「日本語教育能力検定試験に合格したいから通信講座を選びたいけどどこがいい？」
「日本語教育能力検定試験に向けた通信講座の受講にはどれくらいお金がかかる？」
「日本語教育能力検定試験合格向けの通信講座は何をポイントに選ぶべき？」

日本語教育能力検定試験の合格を目指す方には、上記のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか？

本コラムでは、日本語教育能力検定試験対策の通信講座を提供している教育機関を4社比較して紹介します。

通信講座を選ぶポイントやおすすめの講座についても紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

日本語教育能力検定試験通信講座・予備校のおすすめ4選

日本語教育能力検定試験を目指す方々に最適な通信講座を選ぶ際、各講座の提供内容、価格、受講期間、サポート体制、テキストの質、合格実績、割引制度などを比較検討することが重要です。

1. アガルート

教育機関名	アガルート
価格（税込）	54,780円
学習期間（目安）	約60時間（動画時間）
テキストの良い部分	フルカラーのオリジナルテキスト
受講者サポート	質問制度、ホームルームなど
合格実績	不明
割引制度	再受験割引、他校乗換割引、家族割引など
公式サイト	アガルート

アガルートの特徴

アガルートの日本語教育能力検定試験対策講座は、日本語教師を目指す受験者にとってコストパフォーマンスが高く、効率的な学習が可能な講座です。

2025年合格目標講座から日本語教員試験・日本語教育能力検定試験の両方に対応しました。

講座の価格は54,780円と設定されており、約60時間の動画教材を通じて学習を進めることができます。

注目すべきは、講座が提供するフルカラーのオリジナルテキストです。

このテキストは、視覚的にも理解しやすく、情報が整理されているため、学習効率を大幅に向上させられます。

アガルートのメリット・デメリット

アガルートは通信講座のみなので、通学で学習したい方には不向きでしょう。

合格実績については公表されていません。しかし、アガルートの講座は受講者からの評価が高く、多くの受講者が効果を実感しています。

アガルートの講座価格は、他の教育機関と比べても高いコストパフォーマンスを誇るものです。

さらに、割引制度も豊富で、再受験割引、他校乗換割引、家族割引などが用意されており、さまざまなニーズに応じて講座をより手頃な価格で受講することが可能です。

受講者サポートも充実しており、質問制度やホームルームなどのサービスを提供しています。

質問制度では、受講者が学習中に疑問に思った内容について専門の講師に直接質問することができ、迅速かつ具体的なフィードバックを受けることが可能です。

また、ホームルームでは、他の受講生と一緒に学習の進捗や悩みを共有することが可能で、孤独感を感じることなく学習を続けられます。

2. KEC日本語学院

教育機関名	KEC日本語学院
価格（税込）	544,830円
学習期間（目安）	420時間（講座の総学習時間）
テキストの良い部分	検定試験問題を熟知したプロのベテラン講師陣が作成
受講者サポート	リアルタイム双方向オンライン授業、24時間視聴可能な配信動画
合格実績	検定試験の2〜3倍
割引制度	無
公式サイト	KEC日本語学院

