臨床工学技士の勉強法!独学や必要な勉強時間についても解説
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臨床工学技士の国家試験に合格するためにどうやって勉強したらいいのか悩んでいませんか?
臨床工学技士の国家試験は出題範囲が広く、工学系と医療系の知識が問われます。
この記事で解説している内容はこちらです。
- 国家試験の特徴
- 合格に必要な勉強時間
- おすすめの参考書・問題集
- 勉強の始め方
- 過去問の必要性
国家試験を控えている方は参考にしてください。
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臨床工学技士国家試験の特徴
臨床工学技士国家試験の特徴を紹介します。
特徴は以下の3点に分けて説明します。
- 出題範囲
- 出題形式
- 合格基準・正答率
出題範囲
臨床工学技士の国家試験の出題範囲はこちらです。
- 医学概論
- 医用電子工学
- 医用機械工学
- 生体物性材料工学
- 生体機能代行装置学
- 医用治療機器学
- 生体計測装置学
- 医用機器安全管理学
- 臨床医学総論
上記9種類の科目に分かれており、各科目ごとに小項目が用意されており、膨大な範囲となっています。
出題範囲の勉強を行っていると自分の得意な分野と苦手な分野ができてきます。
国家試験に合格するためには、いかに苦手な分野で得点を稼げるかが重要です。
早めに得意な分野と苦手な分野を把握して勉強する科目の優先順位に活かしましょう。
出題形式
臨床工学技士の国家試験はマークシートで五肢択一式です。
マークシート方式だからといって国家試験を甘く見てはいけません。
出題範囲が広く専門的な内容のため、勉強していないと問題の意味さえもわからないです。
合格するためには消去法や勘に頼らず、勉強して得た知識から選択される自信のある解答が必要です。
合格基準点・正答率
国家試験に合格するためには180問中108問正解しないといけません。
正答率60%以上で合格できます。
マークミスや当日の問題によっては苦手分野が多く出題される可能性があります。
試験当日までに過去問の正答率を65~70%程度まで上げられると安心です。
そのためには何度も過去問を解き、出題範囲の問題傾向を把握したり、苦手分野の勉強時間を増やしたりといった対策を行いましょう。
臨床工学技士国家試験は独学でも合格できるのか?
臨床工学技士の国家試験は独学でも合格できます。
なぜなら国家試験の勉強用の過去問や参考書はネット上で簡単に入手可能だからです。
少なくとも3年間は養成学校で勉強し、手元には教科書が残っているはずなので、最低限の教材はあるはずです。
その状態で1年間国家試験の勉強をしても十分合格可能できますが、わからないところやもっと効率よく勉強したい方は、参考書や過去問解説集の購入を推奨します。
勉強をするときはどうやってモチベーションを保てばいいのか?
しかし、一人ではなかなか勉強を続けるのためのモチベーションが維持できないのであれば、下記の方法を実践してみてください。
- 目標を紙に書いて目の付くところに貼る(数時間・数日で達成可能な簡単なもの)
- 同じ独学で国家試験合格を目指している仲間を作る
- 合格後の褒美を考え達成している姿を想像する
- 1日勉強から離れ自分の好きなことを好きなだけ行う
1年間のモチベーション維持は非常に大変です。
モチベーションが保てなければ全く勉強に身が入らず、効率が悪くなるばかりでなります。
国家試験の令和4年合格率は80.5%と高いです。
独学でも合格はできますので、諦めずに日々勉強に取り組みましょう。
臨床工学技士国家試験の合格に必要な勉強時間の目安は?
