合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

会計事務所に勤務していた頃、事業所に対するサービスの提供については、主に税理士や司法書士、社会保険労務士、行政書士が担当していました。

このうち、司法書士・行政書士は商業登記や所有権登記、建設業の許可申請などがメインです。

顧客との接触が単発であるため不定期になりやすく、難しい資格ではあるものの収入に反映されにくいと感じました。

税理士と社会保険労務士は、一度顧問契約を結んでしまえば定期的な接触が可能となるためビジネスとして成立しやすい。

数年前まで事業所に対する調査問い合わせは税務署のみでした。

それが最近では、社会保険事務所や労働基準監督署からの問い合わせが増えてい流のが現状です。

就業人口の減少や働き方改革などの影響によって、日本人の労働に対する考え方は依然に比べて変化しています。

このような経緯から、労働関係の専門家である社会保険労務士への社会的ニーズは今後も増えていくのではないかと思い社労士試験を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

最初は、書店でテキストを購入し独学でのスタートでした。

思った以上に学習量が多く、学習のペースがイマイチ掴めず受験まで辿り着けず……。

というのも、テキストのみ学習する場合は内容の重要度を自分で判断できません

結果的に書かれていることすべてを覚えようとしてしまったため、モチベーションの継続が難しかったんです。

テキストの次にDVD付き書籍を購入し動画とともにテキストを精読。

書籍付属のDVDなので、講義の収録時間が短く満足のいく学習はできませんでした。

その次に候補として挙がったのが予備校です。

通信講座に絞って複数の予備校を検討したなかで、テキストが一番わかりやすかったアガルートアカデミーを選びました。

合格体験記・学習上の工夫

仕事をしながら学習時間をどう確保をどうするかが、私にとって一番の課題でした。

一度にまとまった勉強時間を捻出するのは難しいため、講義は1.5〜2.0倍速で受講。

講義の音声をスマートフォンにダウンロードしておき、移動中に試聴していました。

講義自体をスマートフォンで観るという方法もありますが、当然ながら車や徒歩での移動中は試聴できません。

日々のちょっとしたスキマ時間を活用でき、とても役に立ちました。

また、各科目の過去問小冊子も充実しています。

講義視聴後は、「重要と思われるもの」「正解できなかったもの」「正解できたけど、もう一度確認したいもの」に分類してピックアップ。

それぞれの要点をPCに入力し、A4用紙1枚を4ページに分割したミニ本を作成して持ち歩くようにしました。

自分で作成するメリットは、不要になった箇所を削除したり付け加えたり学習の進み具合に合わせて自由に調整できる点です。

基礎講義の感想・利用方法

基礎講義では、条文の解釈や問題点の指摘など解説がとてもわかりやすくスムーズに理解できました。

講義は序論からはじまり、上巻は労働関係、下巻は社会保険関係の構成となっています。

これからはじまる膨大な学習内容をコンパクトに、それでいてわかりやすくまとめてありました。

印象的だったのは、竹田講師が序盤で「社会保険労務士試験の合格率は5%前後といわれており、簡単な試験ではありません。ですが、初学者・独学者も含めての数字です。予備校で学習していれば、その人たちのなかでは30%くらいの合格率だと思う」と話していたこと。

竹田講師のその言葉に勇気をもらいました。

総合講義の感想・利用方法

労働基準法からはじま理、膨大な量の講義を担当されるのはとても大変だったと思います。

大河内講師の講義は、難しい内容をなじみのあるお言葉に置き換えて解説してくださるのでスムーズにインプットを行えました。

たとえ話を交えながらの解説はとてもわかりやすく、条文の理解に役に立ったと思います。

大河内講師の講義は本当に楽しく、この“楽しい”という気持ちは学習を続けていくうえで一番重要なことではないでしょうか。

過去問解析講座の感想・利用方法

過去問解析講座は過去問数が多いため、ピックアップした設問についての解説でした。

基礎講義でも感じましたが、竹田講師の講義は理論的で理解しやすいんです。

また、試験では迷うこと前提で問題を解かなければならないという大事なことを教えていただいたと思います。

ピックアップされた設問も「なるほど」思うものが多く、その項目を理解するのに役立ちました。

選択式集中特訓講座の感想・利用方法

選択式は各科目から5問の穴埋め形式となっており、当たりハズレが大きいと思います。

選択式集中特訓講座の各設問(形式)は本試験とほぼ同じオーソドックスな内容でした。

この講座は、当たりハズレではなく内容を正しく理解・確認するのに最適だと思います。

選択式集中特訓講座を受講し、条文に含まれている単語一つひとつをしっかり理解することはもちろん、どのような単語(または数字)に注意を払うべきかの練習になりました。

年金基礎力養成セミナーの感想・利用方法

年金は本試験においても重要論点の塊であるため、まとめての講義はとても助かりました。

国民年金と厚生年金は共通点が多く混乱しがちです。

2科目ともボリュームが豊富なので、自分で整理するのは難しいと思います。

本講義は、細かい論点ごとに国民年金と厚生年金が交互に登場するので覚えたことを忘れるという心配がありませんでした。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

科目別横断整理講座に取り組んだのは、基礎講義と総合講義が終わり学習スケジュールも終盤に差し差し掛かった頃。

講義の目的に「知識が断片的になりやすい事項の整理」と書かれてあり、今まで学習してきた各科目の知識が断片的になっていたので助かりました。

テキストのページ数も少なくコンパクトにまとまっており、学習しやすい内容だったと思います。

法改正対策講座の感想・利用方法

一口に法改正といっても、かなりの数があるのですべてを把握することは不可能です。

また、出題されるかどうかも自分では判断できないのでテキストの星印が非常に役立ちました。

改正前条文と改正以後条文を比較するカタチで記載されており、それぞれの違いを把握しやすかったです。

ただ、かなりボリュームがあるので、学習の優先事項判断の指標として星印2・3個は絶対学習というように決めておくと良いかもしれません。

模擬試験の感想・利用方法

模擬試験は、本番の予行練習という意味では必要不可欠だと思います。

本試験は午前1時間20分、午後3時間30分と長丁場なうえ、1日に10教科の問題を解かなければなりません。

問題を解くペース配分は参考書・問題集を解いたからといって身につくものではなく、経験してみなければわからないものです。

私の場合は仕事が休みの日に模擬試験を受験。

本番と同じ試験開始時刻にスタートし制限時間を設定して挑みました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社会保険労務士試験の勉強中は、「果たして本当に合格できるのだろうか」という不安や心配が常にありました。

合格できるという何の保証もないわけですから、心配になるのは皆同じだと思います。

勉強をはじめてすぐは、「模擬試験は同じ問題が出るからやらなくてもいいだろう」「白書はやっても無駄」など学習範囲を狭めていました。

仕事をしながら試験勉強をする場合、思うように勉強時間を取れず教材すべてを終わらさせるのは難しいかもしれません。

それでも、とにかくすべての教材を終わらせることが合格への近道なのではないかと思います。

講師へのメッセージ

大河内講師、竹田講師、本当にありがとうございました。

大河内講師の経験に裏打ちされたお話、竹田講師の理論的な解説、どちらもとても心地よく最後まで楽しく学習を進められました。

合格できたのはお二方のおかげです。

本当にありがとうございました。