総務担当者が社労士を取得するメリットは、どのようなものあるのでしょうか？

社労士は労務管理のエキスパートであり、総務の方が取得することのメリットはありそうですよね。

もっとも、具体的にはどのようなメリットがあるのかはあまり知られていないのではないでしょうか。

当記事では、総務担当者が社労士を取得するメリットなどについて解説します。

総務担当者が社労士を取得するメリット

まず、総務担当者が社労士の資格を取得することは、様々なメリットがあります。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

社員の相談サポートができる

総務の仕事は、会社と社員をサポートする仕事です。

労働相談など社労士の仕事と関連するような仕事となることも多く、資格を取得すれば社労士の知識を活かして労働相談を行うことができます。

例えば、パワハラやセクハラといった問題の対応や相談は総務に任せている会社が多く、社労士を持った総務担当者は、どのような対処をすれば良いかを明確に判断できます。

また、労働問題で負担の大きな裁判になる前に、社労士として解決することができるため、相談サポートで紛争を未然に防ぐという役割を果たせるようになります。

職場環境を整備することができる

近年、働き方改革などにより労働環境は目まぐるしく変化しています。

法改正も頻繁にあり、会社がどのような職場環境を整備すべきか悩ましいものとなっています。

そこで、社労士資格を持つ総務担当者が労働環境に対して意見や提案といったアドバイスを行うことで、社内の職場環境を整備できます。

会社の様々な事情に通じる総務が社労士の資格を取得することでしっかりとした環境を整えることになるでしょう。

外注費用の削減につながる

社労士の主な仕事は、労働・社会保険の手続の代行、賃金台帳などの帳簿の作成、労務コンサルといったものです。

従来、これらの仕事を社外の社労士に外注していた場合、総務担当者が社労士資格を取得することによって外注の必要がなくなります。

そのため、外注費用の削減につながります。

総務担当者の社労士取得は、会社も歓迎するでしょう。

総務担当者が社労士試験に合格する難しさ

総務担当者が社労士を取得することはおすすめではあるものの、社労士試験に合格することは決して簡単とは言えません。

まず、総務担当として平日は仕事を行っているため、勉強時間の確保が難しいです。

平日は終業後のわずかな時間しか勉強時間がなく、休日も休む時間を削って試験勉強にあてる必要があります。

また、社労士試験の合格率は、例年4～6％程度で推移しています。

大半の受験生が合格できずに涙を呑んでいる試験です。

社労士試験はしっかりと勉強して臨まなければ合格できない試験といえるでしょう。

講座を活用して、効率的に資格を取得

働いている中でも社労士試験に合格するためには、講座を活用して効率的に資格を取得することがおすすめです。

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