臨床工学技士の合格に必要な総勉強時間の目安は400時間程度です。
週20時間(平日2時間、土日5時間)程度の勉強時間が確保できるのであれば、半年前(10月ごろ)から勉強することで合格をすることができます。
臨床工学技士の試験勉強におすすめの参考書・問題集
臨床工学技士の試験勉強におすすめの参考書と問題集を紹介します。
参考書・問題集選びを適当にしていると、理解するのに時間がかかったり、解説場所を探すのに手間取ったりします。
時間効率を上げるために購入した参考書・問題集で時間効率を落とさないようにしましょう。
おすすめの参考書・テキスト 「病気がみえるシリーズ」
おすすめの参考書・テキストは「病気がみえるシリーズ」です。
全15シリーズ発売されていますが、臨床工学技士の国家試験に必要なのは次の3冊です。
- 循環器
- 呼吸器
- 腎・泌尿器
病気がみえるシリーズの特長と活用方法について説明していきます。
特長
病気がみえるシリーズは、全ページカラーで人体の解剖をイラストやキャラクターを用いてわかりやすく説明しています。
各シリーズに関わる病気ごとに症状・特徴・治療法が紹介されており、国家試験に出題される疾患も網羅されています。
学生のうちは馴染みのない病気について書かれているので、基礎を理解するのに最適な書籍です。
活用法
国家試験では腎臓・心臓・肺の解剖、生理、疾患に関する問題が出題されます。
医学知識を問われるため、勉強しなければ正解できません。
過去問を解いていく中で出題され間違った問題を確認する際に活用しましょう。
出題数は多くありませんが、国家試験の出題範囲に含まれているシリーズを紹介します。
- 消化器
- 糖尿病・代謝・内分泌
- 血液
- 免疫・膠原病・感染症
- 脳・神経
先に紹介した3冊では物足りない方は購入を検討してください。
おすすめの問題集【グリーン・ノート基礎編】
おすすめの問題集はグリーン・ノート基礎編です。
グリーン・ノート基礎編では、専門基礎科目である以下の科目について記載されています。
- 医学概論
- 医用電気電子工学
- 医用機械工学
- 生体物性材料工学
書籍の特徴と活用法について説明していきます。
特長
グリーン・ノートは穴埋め問題形式になっており、国家試験の五肢択一方式とは異なります。
開いたページの左側に解説、右側に穴埋め問題が用意されており、各項目ごとの理解度がわかります。
各章の最後には国家試験で出題された問題が掲載されており、本番形式で理解度の確認が可能です。
活用法
過去問を何度も解き問題と正答をセットで暗記してしまった方や、他の選択問題形式の問題集を解き終わってしまった方はグリーン・ノートがおすすめです。
穴埋め形式は自分で解答を記述しなければならないので、うろ覚えでは正解できません。
自分が本当に理解でき、正しくアウトプットできるか試すには最適の問題集です。
ただし、基礎編・臨床編ともに270ページを超えているため、持ち運ぶのは大変です。
自宅での学習用としての購入をおすすめします。
おすすめの問題集【グリーン・ノート臨床編】
次に紹介するのは、グリーン・ノート臨床編です。
グリーン・ノート臨床編では、以下の科目について勉強できます。
- 生体機能代行装置学
- 医用治療機器学
- 生体計測装置学
- 医用機器安全装置学
- 臨床医学総論
特長、活用法について解説します。
特長
臨床編は医学に関する内容の問題集です。
基礎編と同じく穴埋め式になっており、左側に解説、右側に問題が載っています。
疾患や解剖などの解説は見開きページの半分だけでは網羅できず、やや不十分と感じる方もいるでしょう。
その場合は、他の解説集で不足部分を補いましょう。
活用法
基礎編と同様、過去問や過去問集では満足できない方や、完璧に勉強できたと自負している方が仕上げとして取り組むのに最適です。
注意点として、作成年が2014年のため、約10年前の問題集です。
最新の問題には対応できないので、その点は理解して購入してください。
国家試験では最新の問題を出題したとしても1、2問です。
医学の基礎となる大部分の問題は時間が経っても変わらないため、グリーンノートに取り組む価値は十分あります。
臨床工学技士国家試験の勉強に過去問は必要?
臨床工学技士の国家試験の勉強に過去問は必ず必要です。
過去問を解くと過去に出題された問題を知れるだけでなく、出題傾向や各分野ごとの問題数、自分の苦手分野がわかります。
過去問は最低何年分を何回解けばいい?
