「再就職などを考えて社労士資格を取得したいけれど、家事や子育てで忙しい主婦でも合格できるのだろうか」と社労士試験に挑戦するのを悩んでいませんか。

社労士試験は合格率も低く難しい資格ですので、家事や子育てをしながら本当に合格できるか不安に感じてしまいますよね。

結論からいうと、通信講座などを利用して効率良く勉強することで、主婦の方でも合格を目指すことは十分可能です。

そして、社労士資格を取得すると独立や勤務社労士など自分に合った働き方を選択でき、ワークライフバランスを保ちながら働くことができます。

この記事では、社労士試験に主婦の方が合格するためのポイント・社労士を取得するメリットをご紹介しています。

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社会保険労務士試験は主婦や子育てしながら合格できる?

社会保険労務士試験は、家事や子育てで忙しい主婦の方でも合格できる試験です。

合格者の多くは社労士試験の勉強だけに専念しているではなく、仕事のかたわら勉強し試験に合格していると考えられます。

仕事をしている兼業主婦の方も、日中は子育てや家事がある専業主婦の方も、合間の時間で学習し、社労士試験の合格を目指すことは可能です。

社会保険労務士試験の特徴は「推論型」ではなく「知識型」に属します。

そのため、コツコツと勉強し、必要な知識を覚えていけば、誰でも合格できる試験なのです。

主婦・子育て中で社会保険労務士試験に合格した方の合格体験記

実際に、主婦で子育て中の女性が社会保険労務士試験に合格した体験記を紹介します。

仕事と4人の子育てがある中での学習だったので、いかに時間を効率的に使うか、隙間時間があれば数分でも勉強するように心がけていました。時間を見つけては、子供の送り迎えの待ち時間にスマホで講座を見たり、テキストを見たりしていました。私は夜に勉強をすることができなかったので、早朝に勉強し、夜は早く寝る、という生活リズムも良かったのかなと思いました。

合格体験記詳しくはこちら:徹底した効率的な学習で仕事・子育てと学習を両立!

理系出身、コロナ失業で今は専業主婦の私が、40歳を過ぎての挑戦でした。法律知識ゼロ、労務知識ゼロからでも年金や労働関係の話題に興味があったこともあり前向きに試験勉強を乗り切ることができました。講義の音声がダウンロードできたので、スマホで移動中に聴いたり、家事の合間に流したりしました。映像がないと分かりにくいのでは?とも思ったのですが、竹田講師の説明はテキストがなくても十分理解できるものでした。

合格体験記詳しくはこちら:理系出身、法律知識ゼロからでも試験勉強を乗り切ることができた

主婦が社労士試験合格するための5つのポイント

社労士試験は難関国家資格と言われており、簡単に合格できる資格ではありません。

しかし、冒頭でも述べた通り、家事や育児をしている主婦の方でも社労士試験の合格は目指せます。

そこで、ここでは社労士に合格するためのポイントを5つご紹介します。

1.社会保険労務士試験本番までの学習スケジュールを計画

まず学習スケジュールを計画しましょう。

社労士試験の出題範囲は広く、計画的に勉強を進めなければ試験に間に合いません。

スケジュールをたてると、試験合格のために必要な時間を把握でき、時間を効率的に使えます。

学習スケジュールを計画するにあたり、特に、子育てをしている方は予想外なことが起こりやすいという点も考慮しましょう。

例えば子どもの発熱など突発的な予定変更が考えられるので、一日ごとにスケジュールを組むよりも一週間・一カ月単位で勉強スケジュールをたてましょう。

具体的には一週間のうち、一日を空けておくと、予定外の用事にも余裕を持って対応でき、焦らず勉強を進められます。

社労士試験はボリュームが多いので、戦略的に合格を目指す必要があります。

あらかじめ、学習スケジュールを組み、やり残しがないよう計画的に学習を進めましょう。

2.家事・育児をしながら音声データを聞くなどのスキマ時間を利用する

スキマ時間を有効に活用し勉強時間を捻出しましょう。

社労士試験の勉強をはじめると、家事・育児に追われ、まとまった勉強時間が確保できないことに悩みますよね。

特に子どもが小さいと目が離せず、勉強に集中するのは至難の業です。

そこで活用したいのがスキマ時間です。

主婦のスキマ時間というと、

  • 子どもの習い事のお迎えや待ち時間
  • 車に乗っている時間
  • 家事と家事の合間
  • 料理を煮込んでいる時間
  • 子どもが好きなテレビに熱中している時間

