平成29年 司法試験 合格者の声| 短答は感覚が鈍らないよう毎日移動時間にやっていた Y.Kさん
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自己紹介
名前:Y.Kさん
年代:30代
属性:社会人
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。
■ 総合22位合格者が教える 出題趣旨を掴まえる問題文の読み解き方
■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験・予備試験 短答過去問解析講座 憲法・民法・刑法
■ 合格答案の「作り方」
■ 総合4位合格者が教える 30分で済ませる答案構成講座
■ カリキュラム司法試験A
合格体験記
私は,仕事と家庭での介護の関係上,平均して1日3時間程度しか勉強時間を確保することができませんでした。
それでも4回目受験だったこともあり,勉強時間はさほど影響がないと思っていました。
昨年の敗因分析として再現答案は作成しなかった(覚えていなくて作成できなかった。絶対書いた方がいいです。)ものの,論文添削者のコメントと試験での点数を見る限り,三段論法等の書き方は問題ないと思っていました。
点数の低かった科目は,論点をはずし,全く関係のないことをひたすら書いていました。
問題文の事実から論点を抽出する能力,問題発見能力が私には足りないと思い,そこを強化するため,問題をたくさん解きました。
また,論点ばかり意識しすぎると,悪しき論点主義に陥り,問題とは全く無関係な前提を論じてしまったりするおそれもあるため,そうならないよう意識しつつ,論証をまずはフルで理解し,実際はコンパクトに必要な箇所を論じることができるように意識しました。
あとは過去問です。
短答は感覚が鈍らないよう毎日移動時間にのみ,肢ごとにやっていました。
これで少なくとも足切りになるようなことはないと考えていました。
公法系は対策が不十分のまま試験を迎えることになりましたが,実際今年は,論点を外した科目はほとんどなかったと思い,手応えがかなりありました。
解説をみると,間違えた箇所ももちろんありましたが,例年に比べると,論点に触れることができていたと思います(今年は全体的に論点が発見しやすい傾向にあったとも思います。
私は,過去の自分や不合格だった友人たちを見て,不合格者のパターンには3種類あると思っています。
一つ目は勉強量が圧倒的に足りていないパターンで,これは絶対受かりません(短答で落ちます。
これは勉強するしかありません。
それをある程度クリアしている前提で,二つ目は,論点等の理解はあるが,書き方がダメなパターンで,三段論法が守れていないものです。
これはたくさん答案を書き,書き方を知り,必ず合格者やできる人に見てもらう必要があります。
そうすれば勝手に受かります。
できる人,すぐに受かる人のパターンです。
三つ目は,私のような書き方はある程度守れるが,論点の理解が乏しい,あるいは,知っていても問題文の事実からそれを抽出できないパターンです。
論点の理解が乏しいと問題となる事実を見落とし,何を論じていいか全く気づきません。
以前は論点主義に陥るなと言われ,悪しき論点主義などとして論点の理解を避けるように指導している人もいました。
しかし,その人たちは既に論点の理解ができている前提で次のステップの話をしていると私は思います。
上位答案を書くにはそれが必要ですが,単純に受かるだけなら,論点の理解だけを極め,論点をはずさなければ,絶対受かります。
私が証明しました。
論点は合格する多数の受験生が書いてくるので,そこをはずすと点数が大幅に離れます。
皆ができていることができないとだめです。
逆にそれさえできれば,現場思考の問題や最新の判例の理解を聞いている問題ができなくても,十分合格点がとれます。
長々と書いてきましたが,凡人の私が受かったので誰でも受かります。
特にリベンジ組の方々は頑張ってほしいです。