過去問は最低5年分を準備し、3回を目安に解きましょう。
過去問が最低5年分の理由としては、問題の出題傾向の把握と、勉強用の問題数を確保するためです。
仮に3年分だけ準備した場合、540問集められますが、出題科目数が大項目で9科目あり小項目を合わせると33科目に分けられます。
膨大な臨床工学技士の国家試験では、範囲ごとの出題傾向を把握するには不十分と言えます。
最低5年分ですが、気合を入れて初回から集めるのはおすすめしません。
臨床工学技士の国家試験は30年以上行われており、初回の国家試験には現在使われていない医療技術に関する問題も出題されています。
出題される可能性のない問題を解くのは意味がないため、あまりに古すぎる過去問を解くのはやめましょう。
一つの過去問は3回解いたら問題と解答の場所を覚えてしまい、理解度の確認ができません。
過去問の問題と解答の選択肢を暗記した物は使用せず、別の年の過去問を解くようにしましょう。
臨床工学技士の過去問はどこで手に入れられる?
臨床工学技士の過去問は公益財団法人医療機器センターで過去5年分掲載されています。
過去問のダウンロードはこちら
午前・午後に分けてPDF形式で印刷可能です。
スマートフォンにダウンロードしておけば電車やバスなどの移動時間に過去問を解くことができます。
ただし、解答は別のPDFファイルでダウンロードしなければならないので、スマートフォンで答え合わせをするのは難しいです。
冊子状で過去問を手に入れたい場合は、先に紹介した臨床工学技士教育施設協議会が作成した臨床工学技士国家試験問題解説集がおすすめです。
1冊あたりの金額も2,000円程度と手頃で、厚さも薄いため、移動中や外出時に持ち運ぶ際苦になりません。
問題の直下に答えと簡単な解説が付いています。
解説はモノクロで絵やグラフが少ない簡易的なものです。理解できなかった問題については自分で教科書や解説集を見返しましょう。
過去問でわからないところや解説が気になった時は?
過去問でわからなかった問題や、もっと詳しい解説が気になった方は自分で教科書や参考書を見直しましょう。
自分で調べて納得できればより頭に記憶しやすく、忘れなくなります。
面倒でも教科書や参考書を開き理解できるまで読み返し、「1度間違えた問題は2度と間違えない」という気持ちで勉強しましょう。
臨床工学技士の勉強法
臨床工学技士の勉強を始めるにあたって、まず何から手をつけるべきなのか説明します。
勉強の始め方でおすすめなのは以下の方法です。
- まずは現在の実力を知るために過去問を解く
- 過去問を1年間分解いて見直しをする
- 勉強終盤はグリーン・ノートを活用
- 仲間を作る
まずは現在の実力を知るために昨年度の過去問を解く
勉強を始める前に自分の現時点での実力を知る必要があります。
自分の実力を知るためには、昨年の国家試験の過去問を解く必要があります。
医療機器センターのwebサイトに掲載されているので、印刷して全問解いて答え合わせをしてみましょう。
180問中何問正解したか数えれば正答率が出せます。
現時点で60%を超えていれば合格圏内ですが、30%や40%であればまだまだ勉強が必要だとわかります。
過去問を1年分ずつ解いて見直しをする
過去問を解くことは国家試験の勉強法として効果が高いです。
しかし、過去問を一気に3年分、5年分解いても意味がありません。
アウトプットばかりでは正答率は上げられないため、参考書や教科書を読むインプットも必要です。
過去問は1年分ずつ解答し、その都度間違った部分がなぜ間違っていたのか見直しを行いましょう。
解いた過去問はそのまま放置せず、必ず見直しを行います。
見直しを行う際は、間違っていた問題の原因を考えながら行いましょう。
原因として考えられるのは次の3つです。
- 勉強不足で問題内容が全く分からない
- 選択肢を2つまで絞り込めたけど正答がどっちかわからなかった
- 問題をよく読んでおらず勘違いしていた
勉強不足で問題内容が全く分からない場合は、出題された範囲の内容を参考書や教科書を読み込み理解すれば大丈夫です。
特に解剖や疾患は知っていなければ正解できないので、病気が見えるシリーズなどの参考書を活用し勉強しましょう。
選択肢を2つまで絞り込めた場合も、出題範囲が完璧に自分の中に落とし込めていないので正解したとしても選択肢について見直しを行いましょう。
