合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由・契機

私の父は社労士事務所を経営しているため、仕事内容はある程度把握しており、社労士の仕事は自分に向いていると感じていました。父の事務所で働くことで親孝行ができれば嬉しいという思いもあり、同時に、高校中退で終えていた私の学歴を気にせずに将来働ける、自分にとっても良い資格であると考え、受験を決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

社労士の受験資格を得るために前年行政書士試験を受験したのですが、別の予備校を利用していました。ですが、アガルートの行政書士のサンプル講義や評判を聞いて、アガルートを選択しなかったことを後悔していました。社労士試験は絶対に一発合格すると誓っていたので、合格者特典も大きなモチベーションになるアガルートを頼ろうと決めていました。

合格体験記・学習上の工夫

私は受験のために一切仕事をしておらず、学業に専念することができた比較的恵まれた立場であったと思いますので、他の方の参考にできる部分は極めて少ないかもしれません。
私は学歴等による受験資格を満たしておらず、受験資格は前年受験した行政書士試験の合否次第であったため、必然的に社労士試験の学習期間は「行政書士試験の合格発表後」の約半年間に限られていました。勉強を始めるまでは、「半年間毎日勉強をしよう」と意気込んでいましたが、トラブルや精神的に辛い時期が続いてしまい、結局初めてまともにテキストを読み過去問を解き始めたのは7月に入ってからでした。本格的に勉強を始めた頃には試験まで2か月を切っていましたが、2か月間でできることをとにかく全てやるしかない、と腹を括って試験勉強に向かうことができたため、私にとっては半年間毎日数時間の勉強よりも効果的な学習方法だったのかもしれません。

学習方法はシンプルで、講義は全て2倍速で聴き、テキストは初見では分わからなかった点や横断整理が必要になりそうなページに付箋を貼りながら、とにかく前へ前へと進み続けることにしました。2倍速であれば1日で1科目の講義を全て聴くことができるので、おおよそ3日間を「講義1周」「過去問1冊×2周」「テキスト読み込み」に分け、全て終えたら復習は後回しにして、付箋だけ貼って次の科目へ進む、という半ば強引な方法で全科目を20日ほどで最低ラインまで乗せて、残りの1か月で何点上乗せできるかに賭けていました。テキストと過去問を繰り返し続け、精神的に辛くなったら休憩代わりに市販模試を解く。そんな生活を続けていました。勉強期間2か月弱と話すと驚かれますが、勉強時間に直すと半年間毎日4時間勉強しているのとあまり変わらなかったと思います。

基礎講義のご感想・ご利用方法

私はとにかく勉強期間が限られてしまっていたので、基礎講義を最初に視聴する時間的余裕がありませんでした。そのため、学習の順番を無理やりずらして、総合講義から学習を始めました。しかし、基礎ですから蔑ろにしていいわけがないとも考えていたため、私は復習用の教材として基礎講義を利用しようと考えておりました。一度総合講義で学び、過去問も一通り終え、その後に基礎講義を視聴し、もし少しでも分わからない箇所があればそこが自分の弱点であることは明確にできるため、邪道ではありますが有効な活用方法だったと感じています。

しかし同時に、基礎講義を正しく活用することができなかったことを申し訳ないと感じてもいます。私が言うとあまりにも説得力に欠けてしまいますが、やはり基礎講義ですから土台として、一番最初に視聴するべきでした。基礎講義の時点ではあまり意味が分からなかった箇所も、総合講義でもう一度触れた時にハッキリと理解できるように構成されているのだと感じました。私は順番が逆になってしまいましたが、それでも知識の穴埋めに大きな影響があったことは間違いなく、大切な土台の再確認ができたと思います。

同じ問題を続けるのはしんどいですから、総合講義を終えてからもう一度基礎講義を視聴してみるのはいかがでしょうか。

総合講義のご感想・ご利用方法

私は起きてから寝るまでの間、ほぼ常に竹田先生の総合講義を聴きながら勉強期間を過ごしていました。本試験当日も、分からない問題があれば一度頭の中で竹田先生の講義を思い出すようにして問題に取り組んでいたような気がします。
ただテキストを読み上げるだけの講義ではなく、その法律や制度の背景などを挟みながら説明してくれるためイメージとして残りやすく、思い出す際にも「確かこういった時代背景があるから……」と、ストーリーとして思い出すことで記憶に定着させることができたように思います。深く学習する必要がある箇所と、そうではなく短時間で終えるべき箇所を明確に区別した講義は、やはりプロの講師ならではと感心しながら視聴することができました。

