平成29年 司法試験 合格者の声| 情報の一元化をすることを軸として勉強を進めた H.Nさん
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自己紹介
名前:H.Nさん
年代:20代
属性: 法科大学院卒業
全体順位:62位
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。
合格体験記
まず全体を通して,「情報の一元化」をすることを勉強の軸として勉強を進めていました。
択一については,年内に新司・旧司の過去問を一通り解きました。
ロースクール期末試験後の2月からは,肢別に作られた問題集をひたすら解いていました。
そして,4月までにはよく間違える肢について逐条ごとにまとめられた本に反映させ終わり,5月からはひたすらそれを読んでいました。
私見ではありますが,論文と違い,択一は一夜漬けで点数が5点は伸びる科目です。
そのため,司法試験期間中も中日や前日はほぼ徹夜で上記まとめ本を読んでいました。
その結果,本番では8割ほどの点数をとることができました。
論文のインプットとしては,全科目市販されている論証集をもとにまとめノートを作っていました。
具体的には,ロースクールの講義や答練・過去問演習で得たことはすべてまとめノートに反映していました。
その際は,「本番でどのように書くのか」という視点を重視し,余計な知識は意識的に省いていました。
そして,中間試験・期末試験・模試(場合によっては答練)の前になると全ページ印刷し直し,マーカーを引いてインプットをしていました。
論文のアウトプットとしては,2月から毎日答案を書いていました。
司法試験は120分という限られた時間でライバルよりも質の良い演技をする,というスポーツ的な側面が強い試験です。
そのため,書く力・問題を分析する力を手っ取り早くつけるには,実践形式の練習,つまり答案を書くことを毎日することが効率的と考えていました。
時にはゼミの友人たちと答案を書き,現場に近い緊張感でアウトプットの練習を行うこともありました。
以上の対策を経て,(まだ司法試験の成績は発表されていませんが)2回受けた模試では上位5%に入ることができています。
最後に,使用する基本書・演習書を聞かれることが多くありますが,私はアガルートをはじめとした予備校のテキストのみを使っておりました。
百選を見ることもありましたが,合格への寄与度は低いと思っております。
合格した友人らを見ても,学者本の使用の有無・程度はまちまちです。
結局は自分に合ったテキストを見つけていくことが大切なのだと思います。