受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

前職で公的な制度に関係するプロジェクトを任されたときに、制度について学んだり、誰かがその制度を利用できるように支援することが自分は好きなのだと気が付きました。制度や法律の知識を身につけて誰かの役に立つ仕事って何かないだろうかと探していたときに、社会保険労務士の資格を知り、受験することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

オンライン講座を活用したいと思い、いくつかの予備校のテキスト見本を取り寄せました。アガルートのテキストが最も情報が多く、試験には出題されないが背景として知っておくと良い情報なども掲載されていて、知的好奇心を刺激されました。

大学受験のときに、学習があまり進んでいない段階では、重要点をまとめた薄い参考書よりも、分厚いテキストの方が勉強していて楽しく、テストの点数も上がった体験があり、アガルートがどこの予備校よりもテキストが分厚いと聞いたのも選んだ理由の一つです。

合格体験記・学習上の工夫

講座の受講申し込みをしたのは受験する前年度の4月中旬でした。しかし、当時は他の資格取得のために専門学校に通っていて、それが思いのほか忙しく基礎講義の動画をたまに聞くぐらいしかできませんでした。本格的に総合講義の動画視聴を始めたのは11月下旬からです。社労士試験の勉強は全くの初めてで、法律の条文を読んだこともありませんでした。基本的には講師の先生方が言うことを素直にやってみると良いかと思います。以下に工夫していたことを記載してみます。

【A判定が一度もなくても落ち込まない】

他校の公開模擬試験を2回受験しました。6月中旬に受けた1回目の模擬試験ではD判定、受験者の中では上位27%でした。合格可能性は低かったですが、むしろ初学で本格的に勉強を始めて半年ちょっとでここまで成績を上げられたのだと自信になりました。アガルートの教材を信じて良いこと、今までやり続けたことが間違っていなかったことを実感し、そしてこのまま同じことをブレずに続けようと心に決めました。7月中旬に受けた2回目の模擬試験は上位10%まで成績が上がりました。ただ、それでも基準点割れがあり、C判定でした。

1回目の模擬試験も2回目の模擬試験も、基準点割れがあり、直近で勉強していない科目で落としていました。直近で勉強した科目は高得点を取れるものの、勉強してから1ヶ月半以上経つとすっかり忘れてしまい、基準点を割ったり、点数が低くなることが分かりました。

【勉強の目標は時間ではなくページ数で決める】

そこで最終的には2週間で全科目を1周できるよう、知識の理解度を上げてテキストを1日200ページのペースでサクサク読める状態に持っていこうと決めました。

実際は、白書対策、選択式対策、実力確認答練、模試の復習などに時間が取られてしまい、当初の予定通りには進みませんでしたが、1日100ページは必ず読むようにしました。

全科目のテキストを4周しようという目標でしたが、実際には3周(労基、労災、雇用は4周)というところで本試験の日を迎えました。

【基本的には講師の言うことを素直に聞く、自己流は覚悟を持って】

3周は少ない方だと思いますが、私は早く読もうとすると頭に入らず、じっくり他の科目の記憶を呼び起こして、自分を試しながら読んだ方が効率的だと思ったので、かなり勇気が要りましたが作戦を変更しました。

基本的に先生方が講義中やホームルームで言っていたことを素直に取り入れていましたが、テキストを何周するかだけは自分の感覚を優先させました。

【自分に合った勉強方法を】

勉強において、いろんなインプット方法がありますが、自分の特性に合ったものを選ぶといいと思います。例えば、耳で聞いた情報か、目で見た情報か、どちらが情報を習得する上で得意か、ということです。

講義は音声のみでダウンロードできますし、何度も講義を聞いて合格したという方も多くいます。ですが、私は耳から入る情報があまり頭に残らず(ラジオを聴くのが疲れる)、一方で目で見た情報は覚えやすいという感覚がありましたので、最初から動画や音声の活用は最低限にして、テキスト読みに重点を置きました。

