受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

キャリアコンサルタントとして働く人のキャリア相談のほか、各種企業研修・組織開発研修に携わる仕事が増えてきたところで、もっと専門的かつ包括的に企業と働く人の役に立ちたいと思い、社労士の受験を決めました。

自分自身も相手のことを深く知った上で専門知識を提供・活用していただくことに仕事の価値を感じており、自分は社労士の仕事のスタイルが合うと感じた点も合格率が高くない試験を受験するという大きな決断をする上での決め手となりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

令和5年度の試験では選択式総合点が1点足りず不合格となり悔しい思いをしました。次の試験では絶対合格したい、合格するなら少しでも余裕ある合格を目指そうと思いました。再受験にあたってこれまでの自分に向き合った結果、制度の全体の理解が足りず知識のつなぎ合わせができていなかったことが課題であったことがわかりました。

1年目は他社の通信教育を利用していましたが、さらに制度や背景を深く理解したいという強い思いがあり、テキストカバー率に定評のあるアガルートの受講を決めました。制度の面では乗り換え制度も受講を決めた後押しとなりました。

合格体験記・学習上の工夫

まずは講義動画の早期視聴を徹底しました。時間的に余裕がなかったことから予習は省略し講義がリリースされたらとにかく早いタイミングで講義を聞くことを心がけ、知識の再整理を行うことに集中しました。途中、仕事と子育ての両立で大変な時や、予定通りにいかない時もありました。遅れた時はチャプターに関係なく1日ごとのテキストページ数のノルマを決め、なんとかやりきったという時もありましたが、講義を視聴し終えるまで1日も休むことなく続ける事ができました。

時間の配分については、得意と感じていた労働系科目は一通り知識をおさえる程度とし、苦手と感じていた社会保険科目は重点的に聞き、優先順位を意識しました。周辺論点など整理したい情報はきれいにまとめることはせず、テキストにメモで書き込み一元化するようにしました。特に社会保険科目の教科書はメモをたくさんしたため、講座を通してテキストをカスタマイズして育てた気分にもなりました。

講義動画の早期視聴が終わったら同時進行で過去問演習に取り組みました。過去問題集は外出時のバッグに必ず1冊入れるようにして、スキマ時間をとにかく利用することを意識しました。合計5周はしていると思います。

講義では考え方だけではなく、選択式に出そうな論点の確認があったため、早い段階から選択式を意識しながら勉強を進めることができました。

本番の試験は決して余裕が持てるとは言えないものですが、選択式に苦手感を持つことなく落ち着いて解き進めることができたことは、アガルートの講義のおかげだと思います。

今年の試験では前回よりも落ち着いたいい心理状態で選択式に臨む事ができました。このことが選択肢式は試験本番でも満足いく点数が取れただけではなく、後半の択一式にもいい影響となったと感じています。早い段階で選択式を意識したテキスト押さえができたことも合格へと結びついた要素のひとつだったと感じています。

 中上級総合講義のご感想・ご利用方法

テキストの厚さに対して情報量の多かったことに初めは圧倒されましたが、竹田講師は重要なところは重点的に、周辺情報がほしい時は社労士としての豊富な実務経験からのコラムのようなお話で聴きやすさを保ちながら必要な知識を補強してくださったため、メリハリをつけて講義を聞く事ができました。

私は聞くことがあまり得意な方ではないので、長時間の講義を聴き進めることは難しいと感じた場面もあったというのが正直なところでしたが、講義のなかで竹田講師の実務経験談を聞くことで資格取得後のイメージを膨らませる事ができ、いい緊張感とモチベーションを保つことができていたと思います。

仕事や家族のこともあった私にとって時間の確保は最後まで課題でしたが、終わってみて感じることは講義時間内に詰まった必要かつ十分な情報量の講義が時間内に収まっていたことはとても価値のある講義だったと思います。これから受験される方は試験まで限られた時間を工夫しながら対策をしていくことと思われますが、時間を投資する分の価値のある講義だったと後になって感じています。

試験直前期にはテキスト本文と巻末に掲載されている法律条文に何度も助けられました。特に社会保険科目の各種重要論点では、条文ベースでより深い知識にしたいときは、条文を読み返し理解を正しく理解するで力がついていったように思います。テキストに書き込み手を動かしながら理解を深められたことは後の社労士としてのキャリアを積み上げていく基礎になりそうです。

また試験後当日の夜、アガルート講師の皆様の試験総評動画を視聴していた際に、法改正などの試験対策論点に対して講師の皆様の講座への盛り込み方や制作の意図に触れる機会がありました。講義動画受講のタイミングでは気づけなかったのですが、作り込まれた講義であったことを改めて知り、今回の合格は決して自分だけではなし得なかったことを改めて感じました。

 選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

講座名の通り、条文から白書系の情報まで多くを網羅した集中特訓問題集でした。選択式は択一式の延長線上にあるとも言われていますが、この問題集では択一式試験対策だけではカバーできないであろうと思われる論点が満載でした。選択式で時事をおさえることができ、こちらでも一般科目の補強ができました。