条文などの暗記色の強い部分も何度も繰り返して説明をしていただけたおかげで混乱することなく学習を進めることができたと感じております。最初は「本当にこんなところが大切なのだろうか?」などと思っていた目的条文ですが、学習の後半に改めて暗記をし直す必要がなかったのは私にとって大きな自信になりました。目的条文の大切さを何度も話してくれた竹田先生のおかげで、本試験当日は「選択式で目的条文たくさん出てほしいなぁ」と思う余裕すらありました。

法改正対策講座のご感想・ご利用方法

社労士試験の都合上、総合講義のテキスト発行時点と本試験では改正が行われている法律や通達が違うので、法改正をまとめたテキストと法改正専門の講義があるのはやはり予備校に通う大きな利点のひとつであると思いました。
特に私がアガルートの法改正対策講座で感動したのは、本年度の改正点だけではなく、直近数年間の改正点まで網羅的に記載している点と、その重要度がランク分けされていたことです。もちろん重要度が低いから目を通さなくても良いわけではありませんが、時間的余裕のない私のような受験生にとって、どの部分から学習すれば良いかが明確に分けられているのは最高でした。
試験が近づくにつれて焦りが強くなっていく中で、法改正対策は重要度の高いところだけは徹底して勉強することができたので、私にとっては不安な気持ちを乗り越えるお守りのような存在でした。

白書対策講座のご感想・ご利用方法

厚生労働白書というのは存在自体は知っていても、その内容は身近とは言いがたく、あまりにも膨大なため、要点をまとめた予備校の講義は社労士試験の合格に必須だと思いました。
正直、試験直前の私は「もっとたくさん白書や統計の勉強をしたいのに、これまで勉強してきたテキストと比べてこんなに薄いテキストで本当に大丈夫なのだろうか?」と不安な気持ちがとても強かったのですが、いざ本試験を受けてみると、アガルートの白書対策講座の内容は充分要点を押さえてくれていましたし、余分な学習時間を取らずに済んだおかげで他の科目に時間を回すことができたので、試験を終えた今となっては、少なくとも私にとってはベストな1冊だったのだろうと感じています。

模擬試験のご感想・ご利用方法

私は息抜きとして市販の模試を何冊か購入して解いていたのですが、やはり自分の通う予備校の模試に対しては特別な思い入れのようなものがあり、本試験と同じように時間を計って真剣に取り組むことができたことが合否に直結したのではないか、と感じています。
模擬試験の復習のための講義もあり、自分が間違えた問題や正解していても迷いの生じた問題について丁寧に解き方を解説してくれるので、一度の模擬試験から得られる経験値のようなものは単純に問題の内容以上に本試験へ大きな影響があったと思います。
既に何度か解いた過去問だけではなく、模擬試験という新しい問題を試験前に用意してもらえるのは、自分の弱点を克服するために大変役立ちました。時間のない方も、模擬試験は必ず受験するべきだと強く思いました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

私は自分の学歴や職歴にコンプレックスのようなものがあり、将来への不安も年々大きくなっていました。未来のことはまだ分かりませんが、社労士試験に合格することができたという事実は、一生の自信となるんだと確信しています。本当に苦しい思いをした試験でしたが、それ以上のものを手に入れることができる試験だと思っています。

講師へのメッセージ

私が今年の社労士試験に合格することができたのは、先生方のおかげです。独学では間違いなく心が折れてしまっていたと思います。今年の試験は諦めようかと何度も思いましたが、それでも諦めずに勉強を続けることができるように、迷わないように道を示してくださった先生方には、言葉にできないほどの感謝をしています。本当にありがとうございました。

カリキュラム・講座のご感想

学習中に、何度も苦しい思いを一人で抱えながら勉強を続けるのは本当に大変でした。
勉強中はずっと、定期カウンセリングの申込みを行わなかったことを後悔していました。 もしアガルートに申し込む前の自分にアドバイスができるならば、定期カウンセリングの申込みを忘れるな!と言いたいです(笑)。