勉強終盤はグリーン・ノートを活用
過去問を何度も解いていると、問題と解答をセットで覚えてしまい勉強効率が落ちます。
そこで活躍するのがグリーン・ノートです。
グリーン・ノートは穴埋めで記述するタイプの問題なので、国家試験形式よりも難易度は上です。
グリーン・ノートを完璧に答えられれば、知識が定着していると言えます。
しかし、わからない問題やあいまいな部分は再度、教科書・参考書を見直す必要があります。
グリーン・ノートはアウトプットの方法が違うので、勉強終盤の再確認に最適です。
仲間を作る
臨床工学技士の国家試験合格を目指して勉強している仲間を作りましょう。
仲間を作るメリットは複数あり、次のとおりです。
- 国家試験本番までのモチベーション維持ができる
- わからないところを教え合うと自分が本当に理解できているか確認できる
- 競争意識が芽生えより高得点を目指すようになる
特にお互いに教え合うことによる理解度の確認が重要で、自分でわかっていると思い込むのを防止できます。
教科書を読み納得していても、他人に説明しようとすると上手く説明できないときは、本当に理解できていないからです。
その場合、理解できたつもりの問題が出たときは答えられません。
思い込みを防止するためには、他人に問題の解説を行うのが一番ですが、一人で勉強していては難しいです。
養成校の同期やTwitter、LINEで国家試験合格を目指している仲間を見つけられます。
勉強する仲間を作るといつでも理解度の確認ができ、相手からの質問に答えると知識の深堀が可能です。
国家試験の勉強を始める際は、仲間を作ると勉強の効率を上げられます。
勉強する科目の優先順位は?
国家試験に出題される科目は9種類あります。
9種類の科目のうち優先するべきは自分の好きな科目です。
自分の好きな科目であれば、勉強するという行為が苦痛ではなくなり、集中して勉強に取り組めます。
その結果、低かった正答率が好きな科目に取り組んだ分上昇し、勉強を続けるやる気アップに一役買ってくれます。
自分の好きな科目の勉強が一通り終わった後に苦手科目に取り組みましょう。
苦手科目に取り組むと正答率の底上げができ、国家試験合格をぐっと引き寄せられます。
よく出題される範囲は?
臨床工学技士の国家試験で出題される頻度の高い範囲は生体機能代行装置学です。
たとえば第35回臨床工学技士国家試験での出題問題数は30問あり、人工呼吸器・人工心肺装置・人工透析に関する問題が出題されています。
人工呼吸器・人工心肺装置・人工透析は臨床工学技士の3大業務ともいわれ、実務でもかかわりの深い分野です。
全問の6分の1を占めるので生体機能代行装置学はしっかりと勉強しておきましょう。
勉強して身に付けた知識は就職後も役立ちますので、無駄になることはありません。
模試を受ける必要ある?いつ受けたら良い?
毎年行われている全国統一模試を受けることをおすすめします。
理由は、国家試験直前での自分の実力を知れるからです。
さらに、全国の国家試験を受験する方々の平均と比べ、自分はまだまだ勉強しなければならないのか、他の受験者に比べ余裕があるのかわかります。
平均以下だった場合、これまでの勉強時間・勉強方法のままでは到底合格できません。
勉強時間を増やし、どう勉強したらいいのかを考え直すきっかけになります。
全国統一模試は試験日程が決まっているため、受ける時期を選択できませんが、オンライン予備校で行っている模試も存在します。
オンライン予備校の模試を申し込めば自分の好きな時に受けられます。
養成校で全国統一模試を受けられなかった方や、早く模試を受けたい方はオンライン予備校の模試を受けましょう。
9月に実施される第2種ME技術実力検定試験もおすすめ
第2種ME技術実力検定試験は国家試験合格の登竜門として扱われます。
第2種ME技術実力検定試験は出題範囲や解答形式が似ているため、模擬国家試験として受験する学生が多いです。
第2種ME技術実力検定試験の実施日は例年9月に行われており、国家試験本番まで約半年前なので実力を測るには丁度いい時期です。
第2種ME技術実力検定試験に合格できないようでは国家試験に合格できません。
国家試験に挑む前に、第2種ME技術実力検定試験に合格できるかどうか挑戦してみると良いでしょう。
難易度が高く時間をかけたほうがいい科目は?
