「司法試験の合格発表はいつ?どんな風に発表されるの?」

「司法試験の合格者ってどんな人?合格後の進路は?」

司法試験の受験を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?

2023年(令和5年)度の司法試験から、司法試験制度改革により合格発表の日程が変更となったこともあり、2024年(令和6年)はどのような日程で合格発表がなされるのか不安な方も多いと思います。

そこでこのコラムでは、合格発表日程や方法について解説します。

また、2024年度の合格者に関する情報の詳細や、合格後の流れについても分かりやすく解説しています。

この記事を読めば、司法試験の合格発表に関する最新の情報が分かりますよ。

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令和6年(2024年)度の司法試験合格発表・結果はいつ?

令和6年(2024年)の司法試験最終合格発表は、2024年11月6日(水)午後4時です。
合格発表は、ホームページにて実施されます。
合格発表当日は法務省ホームページにアクセスが集中しますが、接続できない場合は少し時間をあけて再度確認してみるようにしましょう。

短答式試験合格発表2024年8月1日(木曜日)
成績通知書送付2024年8月中旬
論文試験合格発表(最終発表)2024年11月6日(水曜日)午後4時
官報掲載2024年11月27日(水曜日)
合格通知書兼成績通知書送付2024年11月中旬

令和7年(2025年)度の司法試験合格発表・結果はいつ?

令和7年(2025年)の司法試験最終発表は、2025年11月12日(水)です。例年通りであれば、午後4時に法務省ホームページにて実施されます。
短答式試験の合格発表は、2025年8月7日(木)となっています。

短答式試験合格発表2025年8月7日(木曜日)
論文試験合格発表(最終発表)2025年11月12日(水曜日)

【令和6年 司法試験】合格発表を受けて〜傾向と対策〜

司法試験試験の合格発表の方法は?

司法試験の合格発表方法について、法務省からの発表はなされていません。

そこで以下からは、昨年度の合格発表方法をもとに紹介していきます。

なお、いずれの試験においても電話での合否確認は行われていません。

司法試験に合格するためには、短答式試験で合格得点を獲得したうえ、論文試験で合格得点を獲得する必要があります。

例年、短答式試験と論文試験では合格発表の方法が異なるため、注意が必要です。

短答式試験

短答式試験の合格発表は、まず法務省のホームページに掲載する方法によって行われます。

ただし、ここで掲載される内容は、合格者の氏名や受験番号ではなく、合格最低点と全体の得点割合のみです。

参照:令和6年司法試験短答試験結果

そのため、この段階で合否を明らかにするためには、自分の解答を問題用紙にマークしておき、予備校などの解答速報で自己採点する必要があります。

その後、受験者全員に短答式試験成績通知書が送付され、そちらには「合否・得点・成績順位」が記載されています。

短答式試験の合格発表方法法務省ホームページへの合格最低点の掲載受験者全員への成績通知書送付

論文試験

論文試験の合格発表も、まず法務省のホームページに掲載する方法によって行われます。

もっとも論文試験合格発表の場合、短答式試験とは異なり、合格者の受験番号を公表する形式で発表されます。

参照:令和6年司法試験合格者番号

なお、以前は全国7箇所の検察庁等の掲示板にも合格者番号が掲示されていました(東京のみ全国の合格者番号を掲示)が、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で掲示は行われていませんでした。

しかし、新型コロナウイルス感染症に対する政府の方針変更に伴い、今後は再び掲示が行われる可能性もあります。

また、合格発表当日に合格者の氏名をホームページに公表する新聞社もあるため、そちらで確認することも可能です。

参照:合格者名簿 2023年司法試験 – 中國新聞デジタル

その後、合格通知書兼成績通知書が送付され、さらに追って合格証書が授与されます。

成績通知書は今後の就職活動の際にも重要な書類となるため、確実に保管しておきましょう。

論文試験の合格発表方法法務省ホームページへの合格者受験番号の掲載掲示板への掲載(?)新聞社ホームページへの合格者氏名の掲載合格通知書兼成績通知書の送付合格証書の授与官報への合格者氏名の掲載(後述)

司法試験の合格者は官報に載るのか?

