受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

会社員をしていましたが、持病と過労が重なり病状が悪化したために退職を余儀なくされました。長期の療養生活を送っている中で、職場で社会保険労務士には会社でお世話になり、自身でも職業安定所や年金事務所で手続きを行った事がありました。また自分自身が利用できる年金・健康保険等の制度があるかどうかについて興味を持ったことがきっかけで目指すことになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

通信講座のサンプル教材を取り寄せて、見比べてみました。その中でアガルートのテキストは目に優しい配色で字も見やすく、疲れにくく読めると感じました。また、ホームページで掲載されている合格率が高く、テキスト掲載率も高かったため、こちらを受講することに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

講座の開講からほどなく利用を始めたため、基礎講義から受講しました。総合講義まで期間があったため、それまで主要科目の労働保険と社会保険を6回ほど通読しました。これにより、これから学ぶ概要が掴む事ができたと思います。

労働・社会保険の一般常識が難しいと社労士受験のサイトでよく言われていたので、時間に余裕があるこの時期に当該科目の市販のテキストを購入し繰り返し独学しました。

本講義が始まると、次の科目の講義が始まるまでに少なくともテキストと過去問を3周ほど回しています。学習時間は、長時間学習していると身体症状が強くなるため、体調に合わせて少なくとも平日には、3~5時間、土日には6時間程学習しています。午前に講義を視聴し、夜間は復習し、過去問に取り組んでいました。翌日は、はじめに軽く前日の学習内容を復習して、次の学習を始めています。なお、過去問は3周ほど周し、何度も間違えた問題のみ2カ月ほどの期間を置いて解き直しています。

私は地方に在住の為、受験会場までが遠いため、労働基準法・安衛法が終わった位の時点で昨年に記念受験をしています。これにより、試験当日の公共交通の混雑状況や会場の雰囲気をつかむ事ができたので良かったと思います。ちなみに労基・安衛の択一は5点しか取れてなく、頑張っているつもりでも頭に入っていないことを痛感しました。私は記念受験をしているのであえて予備校の模擬試験を受ける必要がないと思ったので、他社の模擬試験を受けていません。

社会保険科目の学習は、年明けからの開始で学習期間も短くなるので、年が変わってからは労働保険4社会保険6ほどのウエイトを置いてひたすら付箋・マーカーを使いながらテキスト・過去問を本試験までひたすら回していました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

学習を始めたのが昨年の基礎講座開講とほぼ同時だったため、基礎講義から受講しました。社会保険労務士受験の主要科目であり労働保険・社会保険の制度の太い幹部分だけをコンパクトにまとめられていて、入門編としては非常に分かりやすかったです。このため何度も復習し、余裕をもって総合講義を迎える事ができました。

池田先生の講義は様々な語呂合わせを紹介してくださり、労働基準法の「割増賃金の算定から除かれるもの」の語呂等は今でもすぐに思い出せるくらい印象に残っています。また、自分で考えた語呂を駆使して暗記することができました。

例えば、雇用保険の保険給付の種類について、基礎講義を受講せずにいきなり総合講義で、太い幹以外の枝葉の部分まで学習していたら、今どの給付について学習しているのかすぐに迷子になってしまったのかなと感じました。また、基礎講義を受講することによって総合講義に入るまでに、勉強時間や余暇時間の活用の仕方など自分の学習スタイルを確立できなのも大きかったと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

労働基準法のテキストが届いた時の印象は、「ぶ厚いなあ」でした。事前にボリュームがあることはある程度覚悟はしていましたが、実際見ると、これだけマスターしないと合格はできないと高を括りました。

1日3~5チャプターのペースで講義を視聴しました。基礎講義で学習リズムは身についていたので、同じ分量を毎日続けることは苦ではなかったですが、頑張りすぎると疲労がたまって後々リズムが崩れることが多々ありましたので、学習時間の管理には気を付けました。

私は、何度も視聴せず済むように集中して視聴しました。講義では、試験に問われる論点や、条文、数字、通達、判例など学習内容が、膨大になるため、試験に問われ易い部分とそうでない部分とメリハリをつけ講義をしてくださいました。講義が終わると、過去問に取り組み、試験での問われ方と深度をつかみ復習に繋げています。寝る前に覚えることが暗記に効果的なので、午前・朝に講義を聞いて夜に再度の復習するのがおススメです。

スマホでの視聴は画面が小さいので、パソコンでの視聴のみの利用になります。

総合講義でのポイントはその都度テキストにマーカーや書き込みを行って、復習はアガルートの総合講義のテキストだけをひたすら繰り返していました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

学習して覚えたつもりだったものが、選択式の問題文で空白を埋めるとなると、選択肢の残り2つで迷ったり、条文問題の空欄問題が意外とできていなかったり自身の詰めの甘さを実感しました。

また、はじめて学ぶ点が多々あり、最新の判例や統計問題はとても難しく初見は分かりませんでしたが、平野先生の解説により、問題文の前後の文脈から埋まりそうなワードを推測すること、微妙なニュアンスの違いによる言葉の選択のテクニックを学ぶことができました。

