社労士(社会保険労務士資格)を取得する4つのメリットとデメリットを解説
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「社会人としてステップアップしたい」
「ステップアップには社労士が良いことを聞いたが、社労士の資格を取るメリットが分からない」
このようなことにお悩みなのではないでしょうか?
社労士のことを漠然とは知っていても、そのメリットまで考えなければステップアップに役立つ資格なのか分かりません。
このコラムでは、そんな方のために、社労士の資格を取る4つのメリット&デメリットを説明します。
- 開業を目指せば高収入で、会社に縛られずに仕事できる
- 企業で活動する場合、就職・転職に強くなる
- 労働関係の法律を知ることで、自分を守ることができる
- 自分に付加価値をつけることができる
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社労士の資格を取る4つのメリット
社労士のメリットは4点あります。以下詳しく見ていきましょう。
①独立開業を目指せば高収入で、会社に縛られずに仕事できる
令和5年度賃金構造基本統計調査によると、独立した社労士の年収は約724万円と言われています。
令和5年分民間給与実態統計調査によると、正社員の平均年収が460万円であることから、平均よりも高い年収を得られるでしょう。
今の給与に不満があり、もっと高い年収を得たいと考える方にとって大きな魅力の一つといえます。
また、社労士は専門性が高く独占業務もあるため、独立が可能です。
開業社労士が社労士をめざしたきっかけの中で、最も多い動機が「独立して開業できる資格だから」(66.2%)でした。
社労士は企業などに属せず開業独立をすることも可能なので、自分の裁量や能力を生かして仕事をすることができるということも魅力といえます。
②企業で活動する場合、就職・転職に強くなる
社労士の仕事の一つが、企業に入った者の社会保険の申請書の作成の代行です。
企業では被用者の保険の申請をしなければなりません。
通常総務課などで作成することとなりますが、被用者が多い場合や、労働法は改正が多く複雑なので、調査が大変な場合があります。
この申請書の作成を社労士が代行することにより、外注をしなくて良くなることや、総務課による調査の必要が減り、会社の効率化につながります。
この点から社労士は企業が望む人材といえ、社労士資格を持っていることは就職・転職に有利になります。
③労働関係の法律を知ることで、自分を守ることができる
労働法は改正の多い法律です。そのため、会社が労働関係法令の改正を知らない場合など、労働法規に反する行為を行うこともあります。
そこで、社労士の勉強により労働関係法令の知識を深め、会社の違反行為を主張し、法律に沿った運用を求めるなどを求めることもできます。
これは社労士でなくてもできますが、法律に詳しい者の立場から主張することでより説得的に意見を述べることができるでしょう
④自分に付加価値をつけることができる
令和6年度社労士試験の合格率は6.9%と狭き門であり、難しい試験といえます。
このような試験を勉強することで、難しい試験に挑戦する力を身に着け、また合格することで自信をつけることもできます。
また、社労士は社会的において労働に関する知識を身に着けた者と評価されています。そのため、社労士を目指す・社労士になることは、これらの付加価値をつけることができます。
【企業側】社労士を採用するメリット
社労士資格を取得するメリット以外に、企業が社労士を採用するメリットについてご紹介します。
社労士を採用するメリットは主に4つあります。
- 問題が起きた時に迅速に対応することができる
- コスト削減・助成金制度の活用が可能
- 取引先や社内から信頼を得ることができる
- 労働環境を整えることで従業員のモチベーションアップが期待できる
人事関連の業務で問題が起きた場合、委託先の社労士に対応をお願いすると、どうしても時間がかかってしまいます。
このようなケースでも、社内に社労士がいれば迅速に対応することができます。
また、問題を未然に防ぐことが可能です。
他にも、社労士を中心として労働環境を整備することで、従業員のモチベーションアップも期待できるでしょう。
社労士の資格を取るデメリット
一方、社労士の資格を取るデメリットも解説します。
独立開業する場合、経営に失敗するリスクがある
先ほども書いた通り、令和5年度賃金構造基本統計調査の結果によると、企業規模計が10人~99人の場合、平均年収は約724万円という結果でした。
その一方で、大阪大学『社労士科研報告書第2部』によると、300万円未満の社労士も26.3%存在することが分かります。この中には、開業をしたものの仕事量が思ったほど多くないため、収入が思うように上がらないという方もいます。
独立開業にはサラリーマン時代の年収より下がってしまうリスクもあります。
そのため、開業して収入を上げるという観点からは営業努力を怠らないことが必要となります。
まとめ
以上をまとめると、社労士になるメリットとして
- 開業を目指せば高収入で、会社に縛られずに仕事できる
- 企業で活動する場合、就職・転職に強くなる
- 労働関係の法律を知ることで、自分を守ることができる
- 自分に付加価値をつけることができる
ということが分かりました。
社労士を目指すことには、このように色々なメリットがあるので、是非目指してみてはどうでしょうか?
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