司法試験の合格者(論文試験合格者)の氏名は、後日官報にも掲載されます。

参照:国家試験 令和5年司法試験合格者

官報とは、国がほぼ毎日発行する新聞のようなもので、法令の改正など公益に資する情報が掲載されています。

官報はオンラインで閲覧することも可能ですが、全国の販売所で紙面を購入することも可能です。

司法試験合格者として氏名が掲載された官報は、厳しい受験生活を乗り越えた証とも言えるもので、例年受験者やその家族の入手希望者が続出するようです。

しかし、実は官報は定期購読分にわずかの部数を加えた部数しか発行されていないため、入手希望であっても「品切れ」状態となることもあります。

そのため、確実に入手したい場合には、法務省のホームページで合格を確認したあと、最寄りの販売所に事前に連絡しておくといいでしょう。

令和6年(2024)  司法試験の合格発表の結果

昨年(2024年)度の司法試験結果は、以下の通りです。

受験者数3,779人
短答合格者数2,958人
総合合格者数1,592人
総合合格率42.1%
合格点770点
最高点1205.10点
最低点391.86点
平均点796.12点
参照:令和5年司法試験の採点結果

法学部卒と非法学部卒の司法試験受験者の合格率

続いて、司法試験合格者における法学部卒と非法学部卒の合格率の違いについてみていきましょう。

年度 法学部卒 合格率(受験者数) 非法学部卒 合格率(受験者数)
令和元年28.6%(1054人)16.2%(133人)
令和2年31.9%(955人)17.4%(117人)
令和3年33.5%(915人)22.5%(132人)
令和4年36.4%(878人)25.2%(130人)
令和5年40.1%(1312人)26.4%(142人)
令和6年34.7%(1046人)26.5%(142人)

※合格率算定の基礎が受験予定者数である点に注意。
※中卒者・高卒者で予備試験に合格した者が含まれていない点に注意。
※法務省公表資料を基にした表であるが、任意のアンケートによるものである点に注意。

このように、例年法学部卒受験者による合格率のほうが高い傾向にあります。

もっとも、非法学部卒受験者の合格率は上昇傾向にあり、きちんと試験対策をすれば法学部を出ていなくとも合格を勝ち取れるということが伺えます。

より詳細なデータや比較については、こちらのコラムでも解説しています。

関連コラム:法学部卒と非法学部卒の司法試験受験者の合格率

平均受験回数と受験回数別の合格率・一発合格の割合

司法試験は超難関試験ではありますが、実は司法試験合格者のうち、半分以上はいわゆる一発合格者です。

むしろ、受験回数が増えるほど合格率が低くなる傾向にあります。

ハードな受験勉強を維持し続けることは体力・気力ともに大変なので、いかに短期的に集中して効率的な学習をするかが合否を分けるといってもよさそうです。

平均受験回数や受験回数別の合格率については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

関連コラム:司法試験の平均受験回数と受験回数別の合格率・一発合格の割合を解説

選択科目ごとの合格率・難易度

さらに、2024年度司法試験における、選択科目ごとの合格率についてみてみましょう。

倒産法45.1%
租税法31.2%
経済法43.6%
知的財産法41.5%
労働法46.9%
環境法22.6%
国際関係法(公法系)36.6%
国際関係法(私法系)38.9%

例年、労働法選択者の数が最も多い、という状況が続いています。

また、令和6年に関しては、労働法の選択者が最も合格率が高くなっています。
とはいえ、労働法を選択すれば有利、という単純な話ではなく、やはり自分がいかに興味をもって学習に取り組めるかや、相性なども重要な要素となってきます。

さらに詳しい情報や選択科目の選び方については、こちらのコラムでも紹介しています。

関連コラム:【2024最新】司法試験・予備試験の選択科目ごとの合格率・難易度をわかりやすく解説!

出身大学院別合格率ランキング

続いて、出身大学院別の合格率ランキングを紹介します。

ランキング法科大学院名合格率受験者数(人)最終合格者数(人)
1位慶應義塾大法科大学院59.35%246146
2位愛知大法科大学院55.56%95
3位京都大法科大学院49.31%217107
4位一橋大法科大学院48.78%12360
5位東京大法科大学院47.45%255121
6位中央大法科大学院45.86%18183
7位早稲田大法科大学院42.12%330139
8位大阪大法科大学院40.68%17772
9位神戸大法科大学院37.50%13651
10位同志社大法科大学院36.94%11141

このように出身大学院によって、司法試験合格率が大きく異なる結果となっています。

これからロースクールへの進学を考えている方は、合格者数や合格率にも着目して志望校を決めるようにしましょう。

まとめ

今回は、司法試験の合格発表の方法や日程、司法試験合格者に関する最新のデータ、司法試験合格後の流れについて解説しました。

令和6年の司法試験の合格発表方法と日程をまとめると、次のようになります。

短答式試験合格発表2024年8月1日(木曜日)
成績通知書送付2024年8月中旬
論文試験合格発表(最終発表)2024年11月6日(水曜日)午後4時
官報掲載2024年11月27日(水曜日)
合格通知書兼成績通知書送付2024年11月中旬

司法試験は国内屈指の難関資格ではありますが、適切な努力をすることによって、年齢や出身学部・大学院、選択科目を問わず、着実に合格に近付ける試験でもあります。

アガルートアカデミーでは、これまでに数々の合格者を輩出してきた多様なカリキュラムを展開しており、講師陣やテキストにも定評があります。

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