初見の段階では正直難しいと感じた問題もあり、このような問題が本番で出たら対応できないと思い焦る気持ちもしましたが、ここは気持ちを切り替え、条文系はしっかりマスターし、白書系はこのテキストで充分と位置付けることにしました。問題集を3周し、初見では難しいと感じた問題も一通りマスターしました。

本番では条文からの出題もありましたので、心の中でガッツポーズをしながら問題を解き進めていた自分がいました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

試験も近づき、演習が進んだ頃に届きました。初学ではなかったので科目横断は経験していましたが、演習に偏った勉強方法と過去の科目横断テキストのビジュアルに頼った暗記だったため一旦忘れると思い出しにくいといった状況でした。

改めてアガルートの科目横断テキストを読み学習を進めると見方がかわって、これまで落としていた情報が見えてきて再整理していくような感覚でした。また、必要かつ重要な論点は簡単にテキストに戻ることで、時間を意識しながら効果的な知識の再インプットのための橋渡し的な教材として活用しました。

テキスト学習以後は本番まで記憶を整理・保持できるよう、週1回の見直しを定期的に行うように心がけていました。回数を重ねると記憶として定着していきました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

令和6年度試験は比較的法改正の少ない年度でしたので、重要な箇所を中心におさえる戦略でいきました。

テキストが届いた時期は条文を読み込む力がついていなかったのでピンポイントに変更点をおさえるにとどめましたが、超直前期には条文を読む楽しさも感じ始めていたので総復習として過去問演習時の気分転換として条文の新旧比較表も一通り目を通しました。

個人的にはもう少し早い段階で深く学習すればよかったかと反省することもありましたが、必要最低限におさえたテキストで重要項目のみを短時間で拾うことができたので試験対策としては必要充分でした。

気持ちの不安を残さないために直前期のスキマ時間で動画を視聴し、法改正に対する心理的不安は取り除いて試験に向かいました。

次年度以降受験される皆様は優先度のバランスをとって法改正の学習も盛り込んでいただけたらと思います。

 過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

コンパクトサイズの問題集はスキマ時間の利用でどこに持ち歩くにも、どこで開くにも重宝しました。各科目難易度別に2冊であったこともレベルに合わせた問題演習で無理なく学習を進める時に便利でした。スキマ時間だけで3周、集中的に2周程度しています。

問題集は一時間ほど集中して答練をしたいという時に解ききれる分量であったことも便利な点の一つでした。問題演習の際の集中力保持にも役立ち、その後の答練の時間対効果が上がったこともあり、問題演習を通じた理解力の増強と集中力の深化にも効果的でした。

 実力確認答練のご感想・ご利用方法

試験対策も大詰めとなった試験1ヶ月前に実力確認答練を行い、比較的満足のいく点数が取れたことが自信となりました。この時は学習時間の確保が課題であった時期なので、必要箇所の選択と集中を意識し取りこぼした箇所を中心に講義を聞きました。

復習で解けなかった問題も基本に近い論点であることが解きながらもわかったため、これまでの演習に加えて、テキストの取りこぼしがないかを確認する勉強方法に拍車をかけるようにしました。実力確認等練には試験直前期に知識の総ざらいをする必要性について大きな示唆をいただいた気がしています。

この時の勉強の進め方では実力答練実施後の1週間後に模試を受けるスケジュールを立てていたのですが、この頃には1週間の学習が点数に反映されるようになってきました。試験はより近づいた時期に差し掛かっていましたが、問題を解き進める自信を解ける確信に変えたいという気持ちが強くなり、今思えば最高の精神状態で試験勉強ができていたと思います。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

テキストが全体を押さえつつも重要な統計等の数字が網羅されているだけではなく、整理されているテキストでした。私にとっては試験対策のテキストというよりも、白書に触れていない方向けに全体を意識しながらも必要量を紙面に盛り込んだ一冊の読みやすい専門入門書という感触の一冊でした。

もちろん、試験勉強時はじっくりと読み深めることはできなかったので、試験後に再度読むことに決め重要箇所をおさえることに集中しテキストを一読しました。

私の中で一般常識科目は4点確保ができればOKという位置付けの科目だったのですが、本試験ではこれまで受けてきた過去問や模試よりも得点をする事ができ、択一式の合計点の積み上げに大きな寄与をもたらす結果となりました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は奇問・難問は少なく、基本論点を確実にという講師陣からのメッセージを受け取った気持ちになるような試験でした。他社模試では正答率などの分析結果が発表される模試もありますが、アガルートの模試は講師陣からのメッセージの通り、間違えた問題は復習して知識とすることを徹底しました。

模試ですので間違えた問題も少なくありませんでしたが、確実に知識として再インプットし消化することを目的と位置付け取り組みました。

実力確認答練の欄にも記載しましたが、模試は実力確認答練の次ステージとして位置付けました。模試は良くも悪くも調子が良くなかったのか実力確認答練ほど満足のいく点数ではなかったのですが、長時間の試験に向けてフィジカル・メンタルも整えていくことの大切さに気づきました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

講師の皆様、スタッフの皆様、1年間大変お世話になりました。

充実した講義とテキストで無事合格する事ができました。

選択式問題集は受験勉強時には難しさに驚く問題もましたが、登録後は一般レベルの情報になるでしょうし、関連情報は自ら収集・吸収する大切さを学んだと思っています。

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