合格者の声|総合講義の情報量は膨大だが多角的な視点が合格につながる 鈴木 愛理沙さん
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受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
目次
社労士試験を目指した理由・契機
大学卒業後、社労士の先輩である母の事務所の専従者として、顧客先への資料の受領、ハローワークや労働局等への申請書類の作成提出など傍で勉強しながら実務を覚えていました。いつかは社労士をとって、自分の跡を継いでほしいと言われていたため挑戦しました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
1、2年目は他校の土日通学講座を受けました。演習などでの手ごたえもあり内容は悪くなかったのですが、自宅から遠かったため毎週通うのは中々厳しく、3、4年目は大原のWEB講座を受けました。
1年目から4年目はいつも選択式の1点の足切りにあい不合格だったため、ネットでテキストの情報量は多いけれど、全部やれば必ず受かると評判のアガルートに決めました。
合格体験記・学習上の工夫
週5日基本9時45分から17時15分が勤務で、平日は基本的に夕食後の1、2時間程度の勉強時間しか取れないため、出勤前の時間を勉強に充てるようにしました。その方法は出勤前にスポーツジムへ行き、自転車を漕ぎながら一問一答を毎日40分続けました。
それまでは机に向っての勉強と日々のデスクワークで肩や首が凝り固まり、体調を崩すこともしばしばあったのですが、有酸素運動をしながら勉強したところ、体調も良くなり寝つきも良くなりました。
また、私は書いて覚える派なので、休日は教科ごとにオリジナルノートを作成し、記憶の定着につとめました。また試験勉強期間は長期戦、かつ孤独なため、勉強開始日から試験当日までの半月ごとにA4で1枚の目標カレンダーをエクセルで作成し、毎日の目標・成果(教材ページ数や演習問題数)を記入し達成度合い確認しながら勉強しました。このカレンダーには毎日反省の欄もあるのですが、学校の連絡帳のように、毎日1日の終わりに母に読んでもらい、確認印を受けることで怠けないようにしました。
アガルートの教材はネットの評判通り、情報量が多く、重く、厚く、初受験の人にはもしかしたら抵抗があるのかもしれませんが、私はとにかく見たことのある問題しか本番では解けないと考えるので、理論的でわかりやすくいろんな角度からの視点があるこの教材はすごくあっていたと思います。
総合講義のご感想・ご利用方法
教材が重くて、硬くて、はじめは驚きましたが、いざ開けてみるとわかりやすく、良い意味でカラフル過ぎず簡素化しすぎてなくて良かったです。
私は本を読むのが好きでまずは予習として数日かけて一読し、総合講義テキストの中にある演習や、択一式を解いてみて、間違えたところ、正解していてもつっかえたところに付箋を貼ったうえでオリジナルノートをつくりまとめました。
また、巻末にある条文も間違えたところなどは戻って読むようにしましたが、総合講義の巻末の条文より新しいものが試験範囲にある場合があるので、必要に応じてイーガブで法令検索しました。法の趣旨から習うため、単なる暗記ではなく、法律本来の意味や流れ、歴史的背景などがわかり、記憶に残る勉強方法だと感じました。
また、まとめや随所にある重要ポイントが、間違えやすいところの記憶の整理に役立ちました。各章にある演習問題は、量は少ないながらも、絶妙な難易度で、右側の解答の解説が大変わかりやすいです。努力義務や配慮義務、直接・間接表現についてもその趣旨や法的効力の大小から解説しているので、覚え間違いが少なくなったと思います。
オリジナルノート作成後は、択一式問題集や選択式問題集を解き、誤った場合にその解説を含めてノートに追加で該当箇所に記入し、総合講義テキストの該当箇所をもう一度読んで条文を正しく覚えるように努めました。
法改正対策講座のご感想・ご利用方法
法改正対策講座ははじめの方を一読したところ、短時間に終わらせたいと考え、巻末211ページからの演習を中心に学習しました。
演習後に勉強したのは、目次で重要度の星の数が多いものを中心に、また普段の勉強の中で触れた箇所、特に労災法の血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準の改正や、第二種特別加入者の適用対象範囲の拡大、雇用保険法の高年齢被保険者の特例などを中心に読みました。
また健康保険法の傷病手当金の支給期間の通算や厚生年金の加給年金額の支給停止ルールの改正、労働一般常識や社会保険一般常識は選択式対策としてこのテキストを利用しました。
