合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

現在勤めている官公庁において、福利厚生の部署に配属となりました。

移動先の部署で行う業務は、共済組合の給付事務や恩給の支給事務といった社会保険に関連するものが中心です。

次の異動先でも職員に対する給与支払いや社会保険関連業務に携わることとなり、このときにはじめて社会保険労務士の存在を知りました。

従事していた業務に直結していたこと、そしてこれからの自分のキャリアを考えるうえで専門的な知識を持っていた方が良いだろうと考え社労士を目指すことにしました。

はじめて受けた試験では、選択の労働一般常識が足切りで1点足りず不合格となりました。

一度は諦めましたが、感染症の影響により多くの会社が経営危機に瀕するなか補助金等で社会保険労務士が世間的に脚光を浴びたことで社会保険労務士の存在意義を再認識

そこで、再び社労士試験にチャレンジすることを決意し2021年の試験を受験しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーを知ったのは、1度目に受験(2019年)した際、配信されていた解答速報のYouTubeを観たことです。

1度目の試験は独学で受験したのですが、選択式の労働一般常識で「えるぼし」がまったくわからずバツになりました。

これが原因で2点となってしまい落ち込んでいたことろ、解答速報の配信で大河内講師が「えるぼしについてはアガルートのテキストにイラスト付きで載っています」と話していたことが印象に残っていたんです。

社労士試験への再チャレンジを決めたときに大河内講師の言葉を思い出し、サンプルを申し込みました。

テキストの記述が詳細で受講生に理解させることを重視していたため、自分に合うかもしれないと感じて受講を決意。

合格体験記・学習上の工夫

1.覚えるのではなく理解する

法律は、立法趣旨に基づいて各種制度が制定されています。

そのため、ただ闇雲に暗記するのではなく歴史的背景や法律が制定された目的を理解しながら勉強しました。

アガルートアカデミーテキストでは、そういった趣旨を理解しながら学べるので、しっかりと基礎を固めることができ忘れにくくなったと感じます。

2.単元ごとにすぐに問題集を解き、記憶を定着させる

総合講義で学習した単元ごとに、すぐ問題集を解いていました。

過去10年分の問題集では過去の試験で出題された問題が掲載されており、本試験でどのような問われ方をしているかがわかります

本試験で問われる論点や学習の深さを把握できるので、すぐ問題を解くようにしていました。

3.なるべく多くテキストを回す

直前期になると答練や模擬試験の復習といった問題演習が中心となりますが、必ずテキストの読み込みをしていました。

特に選択式においては条文や判例の抜き出しが多いため、必ずテキストで原文を確認

それを何週も繰り返すことで記憶の定着を図りました。

総合講義の感想・利用方法

社労士試験は、一般常識を含めると10科目あります。

それぞれの科目もかなりのボリュームがありますが、相関する項目も多い傾向です。

なるべく早い段階ですべての科目を1周。2周目以降は、試験科目の全体像と各科目の相違点を意識しながら学習していました。

2021年に受講したアガルートアカデミーの講座では、私が学習を始めた9月末の段階ですでにすべての科目の講義が視聴可能でした。

このため、1月中旬頃にはすべての科目の視聴を済ませ、それ以降は問題演習や類似項目の比較等による学習をすることができ、早めの試験勉強ができました

また、テキストは非常に分厚く内容も充実しています。

1周目の学習は時間がかかり少し大変でしたが、その分制度趣旨の理解を深められたので、直前期に覚え直す必要がありませんでした。

まとまって学習時間をとれない方の場合、消化不良になってしまうかもしれません。

年金基礎力養成セミナーの感想・利用方法

年金基礎力養成セミナーは、共通する部分が多く類似点について単元ごとに串刺しで勉強する方法をよく理解できました。

厚生年金法と国民年金法の細かい違いにも気づけたので、非常に良かったと思います。

また、竹田講師と大河内講師は同じ内容でも違った視点で解説されているため、新たな発見ができとても新鮮でした。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

科目別横断整理講座は、各科目で似たような項目が多く出る社労士試験に必須だと思います。

総合講義でも記載のある横断整理事項をしっかりとまとめて一目で比較できるので、直前期の模試や本試験直前に確認するのに便利でした。

アガルートアカデミーの科目別横断整理講座は、各科目の目的条文について詳しく講義されていた点も非常に良かったです。

目的条文は一見すると無味乾燥ですが、法律制定時の社会情勢や問題といった背景を踏まえたうえで、制定する法律を通じてどのような社会を実現していくのかが端的にまとめられています。

法改正対策講座の感想・利用方法

社労士試験では、法改正事項が非常に多く法改正講座もかなりボリュームがあります。

2021年合格向けは、例年よりも法改正対策講座のボリュームが多いと伺っていたため忙しい直前期に学習するのは少し大変でした。

総合講義のテキスト同様に、非常にわかりやすくまとめられており本試験までに3週以上回しましたね。

巻末にオリジナルの択一式と選択式の問題が多く掲載されていたので、アウトプットもスムーズにできたと思います。

模擬試験の感想・利用方法

模擬試験は時間を測って1回解いてから、解説を見て復習。その後、もう一度解き直しました。

すべての問題について解説が付いているので、自分の間違いにも気づけるようになります。

模擬試験を受けたのは1回だけでしたが、2回分あると問題演習の量も増えてよいかなと感じました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

受験生時代、社労士試験は1点が重い試験だということをよく聞きました。

私自身1回目の受験では、選択式の労働一般常識で2点となり救済もなかったため、1点足りずに涙をのみました。

そんななかでも、合格を信じて最後まで諦めずに勉強を続ければ必ず良い結果が待っていると思います。

諦めず頑張ってください。

講師へのメッセージ

講師の皆様の熱意あふれた講義を聴くたびに、社労士が関与する業務のおもしろさを再発見できたと思います。

そしてそれが、「社労士として活躍するんだ!」というモチベーションの維持につながりました。

大河内講師には、大変お世話になりました。

月1度のカウンセリングでは私の悩みに対して真摯に対応くださり、また的確なアドバイスのおかげで合格できたのだと思います。

大河内講師が講師を退くというお話は伺っていますので、最後のタイミングで合格することができて本当に良かったと思っています。

これからは、社労士の有資格者としてしっかりと勉強し、社会貢献していきたいと思います。

ご指導ありがとうございました。

最後に

アガルートアカデミーの強みは、なんといってもテキストの圧倒的なボリュームだと思います。

理解中心のカリキュラムでしっかり土台を構築できるからこそ、社労士試験合格後も現場で通用する考え方を養っていけるのだと感じました。