【ネイリストが伝授】赤ポリッシュをきれいに仕上げる塗り方のコツ
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「時間が経つと色ムラが目立つ」「ハケ跡が残る」「輪郭がガタガタになる」
ネイリスト技能検定試験では、赤ポリッシュをきれいに仕上げるのは難しく、苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。
赤ポリッシュのカラーリングは、ネイリスト技能検定試験やジェルネイル技能検定試験の実技項目であり、プロのネイリストにとって必須のスキルともいえます。
今回は、検定でのチェックポイントをふまえながら、赤ポリッシュをきれいに仕上げるコツを解説しましょう。
筆者がネイリスト時代に使っていた、塗りやすいおすすめの赤ポリッシュも併せて紹介します。
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目次
赤ポリッシュはネイリスト技能検定試験3級の実技項目
赤ポリッシュのカラーリングは、ネイリスト技能検定試験3級の実技項目です。
ネイリスト技能検定試験2級では、4分の1の確率で赤ポリッシュが指定色となります。ジェルネイル技能検定試験初級・中級でも片手に赤ポリッシュを塗布しなければなりません。
赤ポリッシュをきれいに塗るのは非常に難しく、ネイリストの多くが苦手とするスキルでもあります。
【赤ポリッシュが難しいとされる理由】
・はみ出すと修正が難しい
・キューティクルラインやサイドラインのガタつきが目立ちやすい
・時間が経つと色ムラが出やすい
・しっかり塗らないとツヤが出ない
赤ポリッシュは、少しでもミスがあると修正しづらいため、慎重かつ短時間で塗布できるように繰り返し練習しなければいけません。
検定ではどこをチェックされる?
- キューティクルラインがガタガタせずに揃っているか
- キューティクルラインとのすき間が空きすぎていないか
- キューティクルの際やサイドなど、皮膚にはみ出していないか
- はみ出した場合はキレイに修正してあるか
- 表面がムラなく塗れているか
- バブルやハケ筋ができていないか
- ネイルプレートが透けていないか
赤ポリッシュをムラなくきれいに仕上げる5つのコツ
ベースコートを均一に塗る
ベースコートがきれいに塗布されていると、赤ポリッシュもきれいに仕上がります。
できるだけ圧をかけず、均一になるよう適量を塗りましょう。ポリッシュのはみ出しには要注意です。
ハケの片面にのみポリッシュをのせる
ボトルのふちでハケを前後に動かしながらしっかりと開き、余分なポリッシュを落とします。
ハケの両面にポリッシュが付いていると塗布する際に流れてしまうため、適量を取りましょう。ハケの片側は、ポリッシュが付いていない状態にしておくのがポイントです。
スキンダウンをしっかりと行う
サイドラインをキワまできれいに塗るには、スキンダウンがとても重要です。
爪と皮膚の境い目がしっかり見えるように、皮膚を下に引っ張るの感覚でおろしてください。
1回目はラインどりに集中する
1回目の塗布では、ムラは気にせずとにかくきれいなラインをつくることに重点をおきましょう。
左側→右側の順に、できるだけ圧をかけないように塗っていきます。
2回目はなぞるようにやさしく塗る
1回目できれいなラインどりができていれば、2回目はそれに沿って塗布するだけ。ムラやバブルをつくらないことにフォーカスしましょう。
1回目よりも少し多めにポリッシュを取り、やさしくなぞるイメージで塗るのがポイントです。
関連コラム:【ネイリストが伝授】赤ポリッシュをきれいにオフするコツ
ネイリスト技能検定におすすめの赤ポリッシュ
塗りやすいポリッシュを選ぶことも、赤ポリッシュのカラーリングをきれいに仕上げるポイントです。
ここからは、筆者が現役のときに使っていたおすすめの赤ポリッシュをご紹介します。
ブランドによってハケの形やポリッシュの粘度などが違うため、使い比べて塗りやすいものを見つけてみてください。
OPI(オーピーアイ) N25
ネイルサロンでの導入率が最も高いとされるOPIは、発色がよく色ムラになりにくいのが特徴です。
他のポリッシュと比べてハケが大きく平らで、しっかりとポリッシュを含ませることができます。爪が大きいモデルにおすすめです。
シャレドワ No.05
シャレドワは、サラサラとしたテクスチャーで塗りやすく、速乾性に優れています。
また、ハケがやわらかいためキューティクルラインにフィットして、キワまで塗りやすいのが魅力です。
ただし、早く乾く分修正がききにくいため素早く仕上げましょう。
ジェシカ J120
ジェシカは、なめらかな塗り心地で初心者でも扱いやすい1本です。
乾く速さも標準で修正しやすいでしょう。ハケは細めで毛足が長く、爪の小さいモデルに向いています。
まとめ
ネイリストが身につけておくべきスキルのひとつが、赤ポリッシュのカラーリングです。
練習を重ねるうちに、コツを掴めるようになります。今回紹介した塗り方のポイントを押さえながら、練習を繰り返し赤ポリッシュへの苦手意識を克服しましょう。
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この記事の著者
ネイリスト・ネイル講師。2児の母。
ネイリストとして約10年間、日本・アメリカ・フィリピンのサロンでグローバルに活躍。
現在はフィリピンにてネイル&アイラッシュサロンを経営するかたわら、美容分野の記事監修およびライティング業にも携わっている。