条文や統計の数字やアンケートの集計結果や判例等の様々な問題が収録されていたので、これらの問題に慣れてさえいれば本試験のどんな奇問難問にも適応し易くなるのかなと感じました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

学習する科目数が多くなるにつれて、共通の事項でも細かい仕組みの違いが出てきます。保険の種類によって不服申し立ての審査請求先や保険の適用対象や除外対象者の違い等は、その都度覚えても混乱しやすいです。この講義は、本試験前の確認チェックとして利用しました。

何度も間違える部分は、テキストの該当部分にマーキングをして、復習の時に意識して読むようにしていました。給付制限は本試験で頻出なので、例えば健康保険法のテキストの給付制限の空白部分にも他の法律での給付制限の内容をメモして、いちいち他のテキストを読み返して比べる必要の内容に工夫していました。

どれだけ目に触れる回数を多くすることが暗記には不可欠なので、勉強時間以外にも例えば夕食前に、ふと横断整理の冊子をペラペラ開いて、読み返して暗記ができているか確認にも活用していました。それでも間違える場合は、付箋を貼りその部分だけを復習するようにしました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

総合講義のテキストに改正済みの事項もありますが、それ以降に変更になった事項は、テキストに記載はされていないので必ず目を通すことが必要です。

項目ごとに重要度が記されていますが、私の場合重要度が低くても学習していなくて試験に出題されて解けなかった時の後悔をしたくなかったので、すべて覚えました。

試験では改正2、3年後に出題されやすいとよく言われますが、関係なく暗記するだけです。テキストには、太字のペンで目立つように訂正していました。

独学では法改正の情報収集は大変で取捨選択も大変で限界もあると思いますので、覚えるべきものだけをピックアップされた本講義は不可欠でした。

総合講義では、年度ごとに変更される数値等のものに関しては、前もって教えてくださったので、その時には無駄に覚える必要はなく改正講座でまとめて暗記することで対応できます。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

一通り全科目の総合講義が終わり、3周ほど復習が終わった時点で過去問の答練を行いました。この時点では、まだまだ頭に入っていないので合格点を目指すというよりは、肢別問題集の内容が、実際の問題形式で5肢になって出てきても、正しく正解を選択できるのか、時間内に問題を解き終えるか、どの科目に時間が掛かり易いのか、を把握することに重点を置いていました。

私の場合は、社会保険科目の問題文の理解に時間が掛かる傾向があると自覚できたので、なるべく社会保険科目の問題文に慣れ、労働科目より長めに解答時間を取ることを意識付けました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

過去問とテキストの内容をある程度の回数を繰り返した時点で、模擬試験のつもりで答練の問題に取り組みました。

過去問答練は、ある程度の点数は取れたので、実力確認答練では、科目ごとの制限時間を意識して、初見の問題に対応できるかどうかの確認を目的に解答しました。過去問マスター答練で私は年金科目に時間が掛かると分かったので、年金科目の解答時間は33分以内の時間設定をして、自信がある一般教養科目で、回収するよう戦略を立てていたと思います。解答順は、国民年金法から遡るように解答していきました。

労働系科目が難しくて合計基準点は難しかったですが、これにより暗記があやふやな部分や弱点の分野があぶりだされ本試験までのテキストの復讐のきっかけになったと思います。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

講座の前に、一般常識の白書や統計問題の過去問を見ていると、「こんなの分かるわけがない」と思い不安でしたが、講義では、あまり目を通さなくて良い部分としっかり覚えておくことを伝えてもらえたため、メリハリをつけて学習することができました。白書は毎年何百ページもあると聞いていたので、テキストは自分が思ったより分量は少なかったので、覚える内容だけに集中して学習し、時間を削減することができたと思います。

7月後半からはテキストを2日に1周のペースで毎日、各種統計の数字を強く意識して何度も通読しました。

余談になりますが、この講座を学ぶと少子高齢化や労働者の状況など現在社会が抱えている社会的問題が把握でき、視野が広くなったように思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、本番形式の問題文に慣れること、科目ごとの必要な時間。見直しの時間は取れそうか把握することを目的に、1日1科目だけを時間を測定して解きました。そのようにすることで、国民年金と厚生年金科目は、どうしても1科目30分で解くのは難しく、自分の科目ごとの解答の得意不得意を知る事ができました。これで、年金科目は1科目30分で解くことができないため、33分までに解答時間を配分すること、比較的時間に余裕があった一般科目や労働科目でその遅れ分を回収して帳尻を合わせるという本試験の時間配分の戦略を立てる事ができました。

少しでも時間を削減するため、マークシートのマーキング専用の芯が太いペンシルを使いました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

昨年は記念受験をしていますが、実質1回目の受験で合格することができました。直前期はアガルートのテキストだけを信じて何周も復習しました。大学受験でも1年でこれほど勉強したことがなく、仮に不合格の場合もう1年この学習を繰り返せる自信はなかったので、どれだけモチベーションと危機感を持って勉強できるかが一番大事な事かと今では思います。

ご指導ありがとうございました。

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