KEC日本語学院の特徴

KEC日本語学院は、日本語教育能力検定試験の対策講座として、その質と内容の深さで非常に評価が高いプログラムを提供している教育機関です。

リアルタイム双方向オンライン授業を通じて、通学生と同時刻に自宅から授業に参加することが可能です。

また、授業の配信動画は24時間視聴可能で、受講者のスケジュールに合わせて何度でも復習が行えます。

KEC日本語学院のメリット・デメリット

講座の最大の特徴は、学習の進行を支援するためにコミットメントシステムを導入しており、スタッフがコーチングを通じて学習者の進捗をモニタリングします。

受講者と一緒に学習計画を立て、その進行を共に確認し、学習が停滞した際には個別に対応し、元の学習軌道に戻るようサポートします。

ただし、KEC日本語学院の講座は総学習時間は420時間、そして価格が544,830円と高額です。

学習期間が長いとモチベーションの維持がどうしても難しくなります。また仕事との両立もしにくくなります。

価格面もコースは544,830円からと高額です。教育訓練給付金対象講座はありますが、割引制度はありません。

資格試験のための効率的で短期的な学習を求める方には不向きでしょう。

3. アルク

教育機関名	アルク
価格（税込）	69,800円
学習期間（目安）	不明
テキストの良い部分	一冊が4ユニットの構成で学習プランが立てやすい
受講者サポート	過去届いた質問と回答を確認できる特設ページ、オンライン勉強会実施
合格実績	不明
割引制度	無し
公式サイト	アルク

アルクの特徴

アルクの日本語教育能力検定試験対策講座は、独自の教材構成で受講者に効率的な学習サービスを提供している講座です。

通常の通信講座とは異なり、テキストやDVDなどの教材のみが提供され、受講生はDVDを見て自学自習に励むスタイルの講座ですが、オンライン勉強会も実施されています。

価格は69,800円と設定されており、テキストは一冊が4ユニットの構成で、学習プランを立てやすいようにデザインされています。

アルクのメリット・デメリット

アルクはDVDを見て自学自習に励むスタイルの講座ですが、受講者サポートとして特設ページで過去に届いた質問とその回答を確認できるサービスや、オンラインでの勉強会が含まれています。

ただし、専門講師に質問をすることはできず、疑問に思ったことは自分で解決しなければいけません。

4. インターカルト日本語学校

教育機関名	インターカルト日本語学校
価格（税込）	81,600円
学習期間（目安）	全12回（Zoom配信）
テキストの良い部分	反転学習用に作られた教材、事前に各自で問題を解き授業で疑問点の解決
受講者サポート	質問制度
合格実績	不明
割引制度	無し
公式サイト	インターカルト日本語学校

インターカルト日本語学校の特徴

インターカルト日本語学校は、日本語教育能力検定試験対策コースを提供しており、この講座は全12回のZoom配信形式で行われます。

講座の価格は81,600円で、提供される教材は反転学習を意識して設計されたものです。

特に、インターカルト日本語学校の講座は日本語教育の3領域、5区分の基礎力をしっかりと身につけることを目的としており、多角的なアプローチで問題の本質を理解する力を養います。

インターカルト日本語学校のメリット・デメリット

インターカルト日本語学校の授業は録画されているため、受講生は何度でも復習が可能で、自分のペースで学習を進めることができます。

反転学習により、受講者は自宅で問題を解くことから始め、オンライン授業ではその疑問点を解消し、より深い理解を目指す構成となっています。

ただし、Zoom配信は日時が決まっているため、その日に参加できなければ質問や疑問の解消の場がありません。

また、講座に使用する試験問題集等は自分で用意する必要があります。

仕事や育児などで決まった時間に参加できない、教材を準備してくれる講座がよい方には向きません。

日本語教育能力検定試験通信講座・予備校ランキング

安い順ランキング

日本語教育能力検定試験の通信講座は、多くの教育機関で提供されており、内容の充実度やサポート体制だけでなく、受講料の安さも選定の重要なポイントとなるでしょう。

ここでは、受講料が比較的安い順に、複数の教育機関の通信講座をランキング形式で紹介します。

1位 アガルート

• 受講料：54,780円

アガルートの日本語教育能力検定試験対策講座は、受講料が非常にリーズナブルでありながら、フルカラーのオリジナルテキストや質問制度など、質の高い学習サポートが充実しています。

