「臨床工学技士という仕事に興味をもったけど、どうすればなれるのかな」と悩んでいる方へ。

このコラムでは、

  • 臨床工学技士になるための方法や必要な資格
  • 臨床工学技士に向いている人の特徴

を解説します。

臨床工学技士になる方法を具体的に知りたい方は、ぜひ本コラムを参考にしましょう

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臨床工学技士になるには?

臨床工学技士になるには5つのステップがあります

  1. 学校を選ぶ
  2. 単位を取得する
  3. 国家試験に合格する
  4. 免許申請を提出する
  5. 臨床工学技士として就業する

以下を参考にして、臨床工学技士になる方法の具体的なイメージを持ちましょう

学校を選ぶ

臨床工学技士になるには、臨床工学を学べる学部・学科のある養成所へ入学が必要です。

学校・養成所の種類は以下のとおり。

  • 4年制大学:臨床工学科、医用生体工学科
  • 3年制短大:臨床工学科
  • 3年〜4年制専門学校:臨床工学科、臨床工技士科
  • 専攻科(夜間2年・昼間1〜2年)

臨床工学だけでなく一般的な教養も学びたい方は、4年制大学に進学することをおすすめします。

臨床工学を主体的に学びいち早く現場に出て働きたい方は、3年制短大や3年制専門学校へ入学しましょう。

専攻科とは、看護師や臨床検査技師などの国家資格養成所で、定められた年数や厚生労働省が指定する科目を履修した方が入学できる学科です。

単位を取得する

臨床工学技士の国家試験の受験資格を得るには、厚生労働省が指定する科目の単位を取得する必要があります

受験資格を得るために必要な科目一覧は以下のとおりです。

  • 人文科学・社会科学・自然科学
  • 外国語・保健体育
  • 人体の構造および機能
  • 臨床工学に必要な医学的基礎
  • 臨床工学に必要な理工学的基礎
  • 臨床工学に必要な医療情報技術と システム工学の基礎
  • 医用生体工学
  • 医用機器学および臨床支援技術
  • 生体機能代行技術学
  • 医療安全管理学
  • 関連臨床医学
  • 臨床実習

取得が必要な科目は入学する養成所によって変わり、すべての単位が必要ではありません。

単位を取得できないと、受験資格どころか養成所を卒業できないため、学習を怠らないようにしましょう。

また、近年医療機器の利用範囲の拡大や、臨床工学技士の業務内容拡大を推進する動きもあるため、単位数が増加しています。

臨床工学技士に必要な知識や技術は、医療技術の発展に伴い増加していくでしょう。

単位数の見直しについては「臨床工学技士学校養成所カリキュラム等改善検討会報告書」を参考にしてください。

国家試験に合格する

臨床工学技士になるには、臨床工学技士の養成所を卒業後、国家試験に合格する必要があります

臨床工学技士国家試験 予定スケジュール
試験期日 3月上旬
試験地 北海道、東京都、大阪府、福岡県
合格発表 3月下旬
受験手数料 30,800円

例年の詳しい国家試験情報は、公益財団法人医療機器センターの公式サイトを参考にしましょう。

免許申請を提出する

国家試験合格後は、速やかに厚生労働省へ免許申請が必要

免許の登録が完了する前に業務にあたると行政処分の対象となります。

申請後は登録が完了しているか、登録済証明書を確認しましょう。

臨床工学技士免許申請について
対象者 国家試験に合格した方
提出先 厚生労働省へ必要書類を郵送
提出時期 随時
手数料 収入印紙9,000円分

申請方法の詳細は、厚生労働省の公式サイトを参考にしてください。

臨床工学技士として就業する

免許申請をして登録が完了すると、晴れて臨床工学技士の仲間入りです。

臨床工学技士の主な就職先は以下のとおり。

  • 総合病院や地方病院
  • 透析クリニック
  • 医療機器メーカー
  • 養成所の講師

臨床工学技士の中心的な業務は血液浄化業務です。

最初の就職先は病院や透析クリニックで、血液浄化業務を中心に幅広く経験しましょう。

臨床工学技士の国家試験は受験資格が必要

臨床工学技士国家試験の受験資格を得るには、5つのルートがあります

ルート1大学への入学資格があるもの
    ↓
文部科学大臣・都道府県知事が指定した学校・養成所(1)3年以上必要な知識・技能を取得したもの
ルート2厚生労働省が定める養成所(ア)で2年〜5年修業
    ↓
厚生労働大臣が指定する科目(A)を修了
    ↓
文部科学大臣・都道府県知事が指定した養成所(2)で1年以上必要な知識を取得したもの
ルート3厚生労働省が定める養成所(イ)で1年〜4年修業
    ↓
厚生労働大臣が指定する科目(B)を修了
    ↓
文部科学大臣・都道府県知事が指定した養成所(3)で2年以上必要な知識・技能を取得したもの
ルート4短期大学以外の大学で、厚生労働大臣が指定する科目(C)を修了したもの
ルート5外国の生命維持装置管理装置の保守点検・操作に関する養成所を卒業、または臨床工学技師の免許と同等の免許を取得したもの
    ↓
ルート1〜4と同等の知識・技術を取得していると認定されたもの
参照:公益財団法人 医療機器センター 受験資格

臨床工学技士に向いている人の特徴

臨床工学技士を目指す前に、自分に適性があるかどうかを判断する必要があります

ここからは、臨床工学技士に向いている人の特徴を解説します。

責任感があり冷静な対応ができる

臨床工学技士はどのような時でも冷静に対応し、責任感のある行動ができる人である必要があります

臨床工学技士は緊急時に複雑な機械操作や管理を行わなければならないからです。

機械に興味関心が強い

機械に関して興味関心が強く、医療機器の操作や学習が苦にならない人は向いています

複雑で細かな医療機器の操作や、日々進歩していく医療機器の学習を楽しめる人は臨床工学技士の資質があるといえるでしょう。

人助けが好きである

医療機器の向こうに患者がいることを常に意識して、「患者さんの命を助けてあげたい」という気持ちがある人は、臨床工学技士に向いているでしょう

臨床工学技士は医療機器を通して、患者の命を守る仕事なのです。

コミュニケーション能力が高い

医師や看護師などの他職種と、スムーズに連携が取れるコミュニケーション能力がある人は向いています

臨床工学技士はチーム医療の一員です。

医療分野に興味関心が強い

人体の仕組みや疾患の知識など、医療に関して興味関心があり日々学習を積み重ねることができなければなりません

医療機器を扱うにあたり、さまざまな医療知識が必要なのです。

まとめ

臨床工学技士になる方法の流れを理解すれば、将来の進路がより具体的に出来ます

さらに臨床工学技士を目指す熱量を高めるために、学校のオープンキャンパスに参加して学校の雰囲気を感じたり、現役の臨床工学技士の話を聞いたりしてみましょう

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