても全然、人手不足だと思っているぐらいで、毎年5,000人でも1万人でも合格者を出してくれないかなと思っているぐらい、現場は本当に人手不足だと思います。

相談はたくさんあるのですが、忙しすぎて断らざるを得ない事件がたくさんあるというのが、弁護士業界の実情です。

Q:ベリーベスト法律事務所に入所される際、就職活動で工夫されたことはありますか?

私は、弁護士としては新卒なんですが、他の仕事をいろいろやっており、中途のような考え方があったので、業界研究のため色々な事務所を調べ、面接だけでも2桁、20~30以上の説明会や面接に行きました。

いろいろ資料を取り寄せたり、問い合わせを含めると100ぐらいはやるくらい、本当にいろいろな事務所を見てきました。

その中でベリーベスト法律事務所は特殊なところがあり、ベリーベストのコンセプトが自分の考えと合致したので、選ぶことにしました。

Q:就職活動についてアドバイスをお願いします。

面接や説明会は無料ですので、修習に行く前や修習が始まったぐらいの時間のある時に、食わず嫌いをしないで、いろんな方向性の事務所の話を聞きに行ってもらいたいですね。
知らずに「ここしかない」と思っていると損をすることが多いのではないかと思います。

また、その中で3年後・5年後・10年後、自分がどういう弁護士になっていきたいのか?それが実現できる事務所なのか?という目で見ていただければ、間違いないと思います。

ベリーベスト法律事務所でも、毎週のように説明会を開催しています。
普通の説明会以外にも、食事しながら内容を聞くイベントもあり、Twitter(X)で発信したりもしています。

知ってもらうための広報活動もよくやっているので、機会があれば見ていただければと思います。

Q:これから弁護士を目指される方に向けて、最後にアドバイスをお願いします。

実は私も司法試験を受けている時に「合格してから、仕事がない」など、ネガティブな情報を目にすることがありました。

特に私が合格したのが、40歳ぐらいだったので、どこにも就活できないんじゃないかという不安もありましたが、その点については絶対に心配はないです。

ちゃんと熱意があって、仕事しようと思っている方であれば、絶対に就職できないということはないですし、即独をしても熱意のある人は何とでもなるような業界なので、安心して弁護士を目指していただければと思います。

この記事の著者 石毛 孝一 弁護士

石毛 孝一 弁護士

中央大学法科大学院 修了
司法試験合格
最高裁判所司法研修所(千葉地方裁判所配属) 修了
ベリーベスト法律事務所 入所


私は、大学卒業後から経営コンサルとして、飲食・レジャー・不動産業・銀行・保険会社の経営者や経営幹部のサポート業務に従事して経験を積み、自分で会社を設立してから9年後、会社を売却して弁護士となりました。
法律に詳しいだけでなく、色々経験してから弁護士になった人に担当してもらえて良かったとお客様に思われることを目標にしておりますので、お気軽にご相談ください。

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