司法試験商法科目では、商取引や会社に関する規律の問題が出題されます。

中には、会社法の条文の趣旨から結論を考えさせる問題もあり、他の科目と同様にしっかりと勉強する必要があります。

その際に使用する教材は、どういった物が良いのでしょうか?

このコラムでは、そんな商法・会社法のおすすめ参考書や問題集等を解説していきます。

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【司法試験】商法・会社法の入門書

まずはじめに、司法試験の商法・会社法の学習におすすめの入門書を紹介します。

『現代商法入門〔第11版〕 (有斐閣アルマ)』有斐閣 近藤 光男

現代商法入門〔第11版〕 (有斐閣アルマ)』は、会社法をはじめ、商法総則・商行為法・手形小切手法といった会社法全般を幅広く解説する一冊となっています。

有斐閣アルマシリーズは法律を勉強していない一般の読者向けにもかかれているので、これから本格的に勉強する方にちょうど良い一冊といえるでしょう。

商法・会社法の入門書段階で学ぶべきことは、会社法の基本理念や体系を理解しておくことです。

例えば公開会社では「所有と経営の分離」が重視されており、そのために様々な規律があること等。

ただ漫然と読むのではなく、上記のような考えを意識しながら読み進めていきましょう。

【司法試験】商法・会社法の基本書

続いて、司法試験の商法・会社法の学習におすすめの基本書を4冊紹介します。

『会社法 第3版』弘文堂 髙橋 美加・笠原 武朗・久保 大作・久保田 安彦

※引用:amazon

会社法の条文は他の法律と比較して一文が長く、複雑な構造をしています。受験生の中にもこの条文の読みづらさを苦手としている方もいるでしょう。

本書は条文に沿って丁寧に解説がなされており、受験生の悩みどころを解決する一冊になっています。

また、受験生が疑問に思う点や論点を太字で記載しており、一目で条文の持つ問題点を理解できるようになっています。

本書は会社法の基本書として使用できます。通読してインプットすることや、演習書等を解いていくうちに分からなかった知識を再び学び直すといった使い方が良いでしょう。

・『リーガルマインド商法総則・商行為法〔第3版〕』

※引用:amazon

・『リーガルマインド手形法・小切手法 第3版』有斐閣 弥永 真生

※引用:amazon

予備試験では会社法以外の範囲からの出題があるため、司法試験でも商法・手形法及び小切手法からの出題に備えて勉強しておく必要があるでしょう。

本書は幅広いこれらの分野をコンパクトに解説しており、かつ司法試験合格に必要な知識をカバーしています。コンパクトなので短期間で何度も回すことができます。

『会社法 第3版』田中 亘 東京大学出版

※引用:amazon

本書は会社法の背景にある実社会の基礎事情から全体像まで詳細な解説がなされています。

上記の基本書では省略されている部分についても分かりやすく書かれており、コラムが253もあるなど本書を用いてしっかりと学ぶことができます。

本書は分量があるため通読より辞書としての利用がおすすめです。

例えば通読用基本書では理解できなかった部分や、司法試験頻出部分を読んで会社法への理解を深めるといった使い方があります。

【司法試験】商法・会社法の判例集

次に、司法試験の商法・会社法の学習におすすめの判例集について解説します。

『会社法判例百選 第4版』神作 裕之・藤田 友敬・加藤 貴仁編

※引用:amazon

他の法律と同様に、会社法も判例の理解が重要です。

例えば、判例百選は各法律の重要な判例を100個程度選出して、各判例について事案の概要・判旨・解説を行っています。

百選に掲載される判例は、どの判例も司法試験の論点として出題可能性があり、受験生であれば各判例の事案と判旨を当然おさえておくべきものとされています。

そのため司法試験の商法・会社法に挑むのであれば本判例集がおすすめです。

判例集の使い方としては、基本書で出てきた判例を判例百選で詳しく学ぶことや、通読するといった方法が考えられます。

判例集を通読することで会社法に対する力がつきますが、一人で読むのは無味乾燥で辛い作業でしょう。判例百選攻略講座の活用をおすすめします。

