合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

「資格を取りたい」というよりは「社会保険分野について基礎から学びたい」と思ったのがきっかけです。
もともと経理財務の仕事に従事していたのですが、ある日突然、労務の仕事を私一人で担当しなくてはならない状況におちいりました。
インターネットで調べたり、送られてくる冊子を必死で確認したりしながら書類を作成していましたが、とにかく分からないことだらけで右往左往する日々。
「もういっそのこと基礎から勉強しよう…」と思い立ち、アガルートの講座を受講することにしました。
講義を受けているうちにすっかり各種法律に魅了されてしまい、せっかく学習するなら合格を目標にがんばってみよう、と思い資格取得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

日々家事育児に追われているため、もともと通信制以外の選択肢はなかったのですが、その中でも法律関係に強そうだと思ったこと、テキストが分かりやすく自分と相性が良さそうだと感じたことからアガルートの講座を受講しました。
また、受講料が良心的で、さらに分割手数料0円キャンペーンがあったことも、パートで働く主婦にとってはかなり魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

学習時間の確保

まずは、これに尽きるかと思います。
社労士合格に必要な学習時間は800~1000時間程度と言われていますが、私の場合、試験まですでに1年を切っていたので、平日でも2時間以上は学習時間が必要でした。
ただ、最初から平日2時間・休日5時間ガッツリ机に向かう、という生活は、自分の性格上早々にドロップアウトしてしまいそうだったので、生活スタイルを受験モードにスムーズに移行させるため、まずは「ホームルームの動画だけ見る」「過去問を1ページだけ解く」等、5分でもいいから毎日社労士の勉強に触れることを目標としました。

ペースをつかむまでは、日々の学習時間を手帳に記録してモチベーションを保てるようにしました(結果的に記録をつけていたのは2か月くらいです)。
自分のペースがつかめてきたら、試験日から逆算してそれぞれの科目に割ける時間を計算し大枠のスケジュールを立てて進めていきました。

アウトプットを意識

もちろん丁寧なインプットは大切にしましたが、それ以上にアウトプットを意識して学習を進めました。
初学の場合、テキストの隅々までしっかり理解した後でないと問題に取り組むのを躊躇してしまいがちですが、そこは勇気をもって「まちがって当たり前。分からなくて当たり前」ととにかく過去問を解いていきました。

教材はアガルート1本

模試や法改正講座については、複数の予備校の講座を受けた方がよい、というような話も目にしましたが、とにかく時間が足りない状態だったため、教材はアガルートから送られてくるもののみを繰り返し学習しました。
教材以外では、厚労省HPの資料などを時間がある時に確認していました。
その他、アガルートのYouTube(ショート動画や目的条文聞き流し)はかなり活用していました。
マイページでは学習進捗率がパーセンテージで分かるようになっていたので、スケジュール管理やモチベーション維持に役立てました。

基礎講義のご感想・ご利用方法

以前、金融関係の仕事に就いていた時にファイナンシャルプランナーの勉強をしていたこと、労務関連の業務と日々格闘しているため、社会保険の全体像は(雰囲気程度ですが)つかめていたこと、また、そもそも試験日まで時間がないことを考慮して基礎講座はほぼ視聴していません(ホームルームで池田先生が「いきなり総合講座から学習しても問題ない」とおっしゃっていたので、思い切ってとばしました)。
最初のガイダンス部分(社労士試験の概要や特徴・各科目の対策などの部分)のみ視聴し、試験の傾向を確認しました。
学習のスタートが早く余裕がある場合や、社会保険関係の実務経験が特にない場合は、まず基礎講義を受けて全体像を把握してから総合講義で科目ごとに細かく学習していく、という方が理解しやすいのではないかと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストは、フルカラーで図表やポイントのまとめなどもあるので、とても見やすくかつ分かりやすかったです。
また、過去の出題実績が分かるので学習の優先順位をつけるのにとても便利でした。

総合講義のテキストと過去問は2周しました(本当は3周させることが目標でしたがそこまでの時間は取れませんでした)。
1周目は①テキストを見ながら講義を倍速で視聴②区切りの良いところまで視聴したら、テキストを最初から再度確認③その部分の過去問を解いて理解が浅いところをチェック④再度テキストに戻り理解が違っていた部分を確認⑤それでも「?」な部分は付箋をつけて先へ進む(学習が進んだ後にまた戻って確認)というサイクルを繰り返しました。
学習時間の確保が課題だったので「講義の視聴は一度だけ。もう戻らない」という気持ちで集中して講義を受けました。
ボリュームのある科目は1周終えるのに4週間くらいはかかりました。
頭の中の整理を兼ねてテキストにインデックスをつけ、「給付制限」「罰則」等項目ごとにすぐ確認できるようにしていました。
2周目は①過去問を解く②間違った部分をテキストで確認(できれば関連部分も一緒に確認)③再度過去問を解くというサイクルを繰り返しました。
全科目を1周させた後だったので理解が深まる部分や、1周目では分からなかった部分が解決することが多かったです。
テキストだけでは覚えにくい部分は、自分なりにまとめたものを手元に置いて、こまめに確認するようにしていました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

総合講義の時から科目横断を意識して学習しているつもりでしたが、全科目終わってみると情報量の多さに頭の中はだいぶ混乱していました。
科目横断整理講座のテキストは薄目の冊子でしたが、「この部分、まとまっていたら覚えやすいのになぁ…」という部分がかなり集約されていたので大変助かりました。