【社労士試験はマークシート】

また、ノートは作らない、書く勉強をなるべくしない、ということも決めていました。社労士試験は筆記ではなくマークシートです。自分の中から一から答えを作るのではなく、答えはすべて問題用紙にあります。なるべくたくさんの情報を目で繰り返して見て、「どんな問題が来ても見たことある」という状態に持っていくことが先決だと考えました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

まともに法律を勉強したことがない、条文を読んだこともない、という状態で学習をスタートしました。

勉強を始めてすぐ「ああ、分からない…難しい…」という気持ちになってしまうと、先に進むモチベーションも消えてしまいます。まず、基礎講義で「なるほど、理解できる、私でも分かる!」といった感覚を持つことができたのは大きいと思いました。

紙での勉強習慣が付いていない中で、なかなかテキストを開く気持ちになれず、結局最後まで動画を視聴するだけで基礎講義は終わりました。気楽な気持ちで「へー!面白いなー!」と思いながら視聴していました。基礎講義の内容は総合講義でもカバーしてましたので、それでも十分だったと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

竹田先生が講義の動画は1〜2回の視聴にとどめて、テキストを自分で読み込んでいく段階に早く進んだ方が良いと言っていたため、動画は基本的に1回だけしか聞かないことに決めました。分かりにくかった部分は、その時にその部分だけ戻して聞きましたが、通して視聴したのは1回だけです。1回だけしか聞けないということで、「一語一句聞き漏らさないぞ」という気持ちで集中して聞くことができたので結果として良かったと思います。

アガルートのテキストはまず条文が掲載してあります。1周目は動画を視聴しながら、まずは内容の理解重視で条文は読まずに飛ばして進めることが多かったです。2周目は動画は見ずに、条文を含めたテキストの一語一句を読んでいきました。条文は難解であるものも少なくなく、条文ベースの学習は正直しんどかったです。ですが、条文を理解しているということは後々自信になったと感じています。

また、2周目で読み進めながら行っていたのは、記憶のフックを自分で増設することです。他の科目と照らし合わせて気づいたことや、日常生活との結びつき、感想として思ったことを付箋に書いて貼り付けていきました。

情報は感情を伴うと記憶に残りやすいです。ですので、制度や法律を学んでいく中で、いろんな感情を自分の中で湧き上がらせることを意識していました。「この制度はこういう人にとっては有り難いなぁ」とか「理不尽だなぁ」といったものです。そういった感想も付箋に書いて貼りました。実務においては的外れな感想かもしれませんが、復習のときにその付箋を見るだけで記憶が一気に蘇り、定着しました。この勉強法は1周するのに時間がかかりますが、結果的に3周ほどで合格点に届いたので悪くはなかったかなと思っています。

3周目は忘却との戦いを意識して読みました。本当は4周目も読みたかったのですが、時間が足りずより忘却しやすい科目に絞りました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式集中特訓講座を受けたことで、自分の中での選択式の解法手順が確立されたと思いました。

目的条文が一覧になっているのも使いやすく、暗記用のマーカーでキーワードを隠しながら暗記しました。コンパクトな冊子なので、試験当日の移動の電車の中で最後に見直せたことも良かったと思います。

選択式の基準点割れの恐怖は試験直前になればなるほど身に迫ってきます。そういうときに選択式集中特訓講座を2周したことが心のお守りになったと思います。最後まで不安は尽きなかったですが、本試験では国民年金法以外のすべての科目で4〜5点を得点、総得点36点を取ることができました。国民年金法だけ、最後に解いた科目だったので疲労で集中力が切れて、試験後に見直したら簡単に解けるような問題を1点失点してしまったのですが、それでも3点を得点できたので基準点割れを免れました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

社労士試験の学習範囲は科目別の類似点が本当に多く、進めれば進めるほど知識がごちゃごちゃしてきて、以前は解けていた問題が直前になると解けなくなるといったことが起こりました。日頃からテキストを読み進める中で、他の科目と似た知識については都度、他の科目のテキストを参照するようにしていたのですが、それもなかなか大変でした。

総合講義の動画の中では「不服申立てについては科目横断整理講座でまとめて学習すると効果的です」などと竹田講師から案内があったため、総合講義での学習ではそこは深掘りせず、さらっと眺める程度で一旦飛ばすことにしました。他に理解しなければならない知識に力をかけることができたので効率が良かったと思います。

