採石業務管理者試験は合格率30％前後の試験です。

合格するには何点取れればいいのか、受験するにあたって合格基準は気になりますよね。

このコラムでは、採石業務管理者試験は何点取れれば突破できるのか、合格基準について解説します。

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採石業務管理者試験には合格基準がある

採石業務管理者試験は、「法令問題」「技術問題」の2科目があり、各10問、合計20問を解く四肢択一式の筆記試験です。

合格基準があり、各科目で70%以上の得点が求められます。

採石業務管理者試験で出題されるそれぞれの問題の具体的な内容は、以下のとおりです。

法令問題	岩石の採取に関する法令事項（環境保全等関係法令事項を含む）
技術問題	岩石の採取に関する技術的な事項（岩石の採掘、発破、破砕選別、汚濁水の処理、脱水ケーキ（脱水処理に伴って生ずる湿状の岩石粉）の処理、廃土及び廃石 のたい積並びに採掘終了時の措置に関する技術的な事項）

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採石業務管理者の合格基準

採石業務管理者試験では、「法令問題」と「技術問題」が、ともに10問ずつ出題されます。

法令問題は、採石業務に関する法律の内容を問うもので、10問全てが必須問題です。

一方、技術問題は実際の業務に関する技術的な内容が出題され、10問中5問が必須問題で、残り5問は、10問ある問題の中から5問を選択して解答する選択問題となっています。

前述の通り、合格のためには、法令問題と技術問題それぞれで70点以上得点しなければなりません。

1問10点なので、各科目7問以上の正解が必要になります。

採石業務管理者試験で出題される科目の問題数と合格基準は、以下のとおりです。

科目名	問題数	配点	合格基準
岩石の採取に関する法令事項（法令問題）	10問	100点	70点以上
岩石の採取に関する技術的事項（技術問題）	10問	100点	70点以上

合格できる例・できない例をまとめると、以下のようになります。

合格できる例

法令問題で10問中7問正解・技術問題で10問中7問正解。

このように、それぞれの問題で70点以上得点できれば合格です。

合格できない例

法令問題で10問中9問正解・技術問題で10問中5問正解。

この場合、法令問題は90点ですが、技術問題は50点になってしまいます。

このように、片方が高得点でも、もう片方が70点以下の得点であれば不合格です。

そのため、法令問題・技術問題ともに出題される内容を把握し、しっかりと学習しておかなくてはなりません。

各科目で出題される内容

法令問題で出題される問題の例

法令問題は、採石にまつわる法律や権利に関する内容が出題されます。

たとえば以下のように、採石法に関する内容が幅広く出題されます。

• 採石法で定められている岩石の種類
• 採石業務管理者の仕事内容
• 採石業者として登録する際の事項
• 岩石の採取に関連する法律の内容

内容が誤っているものを選ぶ問題や、解答として正しい組み合わせのものを選ぶ問題もあります。

技術問題で出題される内容の例

技術問題は、必須問題・選択問題ともに、実際の業務に関する内容が出題されます。

まず必須問題では、以下のような内容が出題されます。

• 採石業務で使用する機械の説明
• 採石技術の説明
• 音の性質など、騒音・振動に関する事項
• 緑化施工の方法

実際に業務にあたる際に知っておかなければならないことが、幅広く出題されるイメージです。

文章を読んで解答する問題に加え、計算が必要になる問題もあります。

選択問題については、以下のような内容が出題されます。

• 石材の性質や用途
• 断層の名称や見分け方
• 採石工事を行う際にするべき処置や用意すべき施設
• 「坑内採掘法」など、採石に関する法律関連
• 採石場の地図上での面積の算出方法

こちらも、文章を読んで解答する問題や計算問題があります。

さらに、図やイラストを見て解答する問題が出題されることもあります。

まとめ

採石業務管理者試験は、法令問題・技術問題どちらも70点以上が合格基準です。

出題傾向を分析した上で、頻出事項を重点的に学ぶことが、採石業務管理者試験合格への第一歩となるでしょう。

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