合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

ケガによって入院することになり、その時間を有意義に使うため何かの勉強を始めようと考えていたとき、書店で売られていた『これからの時代におすすめの資格3選』という雑誌に社労士が紹介されており、今まで法律系の勉強をしたことがなく、なんだか面白そうだなと興味を持ったことが社労士試験に挑戦するに至ったきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

はじめは、市販のテキストで勉強を始めました。
しかし、法律系の勉強が初めてであったため理解に時間がかかり、効率が悪いと感じたため、通信制の予備校を受講することに決めました。
多くの予備校のサンプル動画やテキストを比較検討した結果、竹田先生の癖のないシンプルかつ分かりやすい講義と、網羅性の高いテキストに魅力を感じたため、アガルートで勉強することにしました。

合格体験記・学習上の工夫

「テキストと過去問が合格への両輪」という先生方の言葉を信じて、この2つをやりきるという方針で勉強に取り組みました。
まず、基本的な勉強のリズムとして、5月頃まで以下の通り継続し、総合講義の消化に努めました。

  • 通勤時(40分程度):講義を2倍速で3~5講義分を視聴
  • 昼休憩時(50分程度):通勤時に視聴した箇所をテキストで再確認
  • 帰宅時(40分程度):テキストの該当箇所の過去問
  • 寝る前(1時間程度):前日と当日勉強した箇所の復習
  • 休日はとにかく復習に力を入れ、6〜7時間程度勉強していました。

総合講義終了後はその記憶の維持が重要となりますが、全科目を均等に復習するには時間がないため、月〜土曜日は社会保険科目と一般常識を復習し、日曜日のみ労働系科目を復習しました。
なぜこのようなバランスで勉強したかというと、社会保険科目は安定して高得点を狙える科目であるからです。
逆に労働系科目は「水物」と呼ばれており、勉強量に対する費用対効果が低いため、最低限の復習に留めました。
ただし、徴収法は例外的に高得点が見込めるため、念入りに復習しました。
また、復習を重ねても忘れてしまう箇所は復習ノートを作成し、寝る前と起床直後に30分ずつ毎日復習するように心がけました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

法律系の勉強をしたことがない私でも苦にならず、楽しみながら勉強できました。
総合講義も分かりやすい内容ですが、基礎講義は初学者にも理解できるように実例を交えながら、より一層丁寧で分かりやすい内容でした。

ただ、学習経験者の場合は基本的過ぎる内容なため、倍速視聴するか、直接総合講義を受講されても問題ないかと思います。
また、各科目の大枠を捉えるといった意味でも非常に有用な講義でした。
社労士試験は試験範囲が広いため、初期段階で大枠を知った上で、枝葉である細かな知識を定着させる進め方が効率の良い勉強方法です。
そのため、基礎講義では細かな知識をインプットするのではなく、とにかく全体像が理解できれば良いと気軽な気持ちで受講されるのがベストだと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

はじめは講義、テキストともに一気に勉強量が増えて、こなしていけるか不安になりましたが、実際に講義を進めると「ここは重要です!」「ここは余裕のある人が取り組んでください!」や「選択式対策と割り切って進めてください!」など、優先順位を示してもらえるため、当初想像していたよりもサクサクと進めることができました。
私の場合は、時間的余裕が少なかったため、「ここは余裕のある人が取り組んでください!」と言われた箇所や上級者向けの内容であるアドバンスドマークの付いた箇所はすべて取り組まずに進めました。
もちろん、講義も非常に分かりやすく、初学者が2倍速で視聴しても十分に理解できるような分かりやすさで、かつ記憶にも残りやすい質の高い講義でした。
実際に本試験でも、講義を思い出して解けた問題が幾つもありました。

また、特に役立ったと感じるのは判例が豊富に記載されており、分かりやすく解説してもらえたことです。
初学者にとって、判例の独特な言い回しや表現は難解なものなので、一人で勉強していたらあきらめていたかもしれませんが、分かりやすく説明してもらえたことで、すんなりと理解できました。
おかげで、本試験でも判例に関する問題はすべて解くことができました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

選択式は覚えているか、いないかであって、講義や対策する必要があるのか、とはじめは考えていましたが、実際に講義を受けて、選択式は単なる暗記だけではなく、問題文から類推し、答えることのできる問題も多いことに気づかされました。
このような気づき、頭の使い方やテクニックを身につけた上で再度、総合講義のテキストを復習することで、さらに条文の作りや文言の理解が進みました。
この選択式講義は、決して選択式に限らず、択一式の問題を解く上でも役立ち、相乗効果がありました。
そして、選択式集中特訓講座テキストを繰り返すことで、選択式が得意になり、他の予備校で実施された模試でも3点未満を取ることはなく、結果として本試験では40問中38点と高得点を取ることができました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

学習が進めば進むほど、知識量が増えると同時に、科目ごとに似ている部分や若干違う部分に戸惑うことが多々ありました。
はじめは、各テキストに間違えやすいポイントを書き込んで整理しようと試みましたが、それがさらに複雑化させ、知識が混乱しそうになってしまったため、類似する条文や規定は横断整理講座でまとめて、改めて取り組むことにしました。
横断整理講座はテキストが分かりやすくまとまっているだけでなく、「雇用の安定」や「職業の安定」、「福祉の向上」や「福祉の増進」など、似た文言で迷った際の判断基準を丁寧に解説してもらえる講義も、煩雑になっていた記憶の整理に役立ちました。
また薄いテキストであるため、20分程度で1周できるので、スキマ時間に活用するテキストとしても非常に良かったです。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

