合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

育児が一段落した頃、勤め先から勤務時間の延長を打診されたのが大きなきっかけです。

勤務時間が延びることで「今までと何が変わるのか」「どんな影響があるのか」調べているとき、社会保険や年金の仕組みに興味を持ちました。

知識がまったくない状態で理解するのは難しく、せっかくなら一から勉強してみようと思ったんです。

自分の時間も増えた時期だったので、社労士試験に挑戦してみることにしました。

最初は、資格を持っていれば将来の財産にもなるという軽い気持ちではじめましたが、何度も心が折れそうになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

昨年に受けた試験は不合格となり、本当にショックでした。

模擬試験では合格点を取れていたのでこのままなら大丈夫と思っていたのですが、本試験では国年の基準点割れ。

何が原因だったのか自分ではわからず落ち込んでいたとき、Youtubeでたまたま大河内講師の動画を見つけました。

電話で受講相談できるということだったので、すがる思いで連絡。

私が抱えている悩みや質問をぶつけてみると大河内講師から突然、「老齢基礎年金を繰り上げ請求した場合のデメリットはなんですか?」と聞かれたんです。

私は、講師の質問にひとつしか答えられませんでした。

頭ではわかっているつもりでも、いざ説明しようとすると出てこない。

大河内講師は、私に足りないものが何かを気づかせてくれたんです。

この受講相談がきっかけで、アガルートアカデミーを受講することに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私は、5回目の受験で社労士試験に合格できました。

最初は出題範囲が終わらぬまま、記念受験と割り切っての受験。

2回目は、本試験と長女の結婚式がほぼ同じ時期でしたが、1年のブランクはもったいないと思い受験しました。

3・4回目は必死で勉強しましたが力及ばず……。

ここ数年は難しい問題の理解に時間を費やしてしまったため、今年はテキスト重視で基礎を固めることを意識。

賛否両論あるとは思いますが、私は労働保険科目と社会保険科目を並行して学習していました。

ずっと労働保険科目だけを続けていると、社会保険の学習時にスイッチをなかなか切り替えられないという経験があったからです。

アウトプットについては、1日目に解いた問題(30問程度)を2日目、3日目と連続して解狗ことで知識の定着に役立ちました。

間違えた問題や知識が曖昧な問題は、必ずテキストに戻ってマーカーや付箋を利用して論点がわかるように工夫

何度も間違えたところはマーカーが2重3重になっているので、直前期にテキストを読み返す際にも役立ちました。

また、今年はアプリを使って毎日の勉強時間と内容を記録

はじめての試みでしたが、モチベーションの維持に役立ちました。

総合講義の感想・利用方法

労働基準法のテキストのあまりの分厚さに圧倒されましたが、出題の95%カバーといわれているので間違いないと信じて取り組みました。

どの科目もカラーで見やすく、教科書というより読み物感覚で読み進められたと思います。

進め方としては、テキストに目を通してからマーカーとフリクションペンを片手に持ったまま講義を視聴。

講師が重要な事項を指摘しながらテキストを読み上げてくださるので、トータル2回読んだことになります。

問題提起をしたりエピソードを交えたり講義がとてもわかりやすく、興味を持ちながら楽しく勉強を進められました。

法律を学んだことのない私にもわかるよう丁寧に解説してくださり、“条文を読む”という意味がはじめてわかった気がします。

テキストは書き込むスペースが多いので、大きめの付箋を貼り付けられるところも良かったです。

アウトプットの際も、テキストは必ず手の届くところに置いていつでも確認できるようにしていました。

年金基礎力養成セミナーの感想・利用方法

2年続けて国民年金に足をすくわれたので、年金基礎力養成セミナーはとても役に立ちました。

重要な点がコンパクトにまとめられた年金基礎力養成セミナーは、厚生年金と国民年金を横断して学習できます。

そのため、点と点が線でつながる感覚がありました。

疑問に感じた箇所は、テキストに戻って関連箇所を読み直したり直前期に素読したり、さまざまなシーンで活用。

おかげで本試験の国民年金は高得点を取ることができ、厚生年金では満点を取れました。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

テキストの薄さに驚きました。

最初は「これだけで大丈夫?」と不安になりましたが、講義を聴くとちょうど良いボリュームだということがすぐにわかります。

講義は基本的に横断学習となっているので、ポイントを絞った横断で十分なんです。

特に目的条文に関しては、切り口が新鮮で目的条文の読み方も丁寧に解説してくださいます。

これまでは条文を暗記するのに必死でしたが、この講座のおかげで楽しく覚えられました。

法改正対策講座の感想・利用方法

法改正対策講座のテキストはボリュームがありましたが、補講の内容も詳しく解説されているので復習にも活躍します。

また、重要な部分とそうでない箇所の強弱をつけて講義されていたので、とても参考になりましたね。

厚生労働省の資料も掲載されていて、受験生想いのテキストだなと思います。

昨年の本試験では法改正事項の出題が少なく問題に触れる機会もなかったので、こちらの演習問題にガッツリ取り組みました。

実力確認答練の感想・利用方法

1問1答の解き方と、5肢択一の問題の解き方は全然違います。

過去問演習を徹底的にやったうえで、解き方の訓練として6月頃からスタート。

直前期の負担を考え、復習は1回だけと決めて「間違えた問題」「答えに迷った問題」それぞれの解説を読んでテキストに論点を書き込みました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

とにかく続けることが大事だと思います。

私は「時間が取れないときは過去問を1問だけ解く」「寝ながら社労士関係の動画を聴く」など、学習時間ゼロの日を作らないようにしました。

諦めず最後まで頑張ってください。

講師へのメッセージ

あのとき、思い切って電話をして本当に良かったです。

私の足りないところを指摘してくだり、ありがとうございました。

一から学習に取り組む覚悟ができ今日があります。

本当にありがとうございました。

さいごに

私事ですが、本試験の前日に父が脳出血で倒れ医者からはあと1〜2日と余命宣告を受けました。

今年の受験はムリだと諦めかけていましたが、家族のすすめもあって受験することができました。

父は、私の受験を見届けてその日の夜中に亡くなりました。

応援してくれた家族と、偶然かもしれませんが受験が終わるまで頑張ってくれた父に感謝の気持ちでいっぱいです。

受験は自分だけではできないんだなと改めて感じました。