類似事項については、科目横断整理講座のテキストと総合講義のテキストを交互に確認しながら知識をもう一度整理していきました。
また、目的条文についても分かりやすくカテゴライズされており、YouTubeの目的条文聞き流しと合わせて何度も見返して理解を深めました。
科目横断整理講座のテキストには記載されていないものでも、自分の中で横断整理しておきたい項目についてはテキストにどんどん追記していき、試験当日に最後の復習用として持参しました(直前に確認した時効消滅期間の部分が本試験で出題され、1点を確保することができました!)。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

まさに、独学ではカバーできない部分かと思います。
法改正については、あれもこれもと気になりだすと収集がつかなくなってしまうので、このテキストに記載されているもののみ学習しました。

総合講義のテキストが、随時法改正に対応して改訂されていたので、新しく覚え直す部分というのはあまりありませんでした。
そもそも初学者は改正前の知識はほとんどないので、テキストに載っている情報や講義動画で先生が「この部分は改正が入ります」とおっしゃっていた部分を素直に覚えられました(初学者の数少ないメリットでしょうか…)。
また、法改正の重要度が★の数で表示されているので、★3つの部分を重点的に学習しました。
テキストは薄目の冊子なので、外出の際はカバンにしのばせておき、電車の待ち時間などで★2★1部分をさらっと読んでいました。
★3の数字の改正部分については、本試験で狙われる可能性が高いので、科目横断整理講座のテキストとともに試験当日持参し、試験会場までの移動時間に目を通していました。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

法改正と同様、白書関係についても独学ではカバーが難しい部分かと思います。
白書対策講座については、白書や統計部分は講義動画を倍速で軽く視聴し、テキストは新聞を読むような気分で、他の科目学習の合間に息抜きがてら何度か目を通しました。

数値を全部覚えることは不可能なので、自分の中でインパクトのある部分や、一般常識として知っておいてもよさそうな部分についてのみ記憶に残るようにしました。
テキスト後半部分の資料編については、思い切って省いても良かったのかもしれませんが、個人的に興味がある内容だったので一通り学習の時間をとりました(中でも人事労務管理の章がとても楽しかったです)。
過去問については、選択式のみ一通り解きました。
択一は過去の数値が頭に残るのが嫌だったので、ざっと問題の傾向を捉える程度におさめて、あえて取り組みませんでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

本試験の感覚や時間配分をつかむのに、とても助かりました。
近くの公民館の1室を借りて、自宅模試を受ける受験期の息子とともに、模擬試験に取り組んだのはいい思い出です。
模擬試験に取り組む日を本試験の約1か月前の7月中旬に設定し、その時点での自分の知識量を確認しました。
模擬試験を受けた段階では、半分くらいの科目しか2周できていなかったので、ひとまず結果は気にせずに、自分が弱い部分のあぶり出しを行いました。
理解がまだまだ浅い部分も多く焦る気持ちもありましたが、間違った部分の解説を見ながら「なぜその肢を選択したのか」「なぜ正解が選べなかったのか」ひとつひとつ丁寧に確認する作業をしました。
模擬試験は本試験の予想問題も兼ねていると思いますので、法改正や白書部分、社一・労一部分については特に気を付けて復習を行いました。
模擬試験を通して、自分が取り組みやすい科目とそうでない科目が分かったので、試験当日の作戦(どの科目から解いていくか、どの科目に何分間かけるか等)を立てるのにも大変役立ちました。

定期カウンセリングオプションの受講有無

なし

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士の学習は、自分の記憶力と闘わなければならない部分も多々ありますが、社会人としてのそれまでの経験がとても役に立つ資格試験だと感じています。
忙しい日々の中で、思うように学習時間が確保できない方々が大半かと思いますが、何とか試験当日までモチベーションを維持し、最後まで悪あがきをしてほしいです。
また、私もやり残したことがたくさんある状態で試験に臨みましたが、「試験当日はそれまでにがんばって勉強したことを置いてくるだけです」という竹田先生のメッセージを聞き、独特の雰囲気にのまれることなく、その時点でのベストを尽くすことができたと思います。
ぜひみなさんも自分を信じて、試験終了の合図の瞬間まであきらめず、合格を勝ち取ってください。

講師へのメッセージ等

テキストの内容を、分かりやすく具体例を挙げながら解説してくださり、法律初心者の私でも抵抗なくスッと理解することができました。
条文は字面だけではイメージがしづらいものも多く、先生方の講義動画がなければ途中で挫折していたと思います。

また、講義の合間に話してくださる竹田先生の実体験やこぼれ話が息抜きにもなり、とても楽しく拝聴しておりました。
児童手当のくだりは、まさに我が家も同じ経験をしており「そうそう!そうなんだよね!うちも区役所に問い合わせてねばったけどだめだった~!悔しかった~!」とパソコンに向かって思わず話しかけてしまいました…。
最後まで学習を続けることができたのは、アガルートの先生方のおかげです。
本当にありがとうございました。

自由記載欄

正直なところ、合格しているとは微塵も思っていなかったため、(そもそも合格点もいまいち把握しておらず、試験終了後に択一式にも選択式と同様足切りがあることを知ったぐらいです…)試験終了後の自己採点もせず合格発表も確認せず、年が明けてからもう1回仕切り直して社労士の試験にチャレンジしよう、ぐらいに考えておりました。
先日封書が届いて初めて合格していることが分かり、合格していることに動揺している状態です…。
そんな私が合格体験記を書くなんておこがましいし、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、全額返金キャンペーンもアガルートに受講を決めた1つのポイントだったので(笑)僭越ながら送らせていただきます。
また、この体験記を通して、アガルートの先生方に少しでも感謝の気持ちを伝えられたら、とてもうれしく思っています。

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