自己紹介

名前:Y.Tさん
年代: 20代
属性:大学生

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。

■ 予備試験・法科大学院入試B

合格体験記

予備試験を目指すに至った経緯

私が本気で予備試験に合格したいと思ったのは,学部4年時に予備試験の短答式試験に落ちた時です。

初受験であったこともあり,受かればラッキーという程度の心境でしたが,実際落ちてみると非常に悔しいものがあり,来年は必ず受かると友人に宣言したことを覚えています。

もっとも,予備試験を初めて受験した時の学力は到底合格レベルに達していたとは言えるものではありませんでした。

私は学部に入学した当初から,漠然と法曹になりたいとは思っていたものの,予備校等に入ることもなく,だらだらと勉強をしていました。

結局のところ,学部4年の6月まで,民間就活と並行する形で勉強するという中途半端な方法をとっていました。

そのため,下四法どころか,上三法の理解も曖昧なまま最初の予備試験受験当日を迎えてしまいました。

予備試験に落ちた後は,ロー入試のために,論文対策に取り掛かりました。

それまで論文対策を全くやっていなかった焦りもあり,大急ぎで重要問題習得講座を受けることしました。

以下,具体的な勉強スケジュールを述べます。

具体的な勉強法(インプット)

基本的なインプットは,学部の授業に沿わせて基本書を通読していました。

特に民法,刑法,行政法,刑訴法,商法,手形法は繰り返し読み込んでいました。

一方で,憲法については百選の通読が中心でした。

会社法,民訴法については通読ができず,アウトプットをしながら知識を入れるという形をとっていました。

実務系科目も同じです。

具体的な勉強法(アウトプット)

・短答対策 過去問を繰り返し解きました。

特に下4法は素読を重点的に行っていました。

・論文対策 学部4年の6月から重要問題習得講座を始めました。

またロー入試後には,予備試験の過去問を3年分,時間を測って解きました。

ロー入学後に解けたのは2年分ぐらいです。

また,民訴法については,定義をまとめた単語カードを作っていました。

実務科目は過去問のみです。

・口述対策 ひたすら友人と条文の説明をし合ったり,模擬試験をしていました。

合格を受けての雑感

論文が初受験で勉強期間も短かったので,まさか受かるとは思っていませんでした。

しかし,勉強時間ではなく,ゴールを見据えて粛々と最低限の勉強をすることで合格は可能なんだなと改めて感じています。

過去問の検討でも,的外れな解答をしていましたし,本番でも民訴法,商法は全く分からずペンが止まりました。

それでもなんとか食らいついて答案を書けば,たとえ数科目コケても(実際に私はAからFまでの全ての評価をコンプリートしました(笑)),合格ラインに乗ることができるのだと感じました。

問題文を正確に読み,今までの知識をもとに,淡々と問題を処理することが合格のために最も肝要であると思います。

決して優秀な成績を残していない私のような者が後進の方々に1つだけアドバイスをするとすれば,「〇〇だから無理だ」と自分で天井を作るのではなく,「〇〇だけど合格してやる」というような良い意味で楽観的な気概をもって勉強に取り組まれるといいのかなと思います。

少なくとも私はそう思っていましたし,そのおかげでギリギリ合格することができたと考えています。

最後となりましたが,後進の方々の合格を心よりお祈りしています。