受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

会社の異動で人事部門に配属されることとなり、それまではずっと営業部門でキャリアを積んできたこともあり、人事領域に関わる知識を習得するためにも、社労士試験にチャレンジしてみてはどうかと、当時の上司の方から声をかけていただいたことがきっかけです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

合格するために十分な勉強量を確保する必要があると思い、インターネットでスクールの検索をしていたところ、アガルートは教材やカリキュラムが充実していて、講義のサンプル動画も分かりやすく、直感的に自分に合っているように感じたことがきっかけです。
また、アガルートで学習した人の25%以上が合格しているという、高い合格実績にも魅力を感じました。

合格体験記・学習上の工夫

勉強を開始したのは、2021年11月。
やるからにはみっちり勉強して一発で合格してやるぞ、とやや意気込んでアガルートの講座に申込みました。
1年目は初学者で全体のペース配分もつかめていなかったので、講義の視聴は1.25倍速までとし、復習も、テキストに書かれてある内容をすべて理解するまで時間をかけて丁寧に行うなど、今思い返すと、かなりゆっくりしたペースで、ある意味、非効率な進め方をしていました。
結局、試験当日までに講義は1周しか視聴できず、過去問対策も中途半端な状態で試験当日を迎えることとなってしまい、結果、選択式は国民年金で「2点」、択一式も全体で「41点」と合格点を下回る結果となりました。
それでも約10か月間の勉強で、合格まであと少しのところまで近づけたことは、自分にとって自信になり、次は必ず合格を勝ち取ろう、と気持ちを新たに、2年目の学習を開始することができました。

2年目の学習は1年目とは進み具合がまったく異なり、1.5倍速の速さでも講義を視聴するたびに知識や記憶がアップデートされ、習熟度合いが高まっていることが実感できました。
勉強している時間をそれほど苦痛に感じなくなり、1科目を終えるごとに充実感や達成感を味わうこともできました。

ペース配分さえ間違わなければ合格できると信じ、試験当日の1か月前まで、テキスト・過去問を中心に学習を続けました。
講義は、各科目2周視聴しました。
ただ、それでもやはり、社労士試験は範囲が広く学習量も膨大なため、勉強したことが右から左へ抜けてしまい、過去問で同じ箇所を間違えたり、昨年の過去問がまったく解けなかったりと、想像以上に知識が抜け落ちていることを自覚し、試験1か月前にして「自信」は「焦り」へと変わりました。
出来ることは勉強時間を増やすことしかなかったので、8月は夏季休暇を取得し、テキストをすべて読み返すなどして、インプットのラストスパートをかけました。
記憶のブラッシュアップが図れた反面、答練や模擬試験といったアウトプットの時間が十分に取れず、それが少なからず本試験にも影響したように思います。
2年目だから大丈夫、と安易に考えていましたが、ここで学習のペース配分の難しさを痛感しました。
8月に入ってからの追い上げもあり、本試験では選択式、択一式ともにボーダーラインには届いたという手応えがありました。
昨年とはまったく違う手応えだったので、仮に不合格になったとしてもこの1年間勉強してきたことは無駄ではなかった、と試験直後はそう思うことができました。
自己採点をしてみると、選択式は問題なくクリア、択一式は労働基準法と労災保険法でケアレスミスをしてしまい、どちらも基準点ぎりぎりの「4点」でした。
冷静に考えれば正答できたであろう問題を4~5問も落としていて、本試験の怖さを思い知らされました。
一方で社会保険科目は実力をフルに発揮することができ、全科目「8点」以上を確保、合計点を「48点」まで引き上げることができました。
合格するためには、社会保険科目を得意にすることが近道だと聞いていましたが、本当にその通りだと実感しています。

