日本語教育能力検定試験は様々な資格や検定の試験の中ではマイナーなので、自分から積極的に調べないとなかなか情報が入ってきません。

試験問題については問題集や用語集などが発売されているので情報が得られますが、試験周辺のことまでとなるとどうでしょう。

試験当日ってどんな感じなんだろう、朝から午後までかかる試験大丈夫かな、と不安になってしまう方は多いです。

このコラムでは、試験会場や当日に忘れてはならない持ち物の情報をまとめました。

ここを読んで会場の様子をイメージできるようにして、心配を小さくしましょう。

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2024年度の日本語教育能力検定試験会場一覧

地区会場名所在地
北海道地区北海道大学 札幌キャンパス(薬学部)北海道札幌市北区北12条西6丁目
東北地区東北大学 星陵キャンパス​​宮城県仙台市青葉区星陵町2-1
関東地区実践女子大学 渋谷キャンパス東京都渋谷区東1-1-49
中部地区名古屋大学 東山キャンパス愛知県名古屋市千種区不老町
近畿地区大阪大学 豊中キャンパス大阪府豊中市待兼山町1-6
中国地区岡山大学 津島地区東キャンパス岡山市北区津島中2丁目1番1号
九州地区福岡工業大学福岡県福岡市東区和白東3-30-1

試験日:2024年10月27日(日)

まず、「○○キャンパス」と書かれている会場の場合、そのキャンパス名を間違えずに場所を確認しておきましょう。

それぞれのキャンパスは最寄駅が違うというくらい離れていることが多いので、場所の確認は慎重に行ってください。

キャンパスが分かれていない大学が会場の場合でも、敷地内で迷ってしまうことがあるので要注意です。

いずれにしても、大学のウェブサイトで施設案内図などをスマートフォンにダウンロードしたり紙に印刷したりしておきましょう。

それから、会場への直接の問い合わせはしないでください。主催の日本国際教育支援協会もそのように呼びかけています。

試験当日までの間に一部の地域や会場で試験が中止になるなどの事態が発生した場合、日本語教育能力検定試験のウェブサイトに情報が掲載されることになっているので、スマートフォンですぐ見られるようにしておきましょう。

試験が中止になるというのは、感染症等の影響で国や自治体から実施中止要請などが出るといったケースです。

ちなみに、実施が中止されて試験が受けられなくなった受験者には受験料が返金されるので、その点はご安心ください。

日本語教育能力検定試験に必要な持ち物とは?

資格試験、検定試験には受験票など絶対に必要な持ち物もありますが、その他にも試験に万全の態勢で臨むための個人の持ち物もあります。

ここではその両者を分けて挙げていきます。

日本語教育能力検定試験は朝9:00から始まって夕方4:00までの試験ですので、後者の、つまり1日を乗り切るための持ち物もぜひしっかり準備してください。

当日必ず持っていくもの

令和6年度日本語教育能力検定試験受験案内には必ず持参する物として以下のように書かれています。

  1. 受験票
  2. 筆記用具(黒のHBの鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック消しゴム)
    ※ボールペンでは採点されません。
  3. 昼食(試験会場近くに、飲食店や昼食購入できる店舗が無い場合があります。)
  4. メモリー機能等がない腕時計(携帯電話・スマートフォンの時計、スマートウォッチ、アラームが鳴る時計、懐中時計、置時計は使用できません。)
    ※試験室内には時計が設置されていませんので腕時計を持参してください。
  5. 自己を証明する写真が付いた公的な身分証明書(運転免許証・学生証・社員証・パスポート・マイナンバーカード等)
    ※受験票を忘れた時などに必要となります。また、試験官から提示を求められた場合は、指示に従ってください。

筆記用具は鉛筆(またはシャープペンシル)も消しゴムも、試験中に落としたり休憩中になくしたりするかもしれませんので、複数持って行きましょう。机の上で転がりにくい形状の物を用意してください。

昼食は家から持参するか自宅近所のコンビニエンスストアなどで購入して行きましょう。試験会場近くで購入できるかどうか行ってみないとわからないからです。

当日持っていくと便利なもの

  1. 上から羽織れるカーディガン、ひざ掛け
    ※試験中に換気が行われたりエアコンが使われたりすることがあります。念のため体を暖かくできる物を持って行きましょう。
    また、時間帯や場所によっては室内が暑くなる可能性もあるので、上着は脱ぎ着しやすい物にしておきましょう。
  2. 使い慣れたテキストや(自作)ノート
    厳選して数冊にするかたくさん持って行くか考えておきましょう。
    何冊も持って行くとあれもこれも目を通したくなってかえって不安になってしまうかもしれませんし、使用した物をできるだけ持参して安心を得たい人もいると思います。
    お守りのような意味合いもありますので、当日のパートナーとして何をどのくらい持って行くか考えておきましょう。
  3. お菓子
    休憩中に甘い物を少し食べると疲れや緊張が取れるので、普段お菓子を食べることが少しでもある人は持って行くと安心です。
  4. 飲み物
    会場内で自動販売機が近くにあるかどうかわからないので、持って行きましょう。
  5. ハンカチ、ティッシュ
  6. 目薬、頭痛薬など普段使用している薬

まとめ

合格するためには何よりも勉強が第一ですが、当日をどのように過ごすか考えて準備することも試験対策の一つです。

特に日本語教育能力検定試験は朝から夕方近くまでかかる長時間の試験なので、不安になる要素をできるだけ取り除く準備が重要です。

少し荷物が多いと感じる人もいるかもしれませんが、これらの準備があるのとないのとでは気持ちの持ち方が変わってきます。ぜひ当日万全な態勢で臨みましょう。

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