白書対策講座のご感想・ご利用方法
白書対策講座に関しては、去年受かった知人が厚生労働白書や各種統計についてはまるで読み物を読むように普段から目にするようにした方が良いとアドバイスをくれていたので、この教材に記載してあるポイントだけでなく、厚労省や総務省のHPから原文を読むこともしました。
労働経済の分析のポイントや各種白書の概要はわかりやすく、各種統計は、選択式・択一式の演習問題や過去問と組み合わせることで統計と語句の紐づけし記憶をするようにしました。
ただ白書や統計は過去問を勉強することはほとんど意味がない為、模試で出た問題、法改正とも関わりがあるものを重点的に学習するようにしました。
巻末にある資料は、私がもともと憲法や民法が好きだからか、社会保障論や人事労務管理は読み物としてとても面白く、ここが出たら必ず得点できるなと思いました。
模擬試験のご感想・ご利用方法
選択式の労務管理その他の労働に関する一般常識が全く分からず、これが本試験だったらどうしようと本気で怖かったです。あのような問題にあたった場合、私は社労士試験に関して全く運がなく勘が働かないので、もっと幅広く勉強しなくてはと思いました。
いままでの受験経験同様、選択式しかもやっぱり一般常識。ここが私の穴だと痛感しました。
ただ選択式は、本試験であまりにもみんながわからない問題の場合、足切りの救済措置があるので、勉強していれば解ける問題、自分が見たことのある文章、解いたことのある問題は絶対に落とさないように、模試後の復習は入念にしました。
アガルートの講座は模試の回数が少ないことが気がかりでしたので、他社の講座を受講し、さまざまな問題に触れるようにしました。
選択式集中特訓講座のご感想・ご利用方法
苦手な選択式なので、ものすごく頑張りました。どんな問題だろうと3点取れば受かるので、自分が解いたことのある問題は必ず得点できるように、万が一全くわからない問題がきても、穴埋めの候補を絞り、落ち着いて3点取れるように時間を制限して解くようにしました。
今年の試験も初めての会場で、なぜか午前の選択式試験が始まった直後、自分の腕時計がとまっているのに気づきものすごく緊張しましたが、まずは全部読んで解く、自分なら3点は必ずとれるはずと思い試験に臨みました。
特に何年も落ちている私のような再受験者は、選択式の1点で足切りにあっている人が多いと思うので、選択式講座のボリュームはもっとあっても良いのではないかと思いました。
実力確認答練のご感想・ご利用方法
難易度はかなり易しいと感じました。総合講義をしっかり学習していれば解ける問題ですし、特段変わった出題もない印象です。教科ごとの基礎的で重要なところをバランスよく出題していると思います。ですが、本試験と比べるとあまりに簡単すぎる。
実力確認答練の名前でここまで点が取れれば、今までの学習方法で良かったと自信がつきますし、基本事項をしっかり覚えるのは当たり前で、確かに重要です。しかしながら実力答練はできて当然として、選択式や択一式の過去問を繰り返し解くことや自分の苦手科目の条文を不正解の場合に都度確認すること、自分が覚えやすいようにオリジナルでまとめの表を作るなど、実力確認答練の結果に甘んじることなく、夏の本番当日まで勉強を続けることが重要だと思います。
社労士試験合格を目指す方へのメッセージ
アガルートの教材の良いところは、とにかく細かいところにあると思います。初見の人には内容が難しそうに思えたり、教材が重かったり、夏までに全部出来るか不安に感じる人もいると思いますが、受かると信じてすべてやれば必ず実力が付き、本試験での解答力が付きます。そしてまぐれではない合格がきっと叶います!
私は行政書士ですが、思えば行政書士試験の時も難しい教材にした途端(その時は司法書士の教材をかじってました)に合格しました。私のように情報はあればあるほど安心し、運があまり良くないと自覚のある人は、ぜひアガルートをお勧めします!
講師へのメッセージ等
安衛法テキストのはじめに書かれている「安全規則は先人の血で書かれた文字である」という言葉に感銘を受け、ノートの一番最初のページにこの言葉を書きました。勉強を続ける中で、もう覚えられない、辛い、やめたいと思ったときに何度もこの言葉を読み返し、今年こそ必ず受かると頑張りました。
合格通知書が届いたときには自然と涙が流れ、母は自分のことのように私以上に喜んでくれました。本当に今年受かってよかった、アガルートのおかげです。ありがとうございました。
これからは人の役に立つ社労士になりたいと思います。
自由記載欄(カリキュラム、講座のご感想、講師へのメッセージ等)
個人的にアガルートの教材で一番気に入っているのはコラムです。息抜きと記憶の補強とが両方できました。