総合講義のご感想・ご利用方法

挑戦1年目は不合格で悔しい思いをしたのですが、そこである程度学習の下積みができていたので、2年目は講義を聴いていく中で、自分の理解が十分でなかったり、抜け落ちている部分を確認しながら、弱点を補強していくことを意識しました。
時間を有効に使うため、講義を1周目は1.5倍速、2周目は2倍速で視聴するようにしました。
講義は繰り返し視聴すればするほど、理解力が深まっていくことを実感できました。
竹田先生も仰っていましたが、分からない部分があっても立ち止まらずに、とにかく学習を進めていくことがポイントだと思います。
1周目より2周目、2周目より3周目と、繰り返し視聴することで間違いなく理解が深まり、知識も定着します。

私はどちらかというと1つ1つをしっかり理解してからでないと、次に進めない性格なので、そういう意味では非効率な進め方をしていたという後悔もあります。
合格するまでの約1年10か月間で講義を3周しか視聴できなかったのですが、理解度が7~8割であったとしても、スピーディーに講義・過去問を回していくことを優先し、より早い段階で各科目の全体像をつかむことができていたら、結果的には、より少ない勉強時間で合格できたのではないかと思います。
アガルートのテキストは合格するために十分な情報量が網羅されており、解説・ポイントも非常に分かりやすくまとまっているので、あまり手を加える必要はないと思います。
理解や記憶の定着を促すため、講義を視聴しながら重要だと思う箇所に〇をしたり、メモを補記しておくことを心掛けました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

講義のインプット、過去問学習を重点的に進めていたため、選択式集中特訓講座まで手が回らなかったというのが実情です。
選択式に関しては基本的な部分から出題されることが多く、過去問を解いていく中で、3点を死守するのはそれほど難しくないという実感がありました。
強いていえば、労働一般常識、社会保険一般常識に関しては、どこから出題されるか分からない怖さがありましたが、その時は自分以外の受験生も同じ条件なので腹をくくるしかないと、ある意味割り切っていました。
ただ、実際の2023年本試験においては雇用保険と厚生年金でトリッキーな選択肢が並べられ、相当な注意力・推察力が求められる問題だったと思います。
確実に合格するためには、入念な対策をしておくことの必要性を痛感しました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

講義のインプット、過去問学習を重点的に進めていたため、科目横断整理講座まで手が回らなかったというのが実情です。
科目横断整理についてはあくまで弱点を補強するための講座という理解で問題ない、とのアドバイスが竹田先生の講義の中でもありましたが、私も同じ感想を持っています。
基本的には各科目のテキストに記載してある内容をまとめた教材となっているため、1つ1つのテキストをしっかりと読み込んでいれば、優先順位を下げても問題ないと考えました。
私はどちらかというと必要な情報が凝縮・網羅された1つの教材を確実にマスターしていく勉強法の方が自分に合っていたので、科目横断部分についても各科目のテキストを中心に学習を進めました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

試験当日の約1か月前から各科目の総復習・総まとめを始め、その延長線上で法改正講座を視聴しました。
テキストでは各科目の改正点・ポイントがとても分かりやすくまとまっていたので、多くの時間をかけずに学習することができました。
また、改正の重要度によって★1~★3の評価がついているので、メリハリをつけて学習するのにとても役立ちました。

講義の視聴は2倍速で1周のみ、あとは試験当日の電車の中でもう一度ポイントを一通り確認し、直前で理解・記憶を固めました。
トータルの勉強時間は2時間程度だったと思いますが、各科目の基礎がしっかり理解できていれば、このくらいでも十分だと思います。
改正点は本試験においても高頻度で出題され、実際に2023年でも出題されましたので、そういう意味では非常に効率的な学習ができたと思っています。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

試験直前の約1か月前、各科目のインプットが自分でも納得いくレベルでできたかなと思えたところで、過去問マスター答練にチャレンジしました。
直近3か年の過去問、試験当日まで残りわずかという状況だったので、かなりの緊張感をもって取り組むことができました。
特に昨年は不合格で悔しい思いをしたので、リベンジの思いも強かったのですが、いざ解いてみると正答率は5~6割と、かなり厳しい結果でした。
見慣れない5肢択一の問題や何とも言えない緊張感の中、冷静な思考・判断ができずに、学習してきたことを100%発揮すれば正答できたであろう問題も落としてしまうという経験をここで味わうことができました。
過去問テキストはしっかりこなしていたのですが、それだけでは十分でなく、本番さながらの形式で答練の必要性を痛感できたことは大きな収穫でした。
ただ、試験直前の1か月前ではやはり遅いので、できれば3か月前くらいには着手すべきだったとの反省もあります。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