など、一日の中でこのようなちょっとした時間があげられます。

車の移動時間や家事をしているときは、音声で勉強するのもひとつの手です。

参考書にCDがついているものもあるので、手を動かしながらでも勉強できます。

一つ一つのスキマ時間は数分かもしれませんが、一日でみると合計1時間~2時間ほどになるのではないでしょうか。

一般的に社労士に合格するために必要な勉強時間は800時間~1000時間と言われています。

仮に一年間勉強し800時間で合格できるとすれば、800時間÷365日=2.19時間が一日に必要な勉強時間です。

スキマ時間が一日の中で、2時間あるならば合格可能と言えます。

スキマ時間は長い目でみると、膨大な時間になり立派な勉強時間になります。スキマ時間を洗い出し、有効に活用するのがおすすめです。

3.早起きをして勉強時間を確保する

早起きして朝方に勉強をしましょう。

日中は子どもの世話や家事で自分の思い通りに勉強を進めるのは非常に難しいですよね。

そこで早起きをして勉強時間を確保しましょう。

日中は子どもの声で騒がしいですが、早朝であれば家族も寝ているので静かな環境で勉強でき、集中できます。

また朝であれば頭も冴えており、勉強がはかどるでしょう。

早起きは大変かもしれませんが一週間ほど続ると身体も慣れてくるので、朝も起きやすくなります。

早く起きるコツは、夜の睡眠時間をしっかりと確保することです。勉強のため夜更かしをしてしまいがちですが、早寝早起きを心がけましょう。

4.家事の効率化

家事の負担が大きいと勉強にまで手が回らなくなってしまいます。

そこで、家事を見直し効率化しましょう。

家事を効率化するにはムダな家事を省くのがポイントです。

「最低限やるべき家事」と「時間があればしたい家事」と分類し、リストアップしてみましょう。

最低限の家事を省くのは難しいですが、それ以外の家事の負担を減らす方法を考えられるかもしれません。

例えば、ネットスーパーを利用し買い物へ行く時間を減らしたり、と工夫できます。

便利家電やサービスを利用して余った時間を勉強時間にあてられます。家事を見直し、勉強時間を確保しましょう。

5.通信講座を利用して効率的に勉強する

主婦の方におすすめの勉強法は通信講座を利用する方法です。

予備校もありますが通学する必要があり、子どもの預け先がなかったり、通学に時間がかかってしまったりするので、子育て中の主婦には難しいでしょう。

通信講座であれば、通学する必要もなく、自分の都合に合わせ学習できるので、子どもがいる主婦でも学習を続けやすいです。

さらに、通信講座は予備校と比べ受講費用を抑えられるというメリットもあります。

金銭面を考えても通信講座が主婦にとってベストな勉強方法といえるでしょう。

通信講座のテキストは市販のテキストと比べ、講師が長年試験の傾向を分析し、頻出度の高い箇所がピックアップされています。

さらに、理解できない問題は講師が教えてくれるため、学習スピードは独学と比べ圧倒的にあがります。

このように通信講座を利用し勉強する方法が、主婦にとって社労士合格までの最短ルートといえます。

※関連コラム:育休中に社労士資格は取れる?どうすれば子育てしながら合格できる?