【司法試験】商法・会社法の演習書

ここでは司法試験の商法・会社法の学習におすすめの演習書について解説します。

『Law Practice 商法〔第4版〕』商事法務  黒沼 悦郎

※引用:amazon

本書は判例百選に掲載された判例を題材に問題が作成されています。

特に司法試験の問題は最新判例や重要判例を参考にして作成されていることが多いので、本書はそのような傾向に合致した演習書といえるでしょう。

また、問題の難易度もスタンダードなものが多く、分かりやすく丁寧な解説がなされているので取り組みやすいという特徴もあります。

基本書を読み、インプットした知識が身についているかを確認するためにまず取り組むべき一冊となっています。

『事例で考える会社法 第2版 (法学教室ライブラリィ)』有斐閣  伊藤 靖史ほか

※引用:amazon

本書の問題の難易度は高度なものも多く、司法試験と遜色ないレベルのものも出題されています。

難易度が高い問題が多いものの、解説が丁寧なので独学でも対応できます。上述の『Law Practice 商法〔第4版〕』で物足りなくなった方用といえるでしょう。

全問を解くと重要な論点を漏れなく拾うことができ、最先端の議論まで学ぶことができるので、司法試験で会社法を得点源にすることもできます。

【司法試験】商法・会社法の問題集・参考書

最後に司法試験の商法・会社法の学習におすすめの問題集・参考書をご紹介。

『アガルートの司法試験・予備試験 合格論証集 商法・民事訴訟法』サンクチュアリ出版  アガルートアカデミー

※引用:amazon

司法試験の商法科目では2時間という限られた試験時間の中で、問題文を読む・問題文から論点を抽出して答案構成を行う・答案を買いていくといった作業が必要となります。

判例・自説の規範や理由付けを思い出しながら書いていくと、時間が足りないこともしばしばあるでしょう。

そんなときに役立つのが論証です。論証とは、論点に対する理由と結論を端的にまとめたもので、これを書いていく事により「知識を思い出しながら書く」ことによって必要な時間を節約できます。

試験時間をより有効に使うことができるので、点数が伸びやすくなるでしょう。

特に本書の論証は、アガルートアカデミーの講師陣が膨大な数の基本書等を元に作成しています。そのため論証の正確性も万全です。

アガルートの司法試験・予備試験 総合講義1問1答 商法

※引用:amazon

論文式試験商法においては、司法試験・予備試験共に「条文の検索能力」及び、「条文の要件に事実をあてはめる能力」が中心的に問われており、実は、押さえておくべき「論証」や「定義」は多くはありません。

だからこそ、本試験までに暗記しておくべき事項についても、しっかりと限定していく必要があります。

本書は、アガルートの講師陣が、論文式試験商法において押さえておくべきものとして限定した知識を、一問一答形式で掲載しています。

本書に掲載されている事項について押さえておけば、論文式試験において、条文の検索と、要件充足性にしっかりと時間を使えるようになります。

また、巻末に、予備試験、司法試験で出題された会社法の重要条文を掲載しています。これにより、1000条近くある会社法の条文について、効率的に理解することができるようになります。

『ぶんせき本』辰巳法律研究所  辰巳法律研究所

ぶんせき本シリーズ

司法試験商法科目の対策の1つとして、試験の合格ラインを知るといった方法があります。

法務省から司法試験の出題趣旨と採点実感が公表されており、どのように考えていけば問題を解けるかを知ることはできます。

しかし、受験生が試験会場でどのように書き、その結果合否はどの様に分かれたのかという点については出題趣旨と採点実感からは知ることができません。

本書は各科目ごとに上位合格者から不合格者まで沢山の答案が掲載されており、合否を分けた点について知ることができる良書です。

上位合格者の答案の書き方を真似して実際に自分が試験に挑む際の参考にすることもできます。

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