合格者の声|できない問題に特化して過去問を短期間で2周回した 松尾 啓吾さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
社労士試験を目指した理由・契機
社労士試験を目指した理由は、会社組織に依存せず、いつでも独立して収入を得られるように、分かりやすい強み、武器を持ちたいと思ったからです。
社労士資格は有資格者でなければ出来ない独占業務があり、資格の中でも仕事に直結すると思い、受験することにしました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
市販の参考書を購入して一読してみて問題集を問いてもみましたが、似た用語や概念が多く、各科目の内容を整理して理解し独学で確実に合格出来るレベルに達するのは相当時間を要し非効率だと感じました。
アガルートは講座の価格が他社に比べ低く抑えられているにもかかわらず、講義時間等から内容が充実しているように見えたので受講を決めました。
合格体験記・学習上の工夫
社労士試験の勉強は、想像していたより大変でした。一つ一つの科目にボリュームがあり、講義を見るだけでもかなり時間を要しました。一つの科目が終わったら前の科目の記憶がない、という感じでこのような状態で合格を狙えるのかと思いましたが、とにかく毎日少しでも講義を見る、ということを最初は心がけました。時間短縮のため、自分が理解できる中で最速のスピードを模索し一周目は1.5倍速で回しました。また、受験直前には動画を見返す余裕はないだろうと予想して、先生の話で重要そうなことはテキストに書き込み、テキストだけ見返せば講義の内容がわかるようにしておきました。
講義を見終わったら、過去問を解きましたが、最初はボロボロでした。解説を見てもいまいちよく分からない時もありましたが、とにかく回すことを重視し、とりあえず自分なりに概要を掴んだら次の問題に進むようにしました。
テキストは順次送られてくるので、その都度上記の1周目を行った後、科目がだいたい揃ってきたところ(だいたい2月くらい)に講義の2周目を視聴しました。この頃には短期合格には全ての科目を短期間に回すことが絶対に必要との確信を持っていたので、2周目の視聴は2倍速から2.5倍速にしました。この速さではついていくのが相当大変ですが、基本的な所は1周目で一応さらっているので2周目は、忘れてしまっていた点や重要だと思われる点、他の科目との関連性や異同などに集中しました。
その後はとにかく過去問を回しました。何とか2周目を回した時、全ての問題を完璧にすることは試験までには到底不可能であると感じたため、間違えた問題に印をつけ、その問題を次は回し、それでも間違えた問題を次は回し、と言った形で一度解けた問題は次は解かないことにより回転速度を上げました。解けた問題をある程度長期間解かないリスクはありましたが、一旦理解したモノも含めて回すには覚えることが多すぎたので、そこは割り切りました。
そのかわり試験直前期には一度テキストを総ざらいし、離れていた論点も思い出す様に工夫しました。
このように間違えた問題に集中する方法を取っても問題が非常に多いので正直、試験の当日まで間違える問題は残りましたが、何とか合格することが出来ました。
基礎講義のご感想・ご利用方法
全くの初学者で何の事前知識もなかったため、基礎講座は全体把握のために利用しました。この頃は心に余裕もあったので、気楽な気持ちで説明を聞いて、テキストを眺める感じでした。
総合講義に比べるとテキストも薄く、威圧感もないので、取り組みやすかったです。
ですが、内容はしっかりしており最初にここで各科目の概要をインプットすることが後の総合講義の理解の程度に非常に影響してきたように思います。
初学者は、最初は何も分からないまま、何か強みを持ちたいという気持ちから社労士を目指す、という人も多いかと思います。基礎講義はなんとなくガイダンス的な位置づけで、いきなり総合講義をやった方が時短になって効率的ではないか、と焦る人もいるかと思いますが、社労士試験は各科目で似たような用語、概念が山程出てきて、それらの知識がまとまりがなくなり、なまじ他の科目を勉強したが故に、前は出来た問題が出来なくなる、ということが普通に発生するので、まず基礎講義で各科目の概念を勉強しておく方が最終的には近道になったように思います。
ただし、最終目標である合格にあたっては総合講義レベルの知識がないと試験には全く歯が立ちませんので、基礎講義の視聴は最初の1回のみでもう一度見るということはありませんでした。
総合講義のご感想・ご利用方法
総合講義は最後の最後までお世話になりました。テキスト自体が非常に丁寧に記載されており情報量が非常に多いですが、これを自分一人で読み解こうとしたら、相当な根気と理解力が必要となり、大半の人には苦行以外の何ものでもない形になってしまうと思います。
私もその一人で、これまでいろいろ一念発起して勉強しようとしてamazonで評価の高い専門書などを購入したことがあるものの、大体最初の数ページ、よくて3分の1くらいまで読んで挫折する人間でしたが、アガルートの講義は非常に分かりやすく、具体的な実務の話なども織り交ぜて説明されるため、講義を聞いていれば、テキストの重要部分はかなり具体的に理解でき、分厚いテキストもいつの間にか終わるので、独学に比べて圧倒的に効率良く大量の知識を身に付けることが出来たと思います。
先生の説明は、初学者の私でも分かるくらい素晴らしく、学習者が疑問に思うと考えられる事項や、間違いやすい、誤解しやすい点などを先回りして細部にわたり説明して頂けるので、講義が終わった直後はかなり理解が進んだ感じがあり、非常に楽しく講義を視聴することができました。ただ、やはり視聴しただけではすぐ忘れてしまうので最終的には過去問に移行していく必要がありますが、少なくとも2回くらいは視聴を回した方が理解が進むように思います。テキストは過去問と並行して最後まで使いました。