主婦が社会保険労務士資格を取得する4つのメリット

合格が難しい社労士試験ですが、主婦が社労士になるとどのようなメリットがあるでしょうか。

ここからは社労士資格を取得するメリットをみてみましょう。

1.主婦から社会保険労務士へ再就職することができる

社労士資格を取得すと、再就職に有利になります。

一般的に離職期間が長引くほど、再就職が難しくなっていく傾向があります。

会社生活から離れていても社労士資格に挑戦し取得することで、「職歴にブランクを作らない」という姿勢が認められ、再就職がしやすくなります。

再就職先も社労士事務所や企業の総務部門・労務部門等、選択肢が広がります。

社労士事務所の求人は、社労士資格を持っていることが採用条件となっている事務所も多いため、社労士資格を保有していると選考が有利になります。

また、企業の総務部門や人事部門・労務部門に勤務したいと考えている場合、未経験での就職は難しいですが、「社労士資格優遇」の求人が多くみられるので歓迎されることでしょう。

このように社労士を取得すると、一旦専業主婦になった方も再就職がしやすくなります。

2.社会保険労務士資格は女性が活躍できる資格である

社労士の業務は、女性が活躍できる資格といえます。

社労士の仕事は、年金分野や給与計算・育休関係の手続きなど正確さと細やかな配慮が求められます。

事務作業や細かい計算も多いため、女性の社労士が数多く活躍しています。

まだまだ男性の社労士が多いのも事実ですが、近年の合格者の男女比率をみると6:4になっており、合格者の3人に1人が女性です。

実際に活躍している社労士の年収をみても、男性の社労士よりも女性の社労士の方が年収が高くなっています。

きめ細かな対応が得意な女性の社労士は顧客からも重宝され活躍できます。

※関連コラム:社労士は女性も活躍できる仕事?割合や女性の続けやすさを解説

3.主婦が社会保険労務士資格を得ると自宅で独立開業できる

社労士を取得すると独立開業ができます。

実際に試験に合格した人の半数が開業の道を選んでいます。

独立開業というとハードルが高いようですが、社労士の開業は登録費用・年会費が必要なくらいで、低コストで開業可能です。

その他にはネット環境・パソコン・コピー機が最低限あればよく、事務所も自宅でOKです。

主婦で開業される方の多くは自宅を事務所として登録し、社労士として独立開業しています。

それでもいきなり独立するのは不安だという方は、週末だけ社労士として働く週末起業の方法をとることもできます。

開業という働き方を選ぶと自分で仕事を調整できるため、子育てをしながらも働きたいと考える主婦の方は前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

開業後でも勤務社労士への変更はもちろん可能です。バリバリと働くのもよし、扶養内で稼ぐのもよし。自分のライフスタイルに合わせて働けるのが魅力です。

4.社会保険労務士試験の勉強する姿を子どもに見せられる

「親の背を見て子は育つ」と昔から言われているように、親が勉強する姿を子どもに見せると、教育に良い影響を与えられます。

子どもは親をお手本にしますので、日々の親の行動が勉強熱心な子になるかどうかに大きく関わってきます。

親が普段から勉強していると、子どもも勉強することは大切であると学ぶことができます。

いくら「勉強しなさい」と口先で言っても説得力がないため、子どももなかなか勉強しません。

親が勉強する姿は何よりの教育であり、親が家で勉強する姿をみせるのは子どもにとっても大きなメリットであるといえるでしょう。

女性の社会保険労務士の給与・年収はいくら?

令和5年賃金構造基本統計調査によると女性の社会保険労務士の給与額は、508,000円でした。年間賞与や、その他特別給与額は1,188,100円でした。

女性の社会保険労務士の年収は、約728万円(約7,284,100円)です。

ただし、統計調査の結果ですので給与額、年収額はあくまでも目安とお考え下さい。

※賃金構造基本統計調査の「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」区分の給与額から算出
※「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」区分には社会保険労務士、証券アナリスト、アクチュアリー、経営コンサルタントが含まれています。

主婦・子育て中の方を社労士試験合格へ導いたアガルートの通信講座がおすすめ!

この記事では、社労士は主婦でも合格でき、合格するためのポイントをご紹介しました。

社労士は他の国家資格よりも女性が活躍しやすい資格です。

子育て中の勉強は大変ですが、勉強時間の確保と通信講座を受講し勉強するのがポイントです。

効率よく学習を進め、合格を目指しましょう。

主婦や子育て中の方で社会保険労務士試験を目指すならアガルートの通信講座がオススメです。

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