合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

一言で言うと、今後のキャリアについて考えたことがきっかけです。

 元々私は美容専門学校を出てから、美容室の受付業務を8年やっておりました。20代後半になり、年齢や今後のキャリアのことを考えだし、夫と相談してまずは、簿記の試験を受けることにしました。そして、3級、2級と同じ年に続けて合格し、勉強の習慣化ができたことで、その次に、士業の中で受験資格のない行政書士を目指すこととしました。

 その行政書士試験の勉強をしている頃に、ちょうど元々働いていた美容室の系列の今の仕事であるアイサロンの事務の仕事をやってみないか?と声をかけていただき、その業務を通じて給与計算や社会保険業務を知り、初めて社労士という仕事があることを知りました。この段階ではまだ明確に社労士になりたいという思いまでは至りませんでしたが、当時の私の仕事は会計入力が主な業務で、社労関係は、社労士事務所さんにお願いしていたので、従業員から何か聞かれた際には、単純に社労士さんに連絡してその回答を従業員に伝えるという流れでした。

 しかし、勉強習慣がつき始めていたせいか、段々と「誰かに何かを伝えるのであれば、自分がその内容をきちんと理解したい。」という気持ちと「それって…こうじゃないのはなぜなのか?」と社労士さんに聞いていくうちに、自然と社労士の業務に興味を持ちました。

 また、ちょうどその頃に自分自身の妊娠・出産も重なり今まであまり意識していなかった育児休業関係の制度について調べて、「知らないことだらけだ…」と実感したことと、現在勤めている会社がアイサロンということもあり、女性従業員が非常に多く、私と同じように今後に不安を感じる方が出てきた際にも、安心して働けるように、自分が色々なことをサポートや案内したいと思い、行政書士試験に合格後すぐに、社労士を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

令和2年度行政書士試験合格の際に、アガルートを受講していたからです。

 その際、行政書士試験講座の大人気講師である豊村先生の授業を受けて非常に面白かったのと、何よりアガルートのテキストが大変読みやすく、でもしっかりと内容量があったことで、講師は当然異なるが、テキストの作り方や理念などは社労士講座であっても変わらないと思い、そのままアガルートを選びました。というよりも行政書士試験講座を受講している段階で社労士講座は絶対アガルート!と心に決めていました。

合格体験記・学習上の工夫

<日々の勉強のリズム(スタイル)>

 これは行政書士試験の際から続けていますが、完全な朝方です。夫とともに毎朝3時に起床し、夜はいっさい勉強はしません。今回社労士試験を受けるに当たっても、夜に勉強したことは1日たりともありません。

 というのも、簿記の勉強をしている際に夜7時頃に仕事から帰ってきて、ご飯を食べ勉強机についていざ勉強を始めようとしても、仕事疲れで睡魔に襲われ全く集中できず、時には仮眠もしましたが、かなり体力勝負な勉強スタイルだったと思います。夜は携帯も鳴るので、思わず手に取ってしまったり、誘惑も多いので、勉強に対するタイパは悪いと思います。朝だとそういった夜の勉強の妨げがなくなります。

 また意外にも、この勉強スタイルが私たちに合っていました。というのも、子供が当時は1〜3歳だったので、世の親御様共通の問題である寝かしつけが不要になったことです。

朝3時に起きるために遅くとも夜9時には寝るのですが、家族3人で一緒に寝るので「子供が起きてくる」「寝かしつけてから勉強しないといけないのになかなか寝ない…イライラ」という感情もなくなり、素直に3人で寝ればいいので、勉強時間がなくなるといった感情もなく、精神衛生的にも非常に良かった勉強スタイルでした。

 ですので、毎日の勉強時間は、娘が6時20分に起きるまでの朝の3時間強がメインで、25分の通勤電車の中でひたすら暗記と復習。試験数か月前からは休日に夫が娘を連れて遊んでくれている間はずっと勉強というスタイルでした。

<授業のすすめ方の方法や工夫>

①1章ごとに講義→テキスト読み→過去問を1セットとして進めていきました。

講義は受けただけでは身につかないので、講義を受けた直後に、再度自分が書き足したメモ書きも含め、テキストを読み、該当箇所の過去問でアウトプットという流れで進めていきました。

