平成29年 司法試験 合格者の声| 合格するためには自分に合った勉強方法を確立することが重要 青塚 貴広さん
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自己紹介
名前:青塚 貴広さん
年代:20代
属性:法科大学院卒業
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。
■ 重要問題習得講座
合格体験記
私は以前,司法試験は適切な量と質をともなった勉強をすれば合格できる試験であると合格者の方から伺ったことがありました。
勉強の量は,単純にどれだけ集中して勉強をしたかの話なので特に難しいものではないと思います(私は予定のない日は12時間以上勉強していました。)。
しかし,勉強の質は,どれだけ自分に合った勉強方法を実践できているかが問題になると思います。
そこで,まず自分に合った勉強方法は何かを模索することから始めました。
例えば,予備校で配布される合格体験記を見て,合格者の勉強方法をワードでまとめたりしました。
その後は,それぞれの勉強方法を実践してみて自分に合っているものを探しました。
結局,いろいろな方法を試した結果,私には予備校が出しているまとめ本(論点とそれについての論証が掲載されているもの)を使って知識の一元化をするという方法が合っていると感じました。
具体的に言えば,オリジナルの論証を演習書や参考書などを参照しながら作成し,それを付箋に書いて,まとめ本に貼り付けたり,余白に問題の所在や注意点などを書き込んでいました(まとめ本は裁断して,科目ごとにファイリングしました。)。
また,掲載されていない論点やまとめ本では簡潔にすぎる部分もありますから,その点についてはワードで自分なりにまとめた上,それをB5のルーズリーフに印刷して,科目ごとに裁断しておいたまとめ本とともに,ファイルにとじることもしていました。
確かにまとめノートを作るのは,時間のかかる作業ではありました。
しかし,作り終わった後は,インプット段階ではそのノートしか見ていませんでしたが,それで十分合格レベルまで達することができました。
アウトプットは,過去問や重要問題習得講座を利用して行っていました。
特に重要問題習得講座は,千本ノック的に,とりあえず問題文を読んで答案構成をした後に参考答案を見て論点落としがないか等を確認し次に進む,という感じでどんどんまわすことを意識しました。
このようにすることにより,2,3周目には問題文を見たら,だいたい論点が何かがすぐに出てくるようになりました。
論点や論証を知っていても,どのような場面でその論点や論証が出てくるのかがわからなければ意味がないので,上記のような方法はすごくよかったと思います。
おかげで,模試や試験でもすぐに論点が何かを発見できるようになりました。
以上のように,私は勉強の量と質を意識して,受験勉強をしていました。
特に勉強の質については,人それぞれ勉強方法が違いますから,まずは自分に合った方法を確立することが重要になると思います。
もし,勉強の量はそれなりにこなしているのに,成績が上がらない方がいれば,勉強方法を見直してみることをおすすめします。
勉強方法は人それぞれですから,上記の勉強方法は他の人に合わないかもしれません。
ただ,まだ勉強方法がわからない,成績が上がらないという方がいたら,ぜひ一度実践してみてください。
最後になりますが,司法試験は量と質がともなった勉強をすれば合格できます。
私の合格体験記が,少しでも役に立てたならば幸いです。
長丁場で大変ですが,ぜひ頑張ってください。