工学系分野を苦手とする方が多く、模試でも正答率が低く難易度が高くなる科目です。
物理の公式や法則に抵抗感があり、なかなか勉強が進まない方が一定数存在するためでしょう。
苦手分野だからと言って全く勉強しないわけにはいかず、50%程度は答えられるよう勉強する必要があります。
どうしても教科書を見るだけでは理解できない方は、得意な仲間を見つけ教えてもらいましょう。
仲間にかみ砕いて教えてもらうと理解しやすい場合もあります。
インプットとアウトプットどっちが大事?
インプットとアウトプットはアウトプットが大事です。
勉強でのアウトプットは以下の2通りです。
- 問題を解く
- 誰かに問題の解説を行う
インプットばかり行い問題を解けなければ国家試験に合格できませんし、誰かに問題の解説ができなければ完璧に理解したとは言えません。
しかし、教科書や参考書を読まなければわからない問題は永遠にわからないままですので、適度なインプットも必要です。
どちらか一辺倒にならないようバランスを取りながら勉強しましょう。
臨床工学技士の試験対策
臨床工学技士の国家試験対策として有効な方法を紹介します。
- 勘違いのミスを減らすために問題には線を引く
- 秒殺問題を増やす
- 朝型の生活に慣れる
- 第2種ME技術実力検定試験で合格を目指す
順番に説明していきます。
問題文に線を引く、解答後には間違ったものを選ぶ問題の解答を見直す
問題文を読んだら選ぶべきものに線を引きましょう。
国家試験では「間違っているもの」「正しいもの」といったように問題ごとに正答が異なります。
多くは正しいものが正答なので、まれに出題される正答が間違っているものを選ぶ問題でミスが起こりやすいです。
臨床工学技士の試験は問題数が2時間半で90問を解かなくてはいけないので、1問あたり約1.5分で解答をする必要があります。
ある程度急ぎながら問題を解くとどうしてもミスが起こってしまいます。
勘違いでの誤答はもったいないので、問題文に線を引きながら問題を読む、全問解答後に間違ったものを選択する問題の解答を見直すといった対策をしましょう。
この対策は過去問を解くときから癖づけて取り組みましょう。
即答できる問題を増やす
臨床工学技士の国家試験は午前90問、午後90問で試験時間は各150分です。
単純計算すると1問当たり約1.5分で解答する必要があります。
しかし、工学系の問題で計算が必要だったり、自信のない問題で選択肢に悩んだりするので、すべての問題を1.5分で解答できません。
そのため、問題を読んだ瞬間答えられる即答できる問題を増やす必要があります。
「即答できる問題って何?」と思われた方のために、過去に実際に出題された問題を紹介します。
- PCの主記憶装置に用いられるのはどれか?
- 拍動型ポンプなのはどれか?
上記のような知っていれば即答えがわかる問題を増やせれば、計算問題や答えに悩む問題に時間を割けれます。
即答できる問題を増やすためには過去問を繰り返し解く、グリーンノートの穴埋め問題に取り組むことをおすすめします。
朝型の生活に慣れる
国家試験を受験する方は朝型の生活に慣れておく必要があります。
国家試験は午前9時30分から開始するため、当日は朝7時台に起床する可能性があり、朝型の生活に慣れていないと睡眠不足になるからです。
夜早く寝て朝早く起きる生活はすぐに慣れません。
少なくとも1ヵ月前から朝型生活を送り、国家試験前日には朝型人間になっておきましょう。
臨床工学技士の勉強を開始する時期は?試験の何ヶ月前から勉強したらいいの?