判例学習に力を入れたことです。主に、労基法と労一なのですが、アガルートはテキストに重要判例(他社の模擬試験を受講した際に付属する重要判例などはほぼ全てアガルートのテキストに掲載されていました)を載せてくださっているので、テキストに載っている重要判例は全て、原告側・被告側の主張、争点、判決、キーワードを自分でもまとめました。選択式で必ず判例は出題されますし、一度まとめればその後は、比較的覚えていられるので、一度グッと力を入れて判例学習したのが良かったと感じています。
その甲斐あってか、選択式での判例問題は語群を見る前からキーワードが思いついたので、そのキーワードを語群から探し、自信を持って解答することができました。

総合講義のご感想・ご利用方法

やはり期待していた通り、テキストの良さと、講義です。勝手に夫と「神テキスト」と呼んでいました。

<テキストについて>

 アガルートのテキストはボリュームがあるとよく言われますが、実際の中身はフルカラーで、条文・趣旨・解説という構成になっているので分かりやすく、必要な情報が一箇所(別冊で資料集や判例集など配られずテキストに集約されている)にまとまっています。

 受験までに他社さんのテキストを購入する必要も全くないです。カバー率9割と言われるアガルートのテキストを使用することで、実際他校の模擬試験では全国70位、上位1%に入ることができその後も他校の模試も含め安定して成績優秀者に載ることができたことで、私は安心してこのテキストだけで本試験まで勉強できました。

 分かりやすいテキストなので読みやすいですし、2回3回と読むことで、小さい字で書いてある内容の重要性や、ちょこっと書いてある情報やコラムが、あ!そういうことか!とまばらだった点が、線になる瞬間を実感できるまさに神テキストでした。

<講義について>

 講義動画で各科目や各章に入る前の冒頭部分で、竹田先生がお話になる、テキストに書かれていない口頭のみの内容は講義動画を止め、一言も漏らさず全てメモし何度も読み返しました。この、講義の冒頭でおっしゃる内容は、これから始まる分野が、試験においてどういう立ち位置なのか、どの程度押さえておくべきかなどを説明してくださるので、試験においての学習の強弱や重要性を捉えることができ、再びその分野に戻ってきたときに、そのメモがかなり重要な役割を果たしていることがとても多かったです。

 構成がしっかりしたテキストと、さらにテキストに立体感を与えてくださる竹田先生の講義で、コツコツと飽きることも止まることもなく、日々講義を進めることができました。

選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法

講義自体は聴いておらず、1条対策など、問題をピックアップして何問か解きました。竹田先生も講義で、「直前講座は全て受ける必要はなく、自分に必要なものを」とおっしゃっていたので、選択式に関しては集中して特訓するよりも、不安な箇所の問題だけ活用させていただきました。

問題集を見て驚いたのは、単に1条の対策の問題でも、語群の中から選択するもの、あえて似たような語群にしているもの、語群がなく記入するものなど、正確に解答できるよう、いろいろな角度からの対策を考えてあったので、選択式問題に不安の方はあの問題集を受講することで、これだけやったんだから大丈夫!と不安はかなり少なくなるのではないかと思います。

私自身は、選択式の対策としては、模試や答練に出題されているものを反復して解くことで、対策をしました。

科目横断整理講座のご感想・ご利用方法

2022年受験の際は、直前に詰め込め!といった形で、テキストにまとめられている表で、無理やり暗記をしようとしていました。(知識に余裕がなく…)そのため、うまく活用はできなかったと思います。

2023年受験の際には、それぞれの科目の内容はほぼ押さえられていたので、頭の整理として活用できました。ただ、給付制限の箇所は、科目ごとの文言の違いになかなか慣れることができず、絶対的給付制限なのか相対的給付制限かの判断が苦手で、模試でもよく落としていたのですが、テキストでまとめて記載いただいていたので、比較して覚えることができました。また、覚えている箇所も、図にまとめられていることによって、頭の中で、図として記憶ができ、知識がより固められました。直前期の整理としてとても役立ちました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

テキスト自体のボリュームも少なく、総合講義ですでに学習済みの法改正も掲載されているため、総合講義を受けていれば、仮に法改正講座を受けなくても半分以上はカバーできるというのが正直な意見です。
ただ、総合講義では未掲載の箇所もあるので、講義を受けることによって、法改正箇所の再確認と、新たな箇所の学習ができ、良かったです。

