社会福祉士国家試験は、長期的な学習が必要とされています。

「合格に必要な勉強時間はどれくらいなんだろう?」
「試験勉強はいつから始めたら良いのだろう?」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、社会福祉士国家試験に必要な勉強時間や、いつからの勉強が適切かについて解説します。

3ヶ月前からでも間に合う、短期間で合格するコツ・学習方法についても紹介しますので、是非参考にしてください。

社会福祉士試験の合格を
目指している方へ

  • 自分に合う教材を見つけたい
  • 無料で試験勉強をはじめてみたい

アガルートの社会福祉士試験講座を
無料体験してみませんか?

約4.5時間分の障害者福祉、人体の構造と機能及び疾病、
心理学理論と心理的支援講義が20日間見放題!

実際に勉強できる!社会福祉士試験対策のフルカラーテキスト

1分で簡単!無料

▶資料請求して特典を受け取る

社会福祉士国家試験の合格に必要な勉強時間は?

社会福祉士国家試験の合格に必要な勉強時間は、約300時間とされています。

毎日勉強する場合、1日1時間なら約10ヶ月、1日2時間なら約5ヶ月ほどかかる計算ですが、スキマ時間や休日を活用することで、短縮も見込めるでしょう。

1日あたりの
勉強時間
毎日勉強する場合週5日勉強する場合
1時間/日1時間×30日=30時間
300時間÷30時間=10ヶ月
1時間×20日=20時間
300時間÷20時間=15ヶ月
2時間/日2時間×30日=60時間
300時間÷60時間=5ヶ月
2時間×20日=40時間
300時間÷40時間=7.5ヶ月

社会福祉士は科目数が多く出題範囲も広いことから、他の福祉系資格と比べて必要な勉強時間が多めとなっています。

確実に合格するために、十分な時間の確保を心がけましょう。

社会福祉士国家試験の勉強はいつから始めれば良い?

社会福祉士国家試験の勉強は、仕事などと両立しながらの長期的な計画であれば、試験日の10ヶ月前くらいから始めると良いでしょう。

勉強時間を300時間とした場合、1日1時間の勉強なら約10ヶ月、1日2時間の勉強なら約5ヶ月の学習期間が想定されます。

社会福祉士国家試験は毎年2月上旬に実施されるので、1日1時間の学習計画を立てる場合は4月頃からの、1日2時間の学習計画を立てる場合は9月頃からの勉強開始がおすすめです。

社会福祉士国家試験は3ヶ月前からの勉強でも間に合う?

とはいえ短期間での合格を目指す方や、短期集中での学習を望まれるという方も多いのではないでしょうか。ここでは、3ヶ月前からの勉強でも間に合うのか、具体的に何をすべきかについて解説します。

3ヶ月前からの勉強で間に合う

社会福祉士国家試験は、3ヶ月を切ってから本格的に学習を始めた場合でも、着実に学習を勧めれば合格を狙うことができるといえるでしょう。

合格のポイントは、自分の生活に合わせたスケジュールの組み立てです。

何をすべきかを明確にして、スケジュールを組み立てる!

短時間で合格を目指すみなさんにとっては、モチベーションを保つためにも、やみくもに学習をするのではなく、まずはどう学習を進めていくのかを考え、スケジュールを作成してから学習を始めることをおすすめします。

社会福祉士の受験資格を得ている方はもともと、科目ごとに得意不得意はあっても、全くの未学習者ではないので、合格は十分狙えます。

社会福祉士試験は科目数も覚える用語も多いため、知識の定着や、応用的な理解が十分できる目安として、少なくとも合計300時間確保しての継続的な学習が理想的ではあります。

試験の5ヶ月ほど前から学習を始める場合、1日2時間程度の勉強が目安になります。

これを3ヶ月で達成するには、毎日2.5時間の勉強にプラスして週に2回6時間勉強する日をつくれば5ヶ月分の学習時間である300時間近くを達成することができます。(週24.5時間×12週)

習熟度はそれぞれだと思いますが、合格に向けて、残り3ヶ月を自身の生活スタイルと合うように学習時間を確保し、試験勉強を進めましょう。

3ヶ月前から勉強を始めて合格する方法

つづいて、具体的な勉強方法について紹介します。

社会福祉士 勉強 スケジュール

過去問題3周!3周目は、間違えた問題だけでよし!

過去問題は、1年分あたり150問あります。

解くだけでなく、解説を読んで、解説だけで分からないところをテキストで学習をしていると時間がかかるものです。

そのため、時間に限りのある方は、過去問題はを効率良く解くために、3周目は「間違えた問題のみ」解くことで効率アップを図りましょう。

過去問題も3周目ともなれば問題文を見ただけで正解が分かるようになってきます。

これは問題を理解している良い傾向で、理解している問題を必要以上に時間をさく必要はありません。

時間を有効活用するためにも、間違ってしまった問題や正解したもののいまいち理解できていない問題に時間を割くようにしましょう。

理解できたかどうかをすぐに確認するため、解いた後に印をつけておくと便利です。

◯=正解して内容も理解している
△=正解したものの、理解不足の可能性
✕=不正解

といったように、自分なりの印をつけておくとスムーズに過去問題を解くことができます。

過去問題で0点科目に絞って、テキスト・参考書を読む!