講義のインプット、過去問学習を重点的に進めていたため、実力確認答練まで手が回らなかったというのが実情です。
本試験の出題形式に慣れ、得点力を磨くという点では、過去問・模擬試験に次ぐ重要度だと思います。
択一式では、過去問を解いていく中で5肢択一から2肢択一まで絞ることができても、その2肢から正答を選ぶことができないという問題が一定数ありました。
そのような問題に出くわしたときに、どのような視点・考え方で解答を導き出すのかは経験則や訓練によるところもあると思っています。
私はその対策・準備が十分にできていなかったために、本試験でも2肢択一から得点に結びつけることができなかった問題が5~6問はあったように思います。
合格するために正確な知識を身に付けることはもちろんですが、設問の中でその知識を100%引き出すため、答練も怠ってはいけないことを痛感しました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

正直、勉強を進めていく中で一番不安に感じていたのがこの白書対策でした。
どのくらいの勉強時間をかけて、どこまで押さえたらいいのか、雲をつかむようなイメージでいました。
暗記勝負の科目だと考えていたので、試験当日の2週間前を目途に着手したいと思っていたのですが、他の科目の学習が予定通りに進まず、結局、講義の視聴を開始したのは試験当日の1週間前、暗記の時間を確保したのは試験前日のぎりぎりのことでした。
勉強を開始する前は絶望的な気持ちでしたが、とてもよくまとまったテキストと平野先生のポイントを捉えた講義のおかげで、最小限の時間で重要なワードや数字を押さえることができました。
白書対策にかけた時間は、暗記も含めてトータル3時間程度で済みました。
本試験では選択式、択一式とも基本的な問題をしっかり得点することができ、とても感謝しています。

模擬試験のご感想・ご利用方法

講義のインプット、過去問学習を重点的に進めていたため、模擬試験まで手が回らなかったというのが実情です。
昨年(2022年)に初めての受験を経験し、そこで会場の雰囲気、試験の流れ、試験時間の配分など、ある程度の感覚をつかむことができました。
特に択一式では時間内にすべての問題を解き切ることが重要、との池田先生のアドバイスもありましたが、そこは私も強く意識するようにしました。
昨年は分からない問題があっても深追いせずテンポ良く解答していくことで10分程度の時間を残すことができましたが(結果41点で不合格)、今年は同じようなスピード感でかつ解答の精度を上げていく必要があったので、できれば直前に模擬試験を活用して試したいと考えていました。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

合格する前も、合格した後も、勉強は続きますので、難しいかもしれませんが、心のどこかで楽しみながら勉強を続けていくことが大事だと思っています。
勉強を続けていると、今まで分からなかったことがある日突然分かるようになったり、ぼんやりだけどゴールが見えてきたり、理想としている自分に少しだけ近づくことができたり、必ず成長を実感できる瞬間や場面があると思います。
私はそこに喜び、やりがいを見出していくことで、モチベーションを維持していくことができました。
合格までの道は人それぞれだと思うので、皆と同じ道を歩む必要はないと思います。
自分自身とよく向き合い、自分自身に合った方法で、ぜひ楽しみながら合格への道を完走していただきたいと思います。

講師へのメッセージ等

竹田先生の講義は頭の中にスッと入ってきて大変分かりやすかったです。
考え方も共感できる部分が多く、自分に合っていたのかなと思います。
動画を視聴するだけで直接お話したことはありませんが、勉強を始めてから約1年と10か月、ずっと伴走していただいた感覚があります。

不便さを感じたことは一切なく、動画の中からも講師・スタッフの皆さまの思いが伝わってきて励まされ、本当に心強かったです。
アガルートを選んで良かったです。ありがとうございました。