また、目的条文がなかなか覚えられなくて不安だったのですが、科目横断整理講座で同じキーワードがまとめて整理されていたので、暗記の助けになりました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

動画は1回視聴し、テキストは2周しました。

★の数で重要度が分けられているので効率的に学習できました。★1つのところも念のため軽く目を通しましたが、労力としてはさほど大きくはなかったです。また、すでにテキストに反映されている内容も多かったので、良き復習になりました。ただ、テキストの情報から変更があるのかないのか、動画の中で補足してくださっていましたが、テキストでも一目でわかるようにしていただけると復習が楽だと思いました。

情報をテキストに集約したかったので、改正内容をテキストにメモしたり、表などは切り取ってテキストに貼り付けたりしていましたが、直前期にやるには労力をかけすぎだったと後から反省しました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

過去問マスター答練は手をつけませんでした。過去問テキストも使っていません。身体的な制約があり、紙で学習することの負担が大きいため、過去問についてはスマホのみで取り組むと最初から割り切って、すべて他校の肢別の過去問アプリを使っていました。過去問はすべての問題を2周解いて、3周目は正解できなかった問題に絞って解き、4周目は3周目でもなお正解できなかった問題に絞って解きました。◯×が合っていても、「なぜ◯なのか」「なぜ×なのか」を正しく説明できない問題は、正解できなかった問題として扱いました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

択一式の問題演習は過去問と他校の2回の模擬試験でしかできておらず不安でしたが、実力確認答練で自分の実力を確認できて少し安心しました。試験直前になると覚えていない事柄ばかりに目が向いてしまい、不安で夜眠れなくなることも多々ありました。ベッドに入っても「あれ、なんだったっけ?」と思い出せないことが頭に浮かんで、ベッドを抜け出しテキストを開く、なんて夜がたくさんありました。実力確認答練は本試験の2週間前に解いたのですが、ほとんど正解できていて、「こんなにいろいろ忘れていても、なんだかんだで頭に残ってるのだな」と自信を持つことができました。

科目ごとに問題冊子が分かれているので、気分転換したいときにササっと取り組むことができてよかったです。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

講義ではテキスト内の重要なポイントに絞ってお話しされていました。飛ばしたページの方が多かったのですが、白書対策は数字の感覚値を付けることが大事だと考えて、最初から最後までしっかり読み込むことにしました。

白書は全体のボリュームに対して問題が少ないので、本試験ではテキストに載っているデータがそのまま出題されるケースは少ないとのこと。身につけた数字の感覚値から正解を導き出す力が必要とされると講師も仰っていたため、ただ数字を暗記するというよりも、およその感覚を広く浅く身につけることを意識しました。

テキストにはグラフがたくさん掲載されていました。自分でグラフを読み込んで理解し、気づいたことを余白に記入するという方法は、大まかな数字が頭に残りやすくて良かったと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は優先度を落としたので、あまり活用しませんでした。本試験と同じ形式の問題用紙をゆっくり解いている余裕がなかったのですが、解説冊子の方で問題と解答が1問ずつセットになって掲載されていて、隙間時間に冊子を開いてササっと解いて、答え合わせまでしやすかったことが助かりました。選択式問題だけを一通り解きました。他校の模擬試験よりも難しかったように思います。恥ずかしながら本試験1週間前に手をつけまして、基準点を上回っていた科目は自信になりましたし、下回った科目を見直すきっかけになりました。

ただ、他校の模擬試験よりも解答解説があっさりしていたので、もうちょっと情報が豊富だと優先度を上げていたと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

アガルートの教材、先生方のおっしゃることを信じてやってきて良かったです。講座を申し込んだ1年前は今こうして合格しているなんて想像できませんでした…と言いがちなところですが、私は本気で!絶対!今年に!合格する!と心から信じていました(笑)

こう思い続けて、ここまでこられたのも、アガルートの先生方が学習内容のみならず、モチベーション維持の方法なども熱意を持って伝えてくださったからだと感じております。

本当にありがとうございました!

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