平成30年 司法試験 合格者の声|自分の知らない問題や論点は皆分からないという精神状態で臨むことができました S.Mさん
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自己紹介
名前:S.Mさん
年代:20代
属性:専業受験生
受験資格:予備試験合格者
公法系:84-91位
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。
合格体験記
予備試験合格時に法科大学院に在学中であった私は、法科大学院を休学せず、法科大学院に通いながら司法試験の過去問の研究を進めることにしました。人によっては、予備試験合格後から法科大学院を休学するようですが、私自身は、法科大学院の講義で各法律科目の論点を深く学習できると考えていたので、このような選択をすることにしました。
司法試験の過去問の研究では、自分で実際に答案を書きつつ、各年度の上位者の再現答案、出題趣旨と採点実感を見比べながら、各科目どの程度出題趣旨で言及された論点に触れるべきか、規範、理由付け、当てはめのそれぞれについて確認しました。
このような作業を法科大学院の授業と並行して行ったところ、結局3月に受験した司法試験模試までに平成23~29年度の過去問しか消化することができませんでした。もっとも、平成22年度以前の過去問で問われた論点については、アガルートの重要問題習得講座や市販の演習書でもほとんど問われているものであったため、論点知識という面で過去問をよく研究している法科大学院卒業生にも負けることはないだろうと考えていました。
実際に、3月の司法試験模試でも、本試験でも、納得のいく成績をとることができたので、私の考えにそこまで間違いはなかったのではないかと思っています。
しかし、短答の成績が模試ではあまり良くなかったため、4月以降は、短答対策にも多くの時間を割きました。さらに、模試の結果から、論文のアウトプットについてはそこまで時間を掛けなくても良いだろうと考え、各科目の論証集のインプットや判例百選で近年掲載された判例を各科目確認することも4月以降重視しました。
その結果、司法試験本番にも、自分の知らない問題や論点は皆分からないという精神状態で臨むことができました。
以上のように、私は、直近7年分の過去問の研究により、合格者の相場感、上位合格の条件、司法試験での時間管理を学び、直前期のインプットによって、知識の網羅性を高めることで、司法試験に合格することができたと考えています。