臨床工学技士の勉強は1年前もしくは半年前から開始しましょう。
国家試験に合格するために必要な時間は400時間程度です。
それぞれの開始時期に応じて必要な勉強時間はこちらです。
- 1年前:平日1.5時間
- 半年前:平日2時間、土日3時間
国家試験に向けた勉強は長期にわたります。
上記勉強時間を目標として無理せず地道に続けるのが大事です。
絶対に決めた時間勉強すると気負わず、体調不良の時は無理せず休み、たまには友達と遊び気分転換を行いましょう。
臨床工学技士国家試験に向けた学習計画・スケジュールの立て方
国家試験に向けた学習計画の立て方の例を紹介します。半年前から勉強を始めて実際に合格した人を例に紹介します。
月 | 平日2時間、土日3時間の場合 | 勉強した内容 |
9月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 過去問を解き自分の実力を測る 過去問を1年分解き、間違っていた部分の見直しを行う |
10月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 過去問を2年分解き、間違っていた部分の見直しを行う |
11月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 過去問を2年分解き、間違っていた部分の見直しを行う 3ヵ月目には過去5年分解き終わるのを目標にする |
12月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 全国統一模試の結果を受けて、勉強時間を調整する 正答率60%以下の場合、勉強時間を増やす 60%以上の場合は現状維持 |
1月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 全国統一模試で間違っていた部分の見直しを行う グリーン・ノート基礎・臨床編を使用して直前の理解度をチェック |
2月 | 平日2時間×週5日=10時間 土日3時間×週2日=6時間 16時間×4週=64時間 | 苦手分野の勉強を重点的に行い、正答率の底上げを目指す グリーン・ノート基礎・臨床編を使用して直前の理解度をチェック |
上記は一例ですが、半年前から勉強を始めてもしっかりと勉強時間を確保できれば合格できます。
重要なのは12月と1月に行われる全国統一模試です。
全国統一模試までに50~60%程度の正答率を出せるよう勉強しましょう。
全国統一模試で40%台の正答率だと国家試験合格が厳しくなります。
9月から11月までの過去問での勉強で充実したインプット・アウトプットを行いましょう。
毎日何時間勉強したらいい?
毎日の勉強時間は特に決めなくても良いです。
1時間や2時間だけと枠を決めてしまうと、勉強を止める理由を作ってしまいます。
時間の許す限り勉強するのが理想ですが、実現するのは難しいです。
毎日の勉強時間にこだわらず、まずは勉強を開始できるようとりあえず5分だけ、過去問1問だけでも解いてみてください。
不思議と5分だけ、1問だけでは終わらず勉強し続けることができるのでおすすめです。
土日にまとめて勉強するのと、平日にコツコツ勉強するのどっちが良い?
勉強は平日にコツコツ勉強するのがおすすめです。
土日にまとめて勉強する場合、月曜日から金曜日の5日間で土日に勉強した内容を忘れてしまいます。
すると、勉強した内容を思い出す過程からスタートするため、効率が落ちます。
土日か平日で悩んでいる方は平日にコツコツ勉強するのがおすすめです。
まとめ
国家試験は年に1度しかなく、合格すれば臨床工学技士として社会で働く資格を得られます。
合格率の高い国家試験だからといって油断は禁物ですが、自分でスケジュールを作って、しっかりと勉強することで十分に合格を目指すことができます。
自力で学習を進めるのが難しい方や、時間がない方、効率よく楽に勉強したい方は以下のアガルート 臨床工学技士合格総合講義がおすすめです。
アガルートの臨床工学技士合格総合講義は「科目・項目ごとのインプット」と「10~20問程度の過去問演習」という流れで構成されています。国家試験に必要となる項目のみを扱い、多くの過去問を解くことで容易に知識を定着させることができます。
さらに、過去問解説集では図表やイラスト、計算過程等も詳しく記載されているので間違えてしまった問題も理解しやすい構成になっています。
そのため、自力でノートをまとめたり、過去問や参考書を行ったり来たりするというような手間もなく、重たい参考書をたくさん持ち歩く必要もありません。
講義に沿って学習を進めれば、短時間で効率よく学習できるので、勉強法がわからない方や時間の無い方、試験まで半年を切っていても点数が思うように取れていない方に最適です。
試験合格を目指して最後まで頑張りましょう!
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- 勉強をどう進めて良いかわからない
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▶資料請求して特典を受け取るこの記事の監修者 長島清香講師
予備校、学習塾等で受験指導経験をもち、現在はアガルートや臨床工学技士養成校(大学・専門学校)で教鞭をとる。
臨床工学技士国家試験の勉強量の多さに困っている学生のために、何が出題されやすいか・されなないのかをしっかりおさえた学習効率の高い講義を行っている。(講師紹介はこちら)
この記事の「校正」マーケティング室コンテンツチーム
アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。
コンテンツチームは主に
①コラム題材の選定
②コラム構成案の作成
③専門家への執筆依頼
④文章の校正・公開
などの作業を担当。
10名程度のメンバーにより、専門家の文章をより分かりやすく適切に皆さんに送り届けています!