また、重要度が★の数で表されてており、講義でも特に重要とされる改正点の説明をされるので、講義時間としてもさほど長くなく、直前期の時間のない移動時間等で聴ける量だったのは助かりました。試験において、法改正の翌年ではなく、その次の年に出題されるということもあるので、直近数年分の改正箇所を掲載いただいているのも、いい点だと思います。

過去問マスター答練のご感想・ご利用方法

すでにこの段階で過去問テキストを何十回転もしており、こちらの過去問マスター答練は受講しておりません。直前期には過去問テキストで間違った問題を繰り返し解きました。総合講義についている過去問テキストは1問1答の形式でできているので、1肢のマルバツを判断します。実際の問題形式で解くには、この過去問マスター答練を活用するといいと思います。
私は直前期に初見の問題に触れたかったので、優先順位的に活用はできていないのですが、直近の本試験問題を出題の形式で、かつ解説付きで解けるので、ここまでフォローしてくれる予備校はあまりないと思います。過去問テキストと過去問マスター答練をうまく活用すれば、過去問対策はバッチリです。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

応用問題として活用させていただき、全問題解き、間違ったものは再度解き直し、一般常識は3〜4回は解きました。届いたら早い段階で一度解いてみて、その時の自分の実力を確認してみるにはとてもいい問題です。アウトプットには数多くの問題に触れた方がいいと思いますし、分かっていると思っていた分野も解けなかったりと、全8回のオリジナル予想問題を用いた答練が充実しています。
インプット知識の定着と本試験に向け、実践練習ができます。問題を解いた後も、ポイントを絞った解説も素晴らしい特徴です。短時間で答練のポイントや出題趣旨を吸収できます。解いてすぐ、解説講義を見て、知識の確認や整理を効率的に行うことができます。

白書対策講座のご感想・ご利用方法(300文字以上)

テキスト自体は、膨大な白書をコンパクトにまとめられていたことで全体を俯瞰して見ることができました。白書対策のテキストの記載は、各種統計はほとんどが表やグラフですし、箇条書きで簡潔に書いてあるので、できるだけ多くの統計や数字の相場感を捉えるには、かなり分かりやすいです。また、社会保障論は、読み物としても興味深い、面白いものでした。白書と一言にいってもいろいろな白書があるので、アガルートのように重要箇所をまとめてあるテキストは、必ず必要だと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

実戦感覚を養うために、会場受験のある他社の模擬試験を計6回分申し込んでいたため、アガルートの模試については、時間を計らずに問題集として受けました。つまり、科目ごとで捉え、ぶつ切りにし、何回転も解くことで自分のものとしました。

特に苦手で不安だった一般常識科目は重点的に何度も解き直しました。全問オリジナルで制作された模擬試験が非常に効果的でした。模擬試験には初見の問題も含まれており、これを解く際に現場判断力が必要です。本番の試験においても役立つスキルを身につける手助けとなりました。

アガルートの模試は1回分のみ(かつ自宅受験)なので、講師の先生もおすすめされていた通り、私は他社の模試を受けましたが、アガルートのテキストと講義で、上位の点数は取れていました。アガルートのテキストを信じて学習すれば間違いないです。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

昔の私が社労士試験に合格するなんて大学にも行っていない私にとっては、想像することさえできない夢のまた夢でした。ただ勉強を始めることで、夢から目標に変わりました。社労士試験を受験しようと思われる時期は、人それぞれですし、子供がいながら勉強されている方は、勉強を続ける中で、子供との時間や接し方に一番悩まれると思います。
辛い時期もあると思いますが、頑張る母の姿を子供は見てくれています。様々な状況の中での試験勉強ですが、日々の努力がきっといい結果につながることを願っております。

講師へのメッセージ等

アガルートの講師の皆様のおかげで、社労士試験に受かることができました。本当に本当にありがとうございました。総合講義を竹田先生がされているのもあって、池田先生にお目にかかることは少なかったですが、1年目の講義には過去問解説講座を池田先生が担当されており、そこで、語呂合わせビジュアルといって、実際に池田先生が受験生時代にご自身で考えられた語呂をいくつか紹介してくださり、その語呂は今でも覚えていますし忘れられません。

 また、1年目は定期カウンセリングを申し込んでいたので、月に1回お二人のどちらかとお話ができてアドバイスを直接いただけました。その他、フェイスブックでの質問にお答えいただいた講師の皆様やテキスト作成をされた講師の皆様、本当に心から感謝しております。この神テキストは一生の財産です。実務を通じてもずっと使用するであろう私のバイブルになると思います。