学習開始時から法改正がかなり多い試験だと感じていましたが、法改正対策講座のテキストが届いた際に、学習終盤にもかかわらず、まだこんなにも新しいことをやらなければならないのか、と落胆したことを覚えています。
しかし実際講義を受けてみると、半分以上は総合講義で取り組んだものであったため、苦にはならず、1日で全講義を視聴できてしまいました。
さらに、テキストには各項目に重要度が記載されていたため、復習の際にも優先順位をつけて取り組むことができたことが非常に良かったです。
また、法改正の内容は試験に出題される可能性が非常に高いため、本試験時に持参するテキストとして決めて、本試験に向かう道中から試験開始直前までずっと通読しました。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

6月頃に模擬試験と同様に、本番の試験形式に慣れるため、過去問答練を行いました。
総合講義で演習していた過去問は本番形式のものではなく、肢別の一問一答形式であったため、じっくりとマイペースで解いていけるため、問題演習をして辛いと感じることはありませんでしたが、本番形式の過去問答練は想像以上に体力を消費して、頭が痛くなったことを覚えています。
そのため、真面目にすべての選択肢に目を通すのではなく、正解を確信できる選択肢があれば、その他の選択肢は飛ばすようにして、できるだけ早く解答し、なるべく体力を消費せずに問題を解いていくことを心がけるようにしました。
もちろん、自信のない設問に関しては、すべての選択肢から消去法で選ぶことも大切です。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

これまでの問題演習は過去問のみでしたが、実力確認答練では初めてのオリジナル問題ということで新鮮な気持ちで演習することができました。
この頃になると、過去問は概ね解ける状態であったため、模擬試験への橋渡しとして、厳選した良問揃いの演習でした。
問題のレベルは模擬試験に比べるとやさしく、基礎や基本が確認できるものになっているため、分からなかった箇所は講義で確認し、テキストに戻り、周辺知識も漏れなく復習しました。
また、実力確認答練だけではなく、模擬試験にも共通して言えることですが、アガルートのオリジナル問題は他の予備校が作成した模擬試験、オリジナル問題と比べると、非常に本試験のレベルに近いように感じました。
そのため、正確に今の実力を確認できるものになっていると思います。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

全講座を通じて、最も楽しく、興味を持って取り組めたのが白書対策講座でした。
学生時代も、歴史や経済の資料集や統計を眺めることが好きだったことから、厚生労働白書や各種統計は、勉強というより読み物を読む感覚で楽しかったです。
ただ、他の科目以上に白書も統計も勉強範囲が膨大なため、講義で指摘されたポイントの箇所を最低限押さえつつ、テキストに載っている情報以上に深掘りすることがないように気をつけるようにしました。
また、講義では取り上げられなかった巻末の資料編の社会保障論や人事労務管理に関しては、取り組むべきか非常に悩みましたが、過去に選択式で出題されていたため、太字になっている人物名や理論を中心に選択式対策と割り切って取り組みました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、6月末に受けました。
実力試しというよりは、解く順番や時間配分を考えることや、試験形式に慣れることを重視して取り組みました。
どのようなやり方が自分に合っているのか、模索するのが良いと思います。

アガルートの模擬試験は1回分だけであったため、経験を積むためにアガルート以外の予備校が実施する模擬試験も2回受けました。
ちなみに最もはやく、正答率も良かった解く順番は、労一社一→健康保険→厚生年金→国民年金→労基安衛→雇用→労災でした。
また、模擬試験は解きっぱなしにするのではなく、間違えた問題は必ず復習することを大切にしました。
特に労一社一は、過去問ではカバーしきれない最新の白書や統計を含んだ貴重な問題と思い、5回以上解き直しを行いました。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士試験の勉強範囲は広く、内容も細かいため、あきらめそうになることもあるかもしれませんが、大切なことは暗記だけで乗り切ろうとしないことです。
法律の仕組みや背景が分かれば暗記しなくても済むことが増えて、何より楽しく勉強を進めることができます。

それを手助けしてくれたのが、アガルートでの講義でした。
試験本番で迷った時に、信じられる自分を作り上げるために、信じて疑わない講師やテキストと出会えることが合格への近道だと思います。
私は多くの予備校を比較検討し、最も自分にマッチし、楽しく続けられそうな予備校がアガルートでした。
みなさんもそのような講師や予備校に出会い、合格を掴みとられることを祈念いたします。

講師へのメッセージ等

初学者である私が一発合格できたのは、間違いなく竹田先生、池田先生、平野先生の分かりやすく、要点を絞った講義のおかげです。
難解な表現の条文や理解しづらい箇所は具体例を交えつつ、分かりやすく説明してもらえるので、自分で調べる手間がなく、講義後すぐに過去問に取り組めたことはとても時短となりました。
合格へ導いてくださり、本当にありがとうございました。