社会福祉士試験は0点科目を1つでもとってしまうと、その時点で不合格になってしまいます。

そのため、過去問題で「0点をとってしまった」という科目がある場合は優先的に勉強するようにしましょう。

過去問題だけでなかなか理解できない場合はテキスト・参考書の活用をおすすめします。

テキスト・参考書はカラーや図解など視覚的に分かりやすく解説してあり、苦手意識のある科目でも理解しやすいよう工夫されています。

学習中、たとえ0点をとってしまっても焦る必要はありません。

基本に立ち返り、テキスト・参考書を見直すことで少しずつ理解を深めましょう。

どうしても時間がなかったら、テキスト・参考書は過去問で見たことあるとこだけでよし!

「どうしても試験勉強の時間が限られてしまう」という方は、とにかく過去問題に集中して学習を進めましょう。

学習中、テキストを活用する際は「過去問題で出題されたところのみ」活用し、それ以外の範囲は後回しにするという方法です。

たとえ、過去問題にない範囲がテキストで解説されていたとしても、まずは触れずに学習を進めることで効率を高められます。

試験合格の基本は、過去問題の理解です。

過去問題で分からない問題をテキストで理解する、という流れを繰り返しましょう。

とはいえ、毎年何が出題されるかは読めない部分でもあり、テキストで紹介された内容も出題される可能性はあります。

過去問題に出ていない部分は、不要な部分ということでは決してありませんし、次回のテストで狙われる可能性は十分あります。

過去問題で社会福祉士試験の内容はある程度カバーはできるので、すき間時間などに手が付けられていない分野を読むことをおすすめします。

得意科目じゃなく、不得意科目を徹底して潰す!

社会福祉士試験のポイントは得意科目を増やすよりも不得意科目を減らすことを意識することが大切です。

不得意科目を減らすことで0点科目をとるリスクを減らすことができるだけでなく、得点力の底上げにもつながります。

まんべんなく学習を進めることも大切ですが、分かりきった問題を解き続けるよりは不安を感じる科目や問題に学習時間を当てた方が有効的です。

学習スケジュールが進み終盤に差し掛かった際「何を勉強しよう?」と迷ったときは、不得意な科目に挑戦し、自信と得点力を高めましょう。

過去問で出た白書や時事ニュースは目を通す習慣を!

多くの科目で、白書と呼ばれる政府が発表しているデータや、試験に関連する時事ニュースも得点の底上げには有効です。

時事的な問題は毎年出題されているものの、過去問だけでは最近の出来事までカバーすることはできません。

そこで、普段から試験に関する白書や時事ニュースの情報に触れる習慣を身につけるようにしましょう。

白書や時事ニュースは、闇雲に情報を集めると大変な作業になってしまうので過去問で触れている範囲内で構いません。

すでに相談援助業務など福祉分野で就労している方は、職場でそういった情報に触れる機会も多いと思います。

わざわざ勉強する時間がなくても、試験に関する白書や時事ニュースの情報への意識を持つことで目に触れる機会も増えてくるでしょう。

関連コラム:社会福祉士の勉強法!勉強時間や独学についても詳しく解説

社会福祉士試験の合格を
目指している方へ

  • 社会福祉士試験に合格できるか不安
  • 勉強をどう進めて良いかわからない
  • 勉強時間も費用も抑えたい

アガルートの社会福祉士試験講座を
無料体験してみませんか?

令和5年度のアガルート受講生の合格率81.25%!全国平均の1.40倍

追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム

充実のサポート体制だから安心

お祝い金贈呈or全額返金など合格特典付き!

1月22日までの申込で10%OFF!

▶社会福祉士試験講座を見る

※2024年度合格目標


約4.5時間分の障害者福祉、人体の構造と機能及び疾病、
心理学理論と心理的支援講義が20日間見放題!

実際に勉強できる!社会福祉士試験のフルカラーテキスト

1分で簡単!無料!

▶資料請求して特典を受け取る

この記事の監修者 遠藤 愛 講師

遠藤 愛 講師

全くの異業種から介護の世界に飛び込み、訪問介護員として介護業界での勤務をスタート。住居環境・経済状況が様々なケースを担当。

現在は、医療ソーシャルワーカーとして、地域の在宅・施設の福祉職と協働しながら、数多くの高齢者・障害者とその家族への退院支援業務にあたる。

講座を見る