また、割引制度も用意されており、再受験者や他校からの乗り換え者にも優しい料金設定が特徴です。

2位 アルク

• 受講料：69,800円

アルクの通信講座は、学習者にフレキシブルな学習プランを提供します。

テキストは4ユニット構成で、過去に届いた質問とその回答を確認できる特設ページが用意されており、自学自習を強力にサポートします。

3位 インターカルト日本語学校

• 受講料：81,600円

インターカルト日本語学校の対策コースは、全12回のZoom授業で構成されており、反転学習を取り入れた教材で自習の効果を最大化します。

ベテラン教師による記述指導が特徴で、本番の試験に向けた万全のサポートが魅力です。

4位 KEC日本語学院

• 受講料：465,520円

KEC日本語学院は、講座料金は高めですが、420時間という充実した学習内容とプロのベテラン講師陣による教育が特徴です。

リアルタイムの双方向オンライン授業や24時間視聴可能な配信動画が用意されており、学習効率の向上を図れます。

日本語教育能力検定試験対策講座は、それぞれのニーズや予算に応じて選ぶことができます。

料金だけでなく、提供されるサポートや教材の質も比較することで、最適な講座選びができるでしょう。

日本語教育能力検定試験対策の通信講座4社を比較

日本語教育能力検定試験対策を通信講座で提供している4つの教育機関について講座ごとに比較して紹介します。

教育機関名	講座名	料金 （税込）	質問制度有無
アガルート	2025年合格目標 合格総合講義	54,780円	有 ・期間中に50回まで質問可能 ・質問に対する対応が隔月で行われる「ホームルーム」という形式で動画配信されるため、受験生の悩みや不安を解消しやすい
KEC日本語学院	日本語教員試験対策コース	465,520円	有 ・質問無制限 ・専任の講師が個別対応を行い、疑問点や学習の進捗に応じたサポートを提供
アルク	NAFL 日本語教員試験対策セット	69,800円	無 ・定期的なオンライン勉強会を開催しており、これに参加することで間接的に疑問を解決するチャンスがある
アークアカデミー	日本語教育能力検定試験 対策講座～在宅パック～	66,000円 （入学金免除）	有 ・質問無制限 ・受講生はいつでも専任講師に質問でき、迅速かつ具体的なフィードバックを受けられる
インターカルト日本語学校	日本語教育能力検定試験対策コース	81,600円	無 ・自習に特化したカリキュラムで、独自の学習資料を活用して効率的な学習を目指す。

【目的別】日本語教育能力検定試験対策におすすめの通信講座・予備校

日本語教育能力検定試験対策の通信講座は、受講者のニーズに応じた多様な特徴を持っています。

ここでは、サポートの手厚さ、学習効率、モチベーション向上の観点からおすすめの講座を選定し、それぞれの良いポイントを解説します。

手厚いサポートがほしい方向けの講座

アークアカデミーの日本語教育能力検定試験対策講座は、サポート体制が特に充実しています。

この講座では、オンライン学習に加えてスクーリングのオプションがあり、直接講師から学ぶことができるため、対面学習を求める受講者には最適です。

また、学習フォロー体制も整っており、学習時期別のメールマガジン配信や、専属講師による質問対応が可能です。

学習の進捗や疑問点を随時クリアにしていけるため、効果的に学習を進めることができます。

短時間で効率的に学びたい方向けの講座

アルクのNAFL日本語教員試験対策セットは、短時間で効率的に学べる講座としておすすめします。

このセットは、事前に配布されるテキストとオンライン勉強会を組み合わせることで、学習者が自分のペースでしっかりと学習を進めることが可能です。

各ユニットが独立しているため、特に強化したい領域を集中的に学ぶことができ、限られた時間の中でも高い学習効果を期待できます。

モチベーションを高めたい方向け（キャッシュバック・合格特典のある）の講座

アガルートの日本語教育能力検定試験対策講座は、合格特典が充実している点でモチベーションを高める助けとなります。

合格した受講者には受講料の全額返金に加えてお祝い金が提供されるため、金銭的なリターンも大きいです。

このようなインセンティブは、学習を継続する大きな動機付けになり、最終的な目標達成に向けて効果的に作用するでしょう。