過去問解説講座のご感想・ご利用方法
過去問解説講座は、最初は全部見ていましたが、段々受験が近づいてきて気持ちに余裕がなくなり、とにかく過去問をはやく何回も解かねばならない、という考えに至った段階で、全てを見るのではなく、自分が間違えた問題や、解説が細かく記載されている問題について、追加情報を得る目的で視聴しました。
過去問題集は、全体を回したのが2回転ですが、その時点で全体を回しているとあまりに時間がかかりすぎ、最初に戻ってきた頃には記憶が薄れて間違えた問題を、そのまま間違え続ける、と気づいたので、間違えた問題のみ次の回に解くという方法で、とにかく回転数を上げ、2週間くらいで全科目1回転ができるようにしました。正解した問題を回さないため、忘れてしまうのでは、と不安でしたが、不思議と間違えた問題を解くと、当該科目の周辺の論点の記憶も蘇ってくるので、とにかく全科目に触れる期間を短くして回すのが重要だと思います。
科目横断整理講座のご感想・ご利用方法
総合講義も2回視聴し、過去問も高速回転していた頃に科目横断整理講座が届きました。この頃には、各科目の固有の問題にはなんとなく正解できるようになっていましたが、各科目で似たような規定がある項目について混乱して引っかかるということが多発していたので、科目横断学習の必要性を強く感じており、まさに渡に船という感じで、すぐに視聴しました。一応、総合講義で勉強している内容なので、既に知っている部分や、気づいていた間違いやすい部分の説明もありますが、全く知らなかった科目ごとの差異部分の説明があったり、かなり学習に役立ちました。
ただし、間違える所や混乱しやすいところは人それぞれなので科目横断整理だけでスッキリ自分の理解を整理するのは難しいと思いますので、あくまで補助的に使い、自分の誤解しやすい、間違えやすい点は過去問自体に自分がどの科目の知識と混同して間違えたのか記載しておくなどの処理が必要になります。
法改正対策講座のご感想・ご利用方法
法改正対策講座は、直前期に来ますので、総合講義の内容すら満足にできていないのに、と後回しにしたい衝動に駆られますが、結論から言うと早く取り掛かった方が良いと思います。
基本的に法改正についてはかなりの部分総合講義で説明頂いているので、重複する内容が多いのですが、総合講義学習中は他の論点と同じトーンで勉強しているため、サラッと流してしまっていたりするのですが、本試験では法改正対策講座の部分から多く問題が出たような印象を受けました。
しかも改正点については問題自体はそこまで難しくなく、概要を知ってるか知らないかレベルの肢もありましたので、法改正対策講座で見ておいて良かった、と本当に思いました。また、重要度が星で表されているのでメリハリもつけやすくて良かったです。
白書対策講座のご感想・ご利用方法
正直なところ、試験に向けて一番不安だったのがこの白書対策でした。私は、一般常識の過去問集に記載されていた白書問題は解きませんでした。
白書は最新のものでないと数字が違いますし、基本的には傾向は大きく変わらないかもしれませんが、万が一過去の問題を覚えて最新の白書で間違えるリスクを考えると、積極的に覚える気になれず、また、他の科目も間に合ってないのに、役に立つかどうかも分からない過去の白書問題を解くのはコスパが悪いと思ったからです。
ですので、白書対策は白書対策講座一本に特化しテキスト付属の問題を2、3周しました。また、テキストの問題は具体的な数字を聞くというより傾向を聞いてくる問題でしたが、万が一数字を選ぶ問題が出た場合に備え、テキストに数値が書いてあるものについては、問題の解説欄で簡単にチェックできるように数値も追記しておきました。
白書対策は本講座で十分だと思います。
模擬試験のご感想・ご利用方法
模擬試験は自分の実力を測ることができる唯一の機会でしたので、かなり真剣に受けました。
ただ、まとまった時間を取るのは難しかったので、1科目ずつ複数日に分けて解きました。科目ごとの試験時間だけはしっかり守るようにしました。
なお、模擬試験だけは市販の模試書籍を購入してみましたが、結論としてはそちらは途中でやめました。
理由としては、難し過ぎて全然解けないのと、解説を見ても聞いたことのないような論点もあり、実力を測るというより、本試験で変化球がきた時に対応できるようにという穴潰しの要素が強く感じたからです。
アガルートの模擬試験の難易度は、本試験の難易度に非常に近く、王道的な論点もあり、実力を測るのに非常に適したレベルになっており、間違えた部分についても次は解けると思える問題が多く、かなり自信がつきました。
社労士試験合格を目指す方へのメッセージ
社労士試験は世間一般でイメージされているより遥かに大変な試験です。範囲が非常に広い上に、確実に合格するためには、単語レベルの暗記も必要になってきますが、暗記で全てを乗り切れるような生半可な情報量ではないので、メリハリが必要になります。アガルートの講座は情報量には妥協することなく、豊富な知識を分かりやすく吸収することが出来る様になっています。社労士試験は正直、運の要素もあるとは思いますが、それを受け入れた上で、なるべく合格の確実性を上げたいのであればアガルートは間違いなくベストな選択肢だと思います。
講師へのメッセージ等
最初にアガルートを選んだ時、在宅で続けられるか心配でしたが、講義を受けてみて「これはイケル」と思いました。はじめて学習する内容であるにもかかわらず、非常に解説が丁寧で、書籍を自分で読むだけでは分からなかったであろうポイントも躓くことなく理解できたからです。 私が一年でこの資